GTK+ 2(GObject関係含む)に関することの内、C言語に特有のことを扱う。第1回では主に準備段階についてを扱う。 ライブラリのパッケージなどについて 一般的に、(GTK+を含む)ライブラリを用いたプログラムをビルドする際に必要なファイルは、ライブラリを用いた*1プログラムを実行する際に必要なファイル(ランタイムライブラリの本体)に加えてヘッダファイルや(ビルド時における)パッケージ検出システムのpkgconfig(pkg-configコマンド)向けのファイル,リンク時に用いるライブラリファイルといったものが含まれ、開発パッケージと呼ばれることがある。 プログラムをビルドすることがない限りは開発パッケージのファイルは必要がないことから、(Gentoo Linuxのような例外を除く)多くのディストリにおいて、ライブラリはランタイムと開発パッケージに分かれており、開発パッケージはディスト