4月13日、グローバルな人口増加と中間層の拡大により、タンパク質危機の懸念が増大。巨大食品企業は、動物用飼料、あるいは人間向けの食品への添加物として、収益性が高く持続可能な代替タンパク源を見つけようと、昆虫養殖産業に注目している。写真はミズアブの幼虫。加ブリティッシュコロンビア州で3月撮影(2018年 ロイター/Ben Nelms) [ラングレー(加ブリティッシュコロンビア州) 13日 ロイター] - バンクーバー郊外の倉庫に10段も積み上げられた大きなアルミ容器のなかで、ミズアブの幼虫が何層にも重なってうごめいている。固くなったパンや腐ったマンゴー、熟しすぎたマスクメロン、しおれたズッキーニが幼虫の餌だ。 だが、ここは生ゴミ廃棄場ではない。「昆虫農場」である。 続々と誕生しつつある昆虫養殖企業の1つ、エンテッラ・フィードは、昆虫を加工して、魚や家禽(かきん)のための飼料、さらにはペットフ