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30代になって、同僚の間でも給料に結構な差が出てくる。 一番もらっている者と一番もらってない者の差は、ちょっとビビるくらい違う。 俺はどちらかというともらってない部類に位置するのだが、仕事ができる奴の給料が上がって、できない奴の給料が上がらないのは サラリーマンとしては当たり前だと思ってた。 でも、この前、どんどん給料が上がっていく同僚とその話をしたら、サラリーマンとして給料を上げる為に彼が考えていたことを語ってくれた。 その内容がそいつのイメージと違って意外だった。 結論から言うと、自分の給料を決める人に気に入られるようにしようと考えたらしい。社長が決めているのなら社長に気に入られればいいし、人事が決めているのなら人事に気に入られればいいし、所属部署の上司が決めているならその上司に気に入られるようにしようと。そしてそうしていくと実際に給料は上がっていったのだと言った。 意外だったのは、バ
いくら能力があっても、ひとりの人間には限界があります。よほどのカリスマ性がないかぎり(僕にはない)、人は無条件にはついてきません。僕がやっている監督という仕事は、人の力をどれだけ引き出すかにかかっています。では、どうやってその能力を引き出すのか? そのコツのひとつは、「ウケる」です。 むやみに怒鳴りまくっていた、過去の僕 僕は「サラリーマンNEO」という番組の監督を務め、おかげさまでそこそこ人気番組になったのですが、その番組を始めた32歳の僕は、強烈なプレッシャーに駆られていました。 同期は局の顔的な番組であるNHKスペシャルなどを担当しているし、片や「サラリーマンNEO」は「これがNHKの番組?」と非難されること必至の番組です。だから、とにかく自分がリーダーシップをもって、現場を引っ張りまくることが必要だと、会議では自分の意見を押し通し、現場ではカメラマンを怒鳴りまくっていました。 殺伐
ひとつの会社で、サラリーマンを19年やった。 残念ながら、僕のサラリーマン人生は失敗だった。まだ、課長レベルだったけど、すでに先は見えていた。 自分ではデキるつもりで突っ走っていたのだけど、自分なりに壁を感じていたし、人事の同期から漏れ聞く会社の評価も、中程度のものであった。 僕らの世代(いま50代中盤)のサラリーマン人生も過酷だ。 順調なひとたちは、すでに取締役になっているが、最近のリストラで今更会社を辞めざるを得ないひともいる。 サラリーマンを続ける以上、上位に評価されるようにしなければ、若いころのわずかの差が、20数年後には無残な差となって突きつけられる。 いまでも、ときどき、ああこうすればよかったな、と思い出して後悔することがある。 そして、若くて元気なひとたちを捕まえて、オレみたいになるなよ、と説教したくなってしまう。 でも、僕の話など誰も聞いてはくれないので、こうやってブログで
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