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能登半島地震から7週間余りがたちますが、被災地では今も壊れた建物は解体されずそのままになっている場所が目立っています。 こうした中、慣れ親しんだ町の復興させようとほぼ休みなく作業を続けている地元の解体業者がいます。 ただ、復旧を進めるために欠かせない解体業も人手不足が深刻です。 「二重被災」の住民 自宅の解体費用に悩む 石川県珠洲市におよそ60年住んでいる村元克寿さん(66)は、1月の地震で自宅が傾くなどして応急危険度判定で赤の「危険」と判断されました。 90歳の母親と避難所で過ごしたり車中泊をしたりしていましたがライフラインの復旧がままならないことから金沢市内に古い民家を購入し、当面、生活の拠点を移すことを決めたということです。 元の自宅は解体したいと考えていますが、公費で解体できるのか費用を工面する必要があるのかもわからないということです。 村元さんは2023年5月の地震でも自宅が被害
今月6日に静岡市の国道のバイパス工事現場で、建設中の高架道路の橋げたが落下し8人が死傷した事故で、24日から解体した橋げたの一部を現場から搬出する作業が始まりました。 今月6日の未明、静岡市清水区尾羽の国道1号線「静清バイパス」の高架道路を建設する工事現場で、道路の土台にあたる長さおよそ63メートル、重さおよそ140トンの橋げたが9メートルほど下に落下し作業員2人が死亡、6人が重軽傷を負いました。 現場では22日から工事を受注した企業が橋げたを8つのブロックに分割して撤去するための作業が進められ、24日は解体したブロックの搬出が始まりました。 午前5時ごろ、1つ目のブロックを載せたトレーラーが現場を出発し、清水港のふ頭にある保管場所に運ばれました。 このあと現場では、午前9時ごろから2つ目のブロックのボルトを外すなどして、本体から離す作業が行われました。 国土交通省静岡国道事務所によります
電子書籍市場で人気を誇る『解体屋ゲン』の原作者・星野茂樹さん ビルや家屋を取り壊す"解体業者"にスポットを当てたマンガが世代を超えて注目を集めている。世にも珍しい解体屋マンガ。その名は、『解体屋(こわしや)ゲン』(原作/星野茂樹 作画/石井さだよし)。電子書籍でじわじわと人気を集め、「狭くてニッチな職業をテーマにしたマンガなのに、読みだしたら止まらない」「タイトルとは裏腹に、エロやユーモアも交えながら、日本の不況や現状と真正面から向き合った神作品」など、ネット上は、熱狂的なファンのコメントで溢れかえっている。 ネットで人気に火が付いたこの名作。しかし、知らない人はまったく知らない。記念すべき100巻目が発売された今、解体屋ゲンの人気の秘密を原作者の星野茂樹氏に直撃。これまで単行本化されなかった"マンガ業界のナゾ"や人気を得ている理由を聞いた。 ■そもそも『解体屋ゲン』ってどんなマンガ?主人
2022年4月12日に解体工事が始まった中銀カプセルタワービル(東京都中央区)。故・黒川紀章(1934~2007年)が設計を手掛けた「メタボリズム(新陳代謝)建築」を代表する作品だ。日経クロステックは施工会社の協力を得て内部に潜入。世界でもユニークな建物の解体現場を紹介する。 大部分を防音パネルが覆う中銀カプセルタワービルの解体現場。時折隣接するヤードからクレーンがアームを伸ばし、丸窓を備えたカプセルをビルの上へと引っ張り上げる。建物は11階建てと13階建ての2棟が立ち並び、タワーのコア周囲に合計140個のカプセルユニットを取り付けた構造だ。解体工事では、そのカプセルユニットを上から順に、1つずつ取り外している。
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