京都府京丹波町のフリースクール「丹波ナチュラルスクール」の経営者、江波戸聖烈(えばと・せいれつ)容疑者(60)ら2人が入所者への傷害容疑で逮捕された事件で、事件化前の8月に児童相談所に保護された九州出身の少女(16)の母親が朝日新聞の取材に応じた。少女の話では、入所者は監禁のような状態でほぼ一日中、お守りづくりの内職をさせられ、経営者は木刀を持って威圧していたという。 この少女は、傷害事件の被害少女(14)が8月13日に府警に保護された2日後に児童相談所が施設を立ち入り調査した際、「施設を出たい」と申し出て保護された。施設には約1カ月間いた。 母親が自宅に戻った少女から聞いた話によると、1カ月の多くは終日、部屋の中で府外の神社のお守りをつくる内職をさせられた。その間、部屋は外から鍵をかけられ、事実上の監禁状態だった。ほかに3、4日は真夏の炎天下に4、5時間、農作業をさせられ、Tシャツを