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円安とは
blog.goo.ne.jp/kishi-akira
2日目昼休の局面、右辺からの攻めが難しく、▲65銀右と逆方向へ行くようでは成算はなかったですが、バランスは取れていたようです。 図から▲71飛△42玉に▲52成銀で詰みっていうのが見えてないので、慌てましたが、本譜は寄せと上部脱出を見合いにして、なんとか残っていました。
図では持ち駒の差で優勢を意識していて、それ自体は間違っていなかったのですが、過大評価していたことで方針を見誤りました。感想戦でも先手に明快な代案はなかったので、際どいところを切り込んでいかないと勝てない局面だったと思います。 図で誤算に気が付いてはたと考え込みましたが、既に手遅れで勝てない将棋になっていました。先手陣は配置が悪く▲39香と受けても△37銀から後手の攻めが止まりません。
図の△73桂は△85桂の狙いで▲75歩の受けに△81飛と引いて手の流れはいい感じだと思っていました。△81飛は▲94歩と▲74歩を避けて△82飛よりいいポジションになります。
図の▲52銀に△同玉は▲43角△63玉▲64歩で後手玉は寄り形で▲43角が自陣に効いて先手玉が一手伸びます。
▲29飛に△67角や△89角は有力だったようですが、こちらも仕方がないと思って進めていたので、具体的にどうまずいのかは気が付いていなかったです。
封じ手開封直後、次の▲88銀では▲86銀が勝りました。対局中はここが重要な分岐という認識はなかったのですが、藤井竜王は局後の第一声で▲88銀△44銀で感じが良くなったと言っていたので、この辺りの判断の差がそのまま結果に出ています。
図では△49角と△87角で迷って、悪い方を選んでしまいました。△87角には▲85銀の一手だと思い込んでいて、本譜は手抜かれて流れが悪くなりました。
ここでは悪くはない(少しいいかも)と思っていましたが、次の△73角では△56桂が良かったようです。その後の攻め方が分からなかったので、受けに回ったのですが、あまり受けになってなかったですね。 最後は△93同玉なら分からなかったんですけど、本譜の筋が詰むので落胆してしまったというか、ここは両者エアポケットでその空気感もあったし、という説明しか出来ないですね。
結果的に先手が変化するとしたら、ここで▲23歩成しかなかったです。本譜の▲88同金でもすごく悪いとは思っていなかったのですが。。。
2日目は基本、苦しめだと思っていたので、崩れないように指していき、双方1分将棋の図では好転したように思いましたが、次の△53玉では単に△95歩といくべきでした。▲95香と釣り上げれば△99角が厳しいことは次の1分で気が付いたのですが、遅かったです。△53玉▲46銀の交換は損をして苦しくしました。
図では▲64角で勝ちなのかと思っていたら△72飛で寄らないのが誤算で本譜▲31角は予定変更ながら、最善だったようです。
やや苦しめの中盤から、図では互角〜やや良しの形勢判断で持ち時間も5分対38分で理想的な展開だと思っていたんですが。 図から単に△64歩と突いたのがまずく、形勢を損ねたようです。図では△66銀▲同銀△64歩が正しく、それなら△74角があるので、角を取られることはありませんでした。 44手目△54角と打ってからは玉を固めて実戦的にというプランで持ち時間の面でも上手くいっていたはずですが、最終的に自分だけ1分将棋になってるし、最初の図あたりからの細かい精度の差が敗因になりました。
図で83分の長考をして、選択ミスをしたのかと終局直後は思っていましたが、感想戦でも代案がありませんでした。 ▲45桂は長考の結果なので、ここではそれなりだと思っているわけですが、次の△33桂は軽視していました。 桂馬をぶつける手自体は序盤~中盤にかけて頻出する手ですが、互いに持ち駒が多い終盤でここに手がいくのか、と。 ここで、はっきり悪くなったことを自認して、以下は差が開く一方でした。 次局以降、もっといい内容の将棋を指せるように取り組んでいきたいと思います。
封じ手のところは▲87同金でも▲89金でもどちらでも苦しいと思っていましたが、実際には大きな違いだったようです。本譜は▲89金△37角▲69玉△62歩の局面はもう互角になっていると感想戦で指摘がありました。 ▲53銀がタダで落ちてるところですが、▲71飛成を防ぐのが急務なので、図から△78銀と打ち込んで精算後、飛車を78に下げさせて△77歩〜△76歩と叩いて先手を取りました。△36馬が王手になることや、歩の枚数もピッタリでこの辺りで優勢を意識しました。
図は一段落したところで、歩を1枚得しているので少しいいかと思っていたのですが、そうでもなかったようです。ここでは守りの手を予想していたので、△49角と打たれて嫌な予感はしました。 ここで▲34角が効くかどうかが焦点でしたが、残り40分まで考えて断念して粘る方針に切り替えました。次の▲56銀上自体は34分ですが、少し前からこの局面を考えているので、▲34角の成否を考えたのは正味、1時間くらいでしょうか。結果的には最後、1分将棋までいってるので、ここの判断は妥当だったかなと思います。 AIによれば▲34角△43金▲64桂以下、絶妙風の手順で先手がいいみたいですが、その手(角を切ってから▲56銀上と手を戻す)は発想にない上に浮んだとしてもかなりリスキーなので、結局、すぐには負けない本譜に行き着くような気もします。
終盤、△49飛で優勢を意識していましたが、▲78銀には平凡に△45飛成と取っておくべきでした。実戦はここで△46金としましたが、直後の▲36金を見落として、駒得になっていないので、嫌な流れに。 ▲29飛の両取りに馬を守った△26歩が敗着。▲79飛と香車を取られても▲金銀対△角桂桂の交換で駒得なので、長期戦でも利ありと判断しましたが、後手玉が簡単に寄ってしまいました。 後手がもう桂馬1つ少なければ、駒得ではないので△78成香とスピード勝負したかもしれませんが、この辺りが将棋の難しいところです。 終盤は優勢の時間が長かったので悔やまれますが、始まったばかりなので、気を取り直して次に向かいたいと思います。
2日制での千日手は初経験だと思うんですが、もちろん先手番のプランは用意してないので悩みました。1時間のインターバルの間に色々と思案して、第5局は負けはしたものの、分かれは悪くなかったので、これを連採。
77手目▲23銀成と、金を取って、この将棋では初めて先手優勢になりました。後手玉はかなり危ないので、普通は100手以内で先手が勝てるところだと思いますが・・・。ここからピタッと追走されてプレッシャーをかけられ続けて、それでもやっとの思いで逃げ切ったかと・・・。 123手目に▲85同香として△74玉の場合の変化図で、ここで後手玉への寄せが分からなかったんですが、▲73金と打つのではなく、寄って詰むんですね。これが見えているか、いないかの差が勝敗を決めました。 将棋の作りとしては悪くなかったんですけどね、67手目▲24歩は「▲83歩が第一感だけど歩が足りなくなるので▲24歩が優先」という思考に至って手応えがあった手で藤井二冠も「見えていなかった」と言ってましたし(笑) 最後は残念ではありましたが、その前を思えば、あの時点では難解な1通りしか勝ちがないくらいに追い詰められていました。二枚の角をX
感想戦で時間をかけた局面。結局、目ぼしい手は見つからなかったので、模様はいいけど勝つまでは大変、という局面でした。
渡辺王将 王将戦第1局快勝から一夜「掛川花鳥園」散策 第2局も“トリ”に行きます!(スポニチ) スポニチ王将戦【公式Twitter】 第1局の一夜明けは昨年に続いて掛川花鳥園さんへ。昨年はフクロウを腕に乗せ、重いけどほぼ動かないので、まあ、まあ、これならという感じでした。 今年はたくさん飛んでいるインコをエサで集めて全身に乗せると。掛川は6勝目なので、ネタが尽きてどんどんハードルが上がっていくw このコガネメキシコインコ、撮影する前は少し怖いと思いましたが、よく見たらカラフルでかわいいので、記念にぬいぐるみを買いました。
数日前に公開されたNumberのweb記事で事実と異なる箇所があり、確認不足、認識不足をお詫び致します。現在、当該箇所は削除されています。 明日16日(土)は朝日杯本戦1回戦、野月八段戦。勝つと14時から2回戦があります。 名古屋での公開対局は4年目になるようですが、自分は初めてで、会場がどんな感じなのかも分かっていませんが、頑張りたいと思います。 朝日杯中継サイト 第14回朝日杯将棋オープン戦の本戦トーナメントが開幕します。1月16、17日に名古屋市で行われる公開対局には、藤井聡太二冠、渡辺明名人、豊島将之竜王、永瀬拓矢王座のタイトル保持者ら名だたる棋士たちがベスト4入りをかけて対戦します。朝日新聞デジタルでは公開で行われる名古屋対局を含めた全対局の棋譜をご覧のページでライブ中継します。
先週は取材、免状署名という日々でした。免状(将棋連盟)は2日間で250枚ほど書きましたが、最近は将棋ウォーズから申請される方もかなり多いようですね。 今日はNHK杯戦の放映日でした。相矢倉から受けに回る展開で正しく指せば大変だったようですが、攻守の切り替えのタイミングが分からなかったですね。 羽生九段とは79局目でしたが、角損で猛攻される展開は珍しかったかもしれません。詳しくはNHK将棋講座テキストに載る飯島七段の観戦記を読んで敗因を分析したいと思います。
自分はニコニコ生放送の解説に初めて出たのは2011年〜2012年頃だと思いますが、直接、ファンの方とやり取りするのは新鮮でした。また、ニコ生が始まった辺りから棋士がSNSを活用することも増えていって、今に繋がっていると思います。 解説を担当した米長先生の電王戦、東西フットサル大会、桃鉄、超会議、大井競馬。解説以外にもニコ生の楽しい思い出はたくさんあります。ありがとうございました。 新しくなった第6期叡王戦は今日からスタート。連日、放送もあるので、ぜひご覧下さい。 ABEMA将棋ch Twitter
放送内でやった箇所と同じですが・・・。 図で△22角と決戦にいきましたがやり過ぎで、△49飛成▲13飛成△52銀が有力でした。△52銀の後は▲47金取りが残っていて、先手がそれを防げば△38歩成から着実に攻めます。 終盤、▲43歩成と「竜を取れ」と来たところですが、素直に△52銀と竜を取って▲同と△61香で後手が指せていたようです。以下▲51銀なら△93桂で後手玉は寄りません。 実戦は図で△93桂としたので▲51竜△62角▲同竜以下攻めが繋がってしまいました。先手はどっちみち竜を切る訳ですが、銀と替えるか角と替えるかが大きな違いでした。 過去40回中、今日解説だった郷田九段の1例しかない3連覇に挑みましたが、残念ながら敗退となりました。 ユーチューブに「囲碁将棋TV」創設 感想戦や解説配信(朝日新聞) こちらで明日18日(日)18時〜名人就位式の配信があります。 22日(木)の講演ですが、
Abemaトーナメントに続いて?チャンピオンズリーグの決勝も行われ、久々にほぼリアルタイムでサッカーを見たような。対局が多いと変な時間に起きて体内時計を狂わせる訳にはいかないですからね。将棋を指す機会は当面ないので、仕事をこなす日々に切り替わりました。取材、色紙を書く、新しい名人位扇子の揮毫練習、早速始まった免状署名、などで今週は終わりそうです。 見通しとしては11月頃には仕事もいち段落していて、その辺りから年明けのタイトル戦のことを考えていければなと。 今日は椿山荘で行われた囲碁名人戦の控室にお邪魔したんですが、これは自分からお願いしたことで完全に趣味。 趙治勲先生に「将棋と囲碁をやりましょう」とお誘いを頂き、2面対局をすることに。将棋は4枚落ち、囲碁は9子です。まさか治勲先生と打つことになるとは思ってもいなかったので、緊張しました。 途中までは順調だったはずですが、大石が死にそうになり
昨日は残念ながら0-5で準優勝となりました。決勝戦なのに早く終わってしまったのは申し訳なく思いますが、みんなが一生懸命やった結果ですし、相手には大きなミスがありませんでした。 個人的には大会通算5勝8敗と負け越しなので、自分がもう少し勝てれば、という気はしますが、全体的にはとても楽しい思い出になりました!
封じ手直後の局面。図から△75歩▲同歩△同銀は▲76歩で追い返せるため後手は工夫が必要ですが △75歩▲同歩△86歩には▲76金の強防があり、本譜の△86歩▲同歩△75歩には▲53歩で戦える、という構図。 これらは封じ手を終えて考えている中で整理できたことで、▲53歩、▲74歩という歩の手筋で桂損でも戦えるという読みでした。 この▲41銀が詰めろで入り、受けた手に対しては▲63角と金取りに打って、それが逃げたら▲54角成で△64銀を取りにいく、という組み立てで勝ちが見えてきました。 あと1勝になった先週から間がなかったので、あまり意識せずに来ましたが、これから対局や仕事をしていく中で実感も出てくると思います。
雁木模様の作戦から四間飛車にする力戦調の将棋でした。積極的に両桂を跳ねられて苦しい1日目でしたが、2日目に入って持ち直したようです。 △64桂は1時間29分の長考でしたが、対する▲同銀不成△同歩▲29飛という指されてみれば当然という対応を読んでいませんでした。時間が減り、焦りが出てきて冷静な手を逃していたようで、自信がない局面になりました。 大きな駒の交換が終わってひと段落した局面。形勢は不利だとは思いましたが、感想戦で調べた結果は一局と主張できる範囲の不利だったのは幸いしました。この数手は仕方がない、という感じで指していて、形勢がどうなっているか比較、選択が出来ていなかったので。実戦は▲82飛△73玉となって、▲81飛成でも▲86飛成でも竜を目標にするという方針が立て易くなって好転していきました。 ここからは重圧もかかってくると思いますが、来週、頑張りたいと思います。
終盤、ここの2択が勝敗の分かれ目になりましたが、△52玉は▲42金と飛車を取る手が王手になるのでプロが最初に考えるのは△53玉です。直前の△86歩では△76角成も有力でその場合は▲72飛が王手馬取りになるので△53玉でないといけません。
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