製品開発やUXデザインにおいて、ユーザージャーニーとユーザーフローという用語がよく聞かれます。この2つには共通部分もありますが、違いを知らずに使ってしまうと思わぬ誤解を招きかねません。 この記事では、ユーザージャーニーとユーザーフローの共通点と相違点を紹介します。 1.用語の定義 まずは用語の定義について確認しましょう。 ユーザージャーニーはカスタマージャーニーとも呼ばれ、ユーザが製品に触れる際のシナリオを4〜12程度のステップで表現したものです。主に、現在と将来において実現可能な製品の使い方が描かれます。 対してユーザーフローは、製品に組み込まれた、ユーザの目的達成のプロセスを描いたものです。ユーザが製品を使う際に、どういったルートをたどるのかを想定しています。 定義だけ見ても、まだピンとこないでしょう。ここからは、具体的に2つを比較しましょう。 2.共通している点 ・デザインの軸 どち