ドイツの家電メーカーMiele(ミーレ)の業務用全自動食器洗い機のWebサーバー機能に、ディレクトリトラバーサルの脆弱性が発見された(Register、Seclist.org)。 問題が発見された製品はMiele Professional PG 8528という製品。大型の業務用製品で、ネットワーク接続機能や遠隔操作機能も搭載している。 脆弱性は昨年11月に発見され、Miele側に問い合わせが行われたものの、対応を行うかどうかの反応がなかったため3月23日付けで脆弱性が公開されたようだ。これによってハッシュ化されたパスワードが記録されたファイル(/etc/shadow)を外部から取得できるといった問題があるとのこと。 さすがに食器洗い機には機密情報は記録していないだろうし、外部から不特定多数がアクセスできるような環境にある食器洗い機も少ないとは思われるが、第三者によって食器洗い機が乗っ取られ
Newcastle大学の研究者らが、数秒でVISAカードのセキュリティコードを推測できるという研究結果を公表している(Independent、Slashdot、ExtremeTech)。 論文では現行のオンライン支払いシステムにおける問題点として、まず異なるWebサイトにわたってのエラー検出ができないことを指摘している。多くのWebサイトでは決済に10~20回失敗するとそれ以降の決済ができなくなるが、複数のWebサイトを使って不正な決済を試みることで、事実上無制限に決済を試みることができるという。 また、、サイトによって決済の際に検証する情報が異なる点をについても問題としている。多くのサイトではカード番号と有効期限とセキュリティコードを求められることが多いが、決済の際にこれらの情報のうち一部だけしか使わないサイトもあるという。 研究者らはこれらの問題点を使い、数千のサイトを使ってクレジット
先日、岡崎市立中央図書館のWebサイトに対しクローラで連続アクセスした男が逮捕される、という事件があったが、毎日新聞によると、この岡崎市立中央図書館で今度は個人情報の流出事件が発覚したそうだ。 流出したのは利用者163人分の名前や年齢、電話番号、借りた本のタイトル、貸出日など。 ソフトを開発した三菱電機インフォメーションシステムズ(東京)によると、同図書館が最初のソフト販売先だった。岡崎市の利用者の個人情報を誤って残したまま、ソフトをほかの全国37の公立図書館に販売してしまったという。宮崎県えびの市と福岡県篠栗町の図書館のホームページ(HP)から、岡崎市の個人情報がダウンロードされたことが確認された。 このたび、弊社が開発、販売する図書館システム「MELIL/CS」(メリルシーエス)のプログラムライブラリにおいて、岡崎市立中央図書館利用者様の個人情報を他の37の図書館様に混入させたことが判
今日ではほとんどのウイルス対策ソフトが書庫ファイルに対しウイルスチェックを行う機能を備えているが、多くのウイルス対策ソフトで「LZH書庫ファイルのヘッダー部分に細工を施すことでウイルスチェックを回避できる」という脆弱性が存在するとのこと(LZH書庫のヘッダー処理における脆弱性について)。 Micco氏はこれをJVN(Japan Vulnerability Note、JPCERTおよびIPAが共同運営する脆弱性情報集積サイト)に報告したところ、「不受理」となったそうだ。ZIPや7z形式の書庫にも同様の問題があるものの、そちらは「脆弱性」として受理されているとのこと。Micco氏曰く、 「ベンダー, JVN / IPA 等共に『LZH 書庫なんて知らねぇ~よ』という態度から変わることはない」と判断できましたので, UNLHA32.DLL, UNARJ32.DLL, LHMelt の開発を中止す
京阪神を中心に、コピー・出力サービスチェーンを展開するカンプリグループで、版下を送信する Web アプリに欠陥があり、他の入稿者がフォームに入力した情報すべてと、原稿と一緒に発注書もアップロードした場合は発注書内の個人情報も閲覧可能であったことがわかった (オレンジ工房・カンプリ系列情報漏洩問題まとめ) 。 現在はアップロードフォームを停止しているようだが、アップロードされたデータの削除などは行われていないという情報もある。
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