ウィリアム・ウテルモーレン (William Utermohlen) は1933年、アメリカ・フィラデルフィアでドイツ人の家族に生まれました。18歳の時から6年間、ペンシルベニア州立美術アカデミーで勉強した後、ヨーロッパを訪れ、ロンドンに住み着きます。そこで1962年、美術史学者の女性と結婚しました。 イタリアの画風に影響を受けた彼の絵画は大きく3段階に分けられます。初期(1962年~63年)に神話的なモチーフを取り上げた後、イタリア人の詩人ダンテ・アリギエーリの代表作「神曲」の第三部「地獄篇」に感化された絵画に数年間、集中しました。