サクサク読めて、アプリ限定の機能も多数!
トップへ戻る
GPT-4o
note.com/sbr
他者と比較しないで生きる。 幸せな人生を過ごすための最良の手段であり、もっとも人間的に難しい行為でもある。 僕自身、誰かと自分の人生を比較しないで生きているか?と言われると100%出来てると言い切れない。物事の価値は多くが差分でしか判断することができない。 Aというお菓子、Bというお菓子。食べ比べてAの方が好きだった。あなたはA>Bの位置付けを行い価値の差分を把握する。 しかし、これは「あなたの中の価値」であることを忘れてはいけない。かつて心理学の実験で長さの違う線を3本並べ、どれが一番長いか?というものがあった。 数名の被験者が集められたが本当の実験対象者は1人のみ。他は演者さん。被験者以外みんな意図的に一番「短い線」を選択し、残された被験者は何を選択するか?という意地悪い実験だ。 順にもっとも短いはずの線を選択する演者。 不思議がる被験者。彼の番にきておどおどしながらも皆と同じもっとも
君たちは、恥ずかしくないのか。 と、憤っているとプロジェクトメンバーが同じ想いで声をだしてくれた。 簡単に言うと、プロジェクトメンバーで生み出したアイデアをあたかも自分たち(代理店)が考案したような言い方で僕らもクライアントもいる会議の場で説明を始めたからだ。 それ、めちゃくちゃダサいのわかってないくらいの顔で説明をしだしたので失笑してしまったが、もっと自分たちのクリエイションに自覚を持つべきだ。僕より全然若い代理店担当社の未来が心配になった。そんなことをしたいためにそこにいるのかい? アイデアは誰でも生み出せる楽しい行為だ。 様々な場で、難しいことではなく誰にでも与えられた才能だ、と伝えてきた。 生まれた時期や、育った環境、出会った人たちとの積み重ねで生きてるだけでその人にしか生み出せないアイデアを発案することができる。 同じアイデアで競争しあい刺激をしあい研鑽していくのが、このフィール
note.com/sbr_pepper
ソフトバンクロボティクスでPepperを使ったプログラミング教育を担当してる佐藤です! 以前紹介した文字操作のブロックを使って、実際に文字を操作するプログラムを作成してみます。 今回は前回のしりとりプログラムとは少し毛色の違う、逆さ言葉クイズプログラムです! 逆さ言葉クイズ逆さ言葉クイズとは、逆さから読まれた言葉を聞いて元の言葉を当てるゲームです。 例えばお題が「ロボット」なら、出題は「トッボロ」になります。 逆さ言葉クイズをつくる早速作っていきましょう。 まずはお題を用意します。今回は3問用意してランダムにどれか1問が出題されるように作ってみます。お題はリストに格納しましょう。リストを使うとお題を増やしたくなった時などに変更が楽になります。 お題をリストに格納する次に出題するお題を抽選します。 お題の抽選はリストの長さブロックを利用し以下のようにします。こうしておくとお題の数が増えたとき
週休3日導入しますってnoteから行く先々で「いいですね!羨ましい」と言われるんだけど違うねん。 恐らく現役働いてる世代の定年はもっと年齢上がる。同時に介護とか今は想像つきにくいライフイベントもある。 それを考えると今のうちに休みを増やしておかないと途中で折れるからです。 — Subaru Matsukura / Nue inc (@sbr_m) February 10, 2021 Twitterでも言っているように「休み多いから良い会社アピールだ!」とかじゃない全然別な理由だ。良い会社だと思ってくれるのは嬉しいけど、ごめん、もっと重たい未来の話である。今日はその辺りを解説したい。 ゲームルールが変わったことに気づく僕はゲーマーなので仕事なんて追加クエストでまくる新手のゲームくらいに捉えている。しかもそれで飯を食っている。もはやeスポーツとも捉えられる。 本件の結論から言うと以下。 <変わ
働いてると一定のクォーター(4分の1のこと)で物事を見る。なので1年は4つのクォーターで分けられている。うちの場合、7月に期初なので7−9月、10-12月、01-03月、04−06月である。ちょうど、夏→秋→冬→春くらい。 大抵は期初に1年間の計画をたてる。どのくらいの出ていくお金があり、それに対してどれくらい粗利を出していくか。この期初のところ、結構どんぶり勘定になる。だって1年後の今なんて想像つける方が難しい。なのであくまで希望的観測。そこいかないとマジダサいぞ俺、くらいのマインドセット。 そのまま丼だと困るので4つのクォーターにわける。各3ヶ月でどれだけ案件納品できるか。案件を作れるかじゃない。あくまで現金化できるかを見る。作流のももちろん大事。でもそれは次のクォーターか、もっと先のクォーターに落ちる。なので「わー案件いっぱいー余裕ー」とかいってらんない。この案件全ての現金化のタイミ
4年ぶりの相棒チェンジで新型Mac Book Pro 13 M1モデルが到着。 Nue inc創業から僕をサポートしてくれたMac Book Proは「m」のキーボードが反応しなくなり苗字「まつくら」としては致命的な状態に。悪名高きバタフライキーボードにつき入れ替え8万かかる!ということで据え置き機と化していた。M1の速さよりタイピングがちゃんとできることで感動しているのは僕だけかもしれない。 そんな久々セットアップでいろんなものを整理と統廃合。 旧マシンから使っていたアプリや、新マシンに入れて感動したものを紹介。 ■メール「Spark」純正メーラーとかとっととゴミ箱突っ込んでこれいれとけば大丈夫です。 メーラーに必要な機能は無料で全て入っています。便利なのは各メールごとにチーム内でチャットできること。これ返信おねがいしますとか。 あと「このメール内容で問題ないですか?」という送信前確認も
私たちの会社では「ブランディング/リブランディング/新規ブランド立ち上げ」というジャンルの相談を受けることが多い。ブランドの定義は各所でされているので割愛するが、最近ある課題に直面していた。 従来のブランドロジックが当てはまらない文字通りなのだがこの課題に直面していた。従来のブランドロジックは弊社の場合VMV(Vision/Mission/Value)で組み上げる(MVVで組み立てるチームもある)。各ブランドごとに持っている接点をブランドリーゾームと呼び、その接触ステップでどのような情報・体験を提供していくかを立体的に構築する。 特に当てはまらないのがVMVのピラミッド型のモデル。先日ベンチャーのためのブランディングコンペに参加し、模索する中で感じた違和感を掘り下げてみると新しいことに気づいた。 (コンペはいいところまで行ったが負けた。悔しい…) ピラミッド型ではなく、アメーバ型のブランド
誰かに作られた日常だったのかもしれない。 ふと、二時間ほどの限定公開トークイベントを終えた帰路で、そんな気づきが頭をよぎった。 夜の二条城のお堀は静かで、目を凝らして見ると車のヘッドライトに反射する鳥の目が二つ光る。じっと水に浮かんでいる。寝ているのだろうか。プカプカと熱帯夜のおそらくは緩いであろう水の上にたゆたっている。 明日、何があるのか把握してない日々が続いた。 周りからも目に見えて「忙しそうだね」と心配されるほど、スケジュールも僕自身も余裕がなかったのだろう。余裕がないと思考量は減る。思考量が減ると不思議と野性的な判断が鈍る。人は思考してこそ人なのかも知れない。 真っ赤に埋まったスケジュールを開くと、ポッと暗がりの夜道に僕の顔が浮かぶ。深夜1時。明日のやることに、はいはい了解と一つ返事をこぼす。 僕が選んだわけではない予定で1週間がどんどん埋まっていく。だいたい週の始まりは来週こそ
今年は結構遅めに仕事始め。1日だけ早くデスクに向かっている。 休むのも飽きて仕事しがちなんだけど、ゲームにハマってギリギリまで満喫した。毎年、仕事始めは決まって交通整理と情報整理と決めている。 1年で最大の見直しポイント交通整理と情報整理は仕事において一番重要になる。ここでの無駄が1年通じて物凄いサイズの負債になる。今期すでに半分を終えて携わったプロジェクトは40−50ある。スタッフも3名と小さい所帯にしては携わる数は多いほうかもしれない。逆に残りの半分で同数が動くと考えると年間80−100プロジェクトに関わることになる。 仕事においてもっともスタックしやすいのが交通整理。つまり、コミュニケーションルートやルールのあり方が甘いとわけのわからない渋滞が起きる。 メール/メッセンジャー/chatwork/slack/line/電話…無数のチャネルがプロジェクトごとに接続されていて、制作チームに
東京出張で京都を離れていた。 仕事(しごと)と私事(わたくしごと)の二つが目的だった。 私事の方が結構急なあれだったので迷惑をおかけしてしまった。 そこに仕事を重ね合わせ急に打ち合わせとかねじ込んでもらった。 会いたい人にも会えて、帰りの電車で疲れて寝落ちするかなと思ったけどいろいろ考えることが多くて2時間半の考えタイム。 「仕事」と「私事」、どちらも読もうと思えば「しごと」と読める。 で、僕の仕事は限りなく「私事」なのかもしれないとおもった。 全ての仕事が「私のこと」だったりする。私とは関係ない仕事は、うちじゃなくていいかなとお断りしてしまう。 仕事という字を見ると「仕える」ことなのだ。 僕は仕えてるイメージは一個もない。自分の会社だというのもあるのだろう。興味や関心や意味を見出せないと「やりましょ!」とならない。 今、ぬえさんは僕の「私事」であふれている。 これを社員のみんなの「私事」
ぬえさんとしても初の試みとなったUMIKARA オンラインショップが公開されました。何が初の試みかっていうと、うちで作ってないんです。 何いうてんねんと思う人もいるかと思いますが、あるとき福井県にお呼ばれしまして、漁港一帯の再開発計画の相談でした。 施設に先行して、地場のものをしっかり商品として作り、販売できるECサイトを作りたい(と、ほか色々なことを変えていきたい)という相談を受けて現地の人たちと飲み、会話を重ね、「うん、うちら作るのやめよう!」と判断しました。 カッコいいサイトとか、可愛いサイトとか、面白いサイトとか 僕らの周りのクリエイターたちと作れば、良いものができる。 もちろんその選択肢もあるけど、もう一つ自分が選んでこなかった選択があるなと思ったんです。で、出した結論が「地場の者で作る」という判断でした。 なので、僕は応援。これ違う。これいいね。とか。 現地の構築メンバーには弊
こんにちは、Nue incというリサーチ(調査)からプランニング(立案)、そしてクリエイティブ(表現と実行)を行う会社をやっている松倉早星です。 Nueで代表をやりながら、2019年夏ごろからセトレと言うホテル全体のブランド統括をしています。ブランド開発室という新しい部署までできて、半分中の人、半分外の人という割合でサービス提供側の視点と消費者の視点を往来してホテルでの体験をデザインでもって底上げしようと動いています。 あ、ほら。この上のリンク。OGP設定がされてません。 今、担当の方に「公式サイトのOGP設定しないと地味な機会損失ですよ」と連絡を入れました。だって、これ見てください。 滋賀の守山にあるセトレです。琵琶湖畔にあるホテル。全客室から眺めることができます。この滋賀以外に、奈良、舞子、姫路、長崎と個性が異なるセトレがあります。すべてにリサーチかねて試泊し、大きなカイゼンと小さなカ
ほぼ日手帳買うならどれかな? と使いもんしない紙の手帳を毎年買っていることにそろそろ疑問を感じ始めていた。タスクはアプリで管理しているが、詰め込みすぎるのと毎日と週末日曜日いろいろ棚卸しする中で「手書きで書く意味めっちゃある」ってのは理解していた。それでもデジタルの利便性が優ってオールデジタルで対応していたのだ。 しかし、ふと手荷物タブレットとApple Pencilを見て、「いやこれいけんじゃないか?」と気付き、なぜか0時になってキーノートでチャチャっと作ってみた。 こういうjpgを書き出す。次にいつもつかっている手書きアプリの「GoodNotes」を立ち上げる。 新しいノートを作るときに「イメージ」を選択する。 カメラロールに保存した上のjpgを指定する。 するとエンドレスにこのシートが展開される簡易なデイリープランナーが出来上がる。 罫線の色とかテキストのマージンとかクソだけど今テス
毎日、3ヶ月後の今日のことを考えるようにして1週間がたった。 今日だと12月9日のことを考えている。その時、自分・会社はどうなっていたいかを考えるのだ。依頼を受ける来年の計画で慌ただしくしていたい。 であれば、残り3ヶ月でできることを考えると今日の行動が変わるシンプルな人の法則だなと思った。想像できないことは実現しない。 つまり、想像すれば実現できる。それってのは行動をイメージできるからなんだと思う。 いつもこうやって自分で試して、実感を得たものを日記に書く。 この日記に書くという行為も自分の中に定着させる儀式のようになっている。テスト勉強で書いて覚えるに近い。リマインド。 土日の大学の講義でなぜか筋肉痛だ。 そんな運動なんてない。なんでだろうと考えていると多分地声でやっているからだ。出来るだけ講義でマイクは使いたくない。なのでゼミくらいの講義が一番好きだ。マイク越しは一つのフィルターだ。
主婦・主夫の制作ギルドが作りたい… この思いは結構前からありました。 25歳ごろに子供を授かり、今は二人の子育てをしていますが、多くは妻に頼りきってるのが本当のところ。ある時、家計簿を整理しながら冷静に未来に必要になるお金を計算してみると、ゾッとするような金額でした。 夫婦共働きが当たり前になってきた。そんな言い方もできますが、夫婦共働きでないと生活していけないがために当たり前になっているのだと気づきました。 これまで10年以上、いわゆる制作業務に携わっており沢山の人たちと仕事をしてきました。お父さん・お母さんになる人もたくさん。 育休を取る男性も増えてきた。職場復帰の体制が整ってる企業もよくみるようになりました。でも、まだやっぱりみんながそうとは限らない。 制作業務は昔よりだいぶ平和な世界になった。でも、夜を徹してとかそういう時代をみてきた人にとって、あの業界に戻るという選択肢は消えてし
さくっと昨日の日記を逃している。 年1で大学で講義をしている。土日に合計10時間。 慌ただしい濁流のまま、昨今学名で大荒れの京都造形芸術大学・大階段の前まで流されついたまま5時間講義に突入。 疲れ切った私は、気付けば飲み屋でビールをあおっていた。飯も食わず酒だけを飲み続けて気付けば部屋で眠っていた。 日記を書く余裕など微塵もなかったなと寝起きの寝癖だらけの顔を洗いながら残り5時間の講義に出かける準備をした。 最近はタクシーをスマホで呼べる。この場所に迎えに来て!とピンをさせば、GPS情報を元にぴったり目の前に迎えに来てくれる。 迎えに来てくれるのだが、今朝はちょっと違った。あなたを迎えに来るタクシーが地図上に表示されているのだが、なにやらぐるぐる回っている。 しばらく待てど予定時刻を超えてもなおぐるぐるしている。 ピタリと止まったのは1本筋が南の通り。タクシーが見える。そして電話がかかる。
京都駅の前で重低音を効かせたビートがなっている。ドレッドヘアの黒人たちがリズムに乗って踊っている。その隣を女子高生の格好と着物を着たアジア人が横切ってセルフィー。 これでホログラムビジョンで広告とか流れて、浮いた自動運転タクシーが走っていれば完全にSFの世界だ。古都らしい京都といっても住んでる側からすると奈良の方が古い町並みを残しているし寺社仏閣では人混みしか見えないのだから、もうこの混沌とした京都でもおもしおいのか面白くていいのかもなと思う。 日に日に冷めていくものがあって、例えばデザインとかクリエイティブ、派手な仕事というものからスッと視線が外れている感じがある。なのでコンセプトとかプランニングがメインでもあるが、表装したアウトプットよりは経過と結果にこそ意味がある。 問いを立てる、仮説を出す、実施する、結果を見る。これらシンプルな行為が一番興味がある。その始点でもある問いの設計が結果
今朝、数年考え続けている問いの答えが急に舞い降りた。 作ることが仕事なんだけど、会社というあり方そのものを作り直したい。そう思ってのNue inc創業でした。経営しながら色々実験を繰り返し、少しずつ体幹・体感というヒントが集まったからかもしれない。 今朝、パッと。これだってのがあった。 ゴミのネットが出たまんまで道路にはみ出ていた。チャリが踏んだりで危ないから畳んで寄せている時に、その素材で答えがでた。これやんって。 そこから今日に到るまで学んできた知識がフラッシュバックみたいに頭の中で繋がって、「探していた答えこれだ…」って鳥肌がたった。 決して、考えることを辞めてはいけない。本当、マジで。答えはある。 法人経営をする中で、組織拡大することが正論のようになっていることに違和感があった。従来の法人のあり方の限界を少し感じていたのかもしれない。そのあり方が僕が素敵だなと思うあり方ではなかった
僕の頭の中には「小さい屋根裏部屋」がある。 そこにはたくさんの段ボールと古い一人がけのソファ。 小さな小窓が二つ。床にはおもちゃも本も転がっている。 こいつなにいってるんだ?と思うかもしれない。 でも、子供の頃、嫌いな勉強を乗り切るために自分で作った小さな部屋なんです。それが子育てして、会社をやってる36歳のおじさんになっても、まだその部屋がある。定期的にその部屋に行ってソファに座って考え事をしたり、小さな窓から外を眺めたりしている。 僕は子供の頃、勉強が嫌いだった。(厳密にいうと今も嫌いだ) 今学んでいることが一体なんの役に立つのだろう。子供ながらの純粋さが勉強嫌いを加速させた。先生たちは納得する回答をもっていなかった。 それでもテストはやってくる。何より「高校受験」や「大学受験」というものがあり、そのために塾なんかに通わなくてはいけない。そんな事実が見えてきた頃、ふと眠れない真夜中、布
朝起きて黙々と仕事に向き合う。むくりと起きて動いをして、水を飲み、タバコを吸って、猫を撫で、自宅の地下デスクに腰掛ける。そこから静かにお昼まで3時間ほど仕事。あいだビデオ会議挟んで、猫を撫でて、昼飯。 午後からは出先での打ち合わせが重なる。 あまり外で資料は書かない。守秘義務的にマジアウトな物事が多い。 新幹線で資料丸見えなのとか本当不安になる。規模の差だろうか。関係ない。秘密は秘密だ。 バタバタと準備をする。出発の電車まで後わずか。 服は迷わない。黒い服しかないから。ご飯をこぼす頻度オブザイヤー受賞してるし、ポケットにレシートかタバコ入れ忘れたまま洗濯機ツッコミオブザイヤーの二冠を持っている。すっと着替えて家を出る。その前に猫を撫でる。 JRにスムーズにのると電車は外国のようだ。 欧米からアジアまでたくさんの人種がいる。子供が泣き叫んだり、チラチラこっち見たり。子供はどこでも可愛いな。と
もっともっとお金の話をしよう。 芸大で非常勤だったときには「学生が知りたいことを教える」みたいなユルフワぶっつけ本番勝負みたいな講義をしていた。ゼミくらいの規模だったことと、誘ってくれた先生が寛容だったからというのもある。 もう数年前に辞めたけれど、いい勉強になりました。そして学生はお金にすごい興味がある。芸大に限らずお金の講義はもっと大学とか高校とかですべきだと思っている。 給与は自己申告制社員たちはドギマギしただろうが、お金の考え方が少し変だ。 まず給与は年俸制。金額は自己申告。そこからの交渉を半年に一回設けている。「言い値」というか、意外とみんな自分の金額をわかっていない。昔からそう感じていたのでNue incは創業からそうしている。 以前の職場はこれだけもらってたから…は参考にならない。 今年はこれだけ業務に貢献したから、こんくらい、というのも違う。 こっから先はこんぐらい結果残そ
思わぬ苦戦があるなと思う。SENREIドキュメント松倉サイド3回目。 デザイナーまえけんと今、進めているのはパッケージデザイン。 これまでも同じタッグでプロダクトデザインをやったことがあるが、僕にとって「飲食物」のパッケージデザインは初めてだなと気づく。 例えば、プロトタイプ01はこんなデザインだった。 同じ商品銘柄でもお茶にはグレードがある。 やはり一番茶は美味しいし、二番茶と連なっていく。 なんなら白茶だってある。テストされているものを飲んだがべらぼうにうまい。僕でもわかるうまさ。 飲めばわかる。 これが難しいのだ。茶葉を見るだけではわからない。みんな同じように見えるのがお茶初心者の僕の所感。同じ商品銘柄でありながら収穫された時期で味が変わる、つまりグレードが変わる。でも見た目はほぼ同じ。 これをデザインで表現しなければいけない。 しかし、「金・銀・銅」みたいなわかりやすい切り分けにし
「ストーリーをしっかり伝えよう」結構、僕のプロジェクトでご一緒するパートナーは聞く言葉だと思う。 同時に同業には「ストーリーで人は動くのか?」という問いが多い。 ただ経過を伝えるだけでは機能しないと思う。そして世界は物語に溢れている。その中でこれだというものを見つけなければ物語を語っても意味がない。と僕は思っている。 遡れば、この手法は8年前に思いついた。今でこそストーリーテリングと言われ一つの手法となっているが、2011年頃ではまだ誰もやっていなかったように思う。HOTEL ANTEROOM KYOTOというホテルの立ち上げメンバーに関わり、提案した手法である。その時から「ドキュメンテーション」とずっといっていた。 例えば、新しいホテルがトンと出来上がる。おしゃれでスタイリッシュなデザインで告知されていくのが従来の手法。 でも、ここで僕らがやったのは開発現場のブログ。 カーペットを剥がす
謎のアイデア集団をスタートして数ヶ月。 たくさんのたまごプランナーたちのアイデアと接する中で共通した弱点があることに気づいた。それは… そもそもを考える力 私は野良で育ってきたプランナーなので、アイデアの発想のところを伝えてきた。しかし、みんなとアイデアセッションする中で「そもそも力」的なものが弱いことに気づく。 アイデアは芽だ。土からちょこっと出た芽。これを出し合っている。 強いアイデアとは、しっかり根をはった芽を指す。根拠を孕んでいる。 弱いアイデアとは、根が弱い。なぜ?と問われると萎れてしまう。 この例えでわかるように、プランナーがやるべきは、土壌や気候を把握するこが超大切である。これが私の考える「そもそもを考える力」だったりする。 例えば、ある土地で「大根を栽培したい」という相談がある。 わかりましたと植えていく。収穫する。納品する。場合によってはうまく育たないので作業が無駄になる
「なんために情報にアクセスするのか?」 これを意識するだけで、だいぶ自分の時間を取り戻せた感触がある。 自分の時間というのは、「考える時間」や「読書の時間」「趣味の時間」といったものをさしている。これは各々異なるはずだ。 SNSの情報は脳みそと退屈にとってのスイーツに近い。 仕事の相談がSNS経由のメッセージで届いたりする場合もあるので、仕事柄完全なるシャットダウンは難しい。しかし、移動時間や寝る前のダラ見は完全に防げているように思う。特に平日。 不特定多数の日常を眺めることに当たり前になった。 可愛いアニマルや、友人に子供が生まれた、結婚した。 そんな情報だけであればいいが、もう人が繋がれるネットワークを超えて、誰だっけこの人?というレベルの日常やシェアされる情報にあふれている。 それは知らない人から届く手紙や年賀状、メールに近いコミュニケーションであり、その手の情報に脳みそが圧迫される
太った。元々、太りにくい体質だが加齢とともに太りやすくはなってきているのだろう。誰だってそうだ。食事制限でダイエットでもするか…と考えた時にこれは思考停止だ!となぜかストップをかけた。 自分の生活を考えた時に太るポイントは何かを考えると1点だけ、昔と違う習慣が増えた事に気付いたのだ。それは… 寝る前に、Youtubeを見る という、めちゃくちゃ現代的な習慣だった。 風呂上がりのリビングでぼぉーっとYoutubeを見てしまう。 しかも、自分がみているのが魚さばいて食べたり、簡単な工程でおいしいご飯が作れたり、ラーメン屋巡りをするチャンネルだったり。 これだ!こいつのせいだ!と気付いたのだ。 だいたい風呂上がって、子供達が眠りについて、リビングでゴロゴロするのが23時とか0時。夜食的な時間帯。お腹空いたら眠れないしなぁ…なんて謎の心のささやきとタブレットが映し出す、いま家にある食材作れちゃいそ
奈良へすべて別件で3日連続通った。 鹿がいるだけでもうすべて許される感じ。 デザインの打ち合わせ、酒蔵、木材、山守たちとの会話。巨大な研究所の内覧。全部バラバラ。 朝一であるミュージシャンのMVのアイデア会議をし移動やらなんやらで飯食えず時計は17時をお知らせしている。過密すぎた…俺のミス。1時間後のmtgはオンライン。定刻通りにアクセスすれば会議に着席だ。 明日は久しぶりの東京。日帰りだけど。 一番仕事できるのは移動中になってきている。 引きこもりなのに…疲れる前に打ち合わせを減らそう。 今日、老人になれる器具をつけた。 膝が曲がり、くるぶしが動かない。老化とはこういうことか。車椅子にも乗った。驚くほど世界は不便にできている。少しの段差ですら困難なのだ。 これはいつか来る未来。 そう思った。そして少し怖くなった。 どんな良い仕事をしたとか、世界を前進させたとか、多くの人を感動させたとか。
いつだって時間が足りない。 テスト前だって、誰かと過ごす楽しい時間だって、仕事で何かを作るときだって、おそらくこの人生だって、時間が足りないと思うのだろう。 ときおり、ふわっと生まれる溢れるような豊かな時間ってものは、神様が忙しい社会人に向けて、時折与えるサプライズみたいなものなのかもしれない。もう大抵の時間は常に残された時間との戦いだ。 生きてる限り何かしら少しでも成長はしていると信じている。 去年の自分より、今日の自分は確実に違う。 やりたいと思うことも、やれると思うことも、少し先を見て思っている。 そんな成長とともに、体の老化だったり、家族が増えたり、暮らしの変化みたいなものを見誤るのかな。なのでいつも締め切りに追われている。 そこに別にストレスはない。 何と鬼ごっこをしてるのかな?と思うくらいの感じだ。 むしろ、この感じを失った時に終わりなのかもしれないとも思う。 久々に日曜日に資
3年前このプロジェクトは始動しており、ホテル作りなどの発案してから完成までに時間がかかるプロジェクトに関わる僕としては非常に悩ましい課題があった。 それは、 「作ってるあいだに、コンセプトが古くなる」 という根が深い問題だ。 今回は、どのようなコンセプトを打ち出し、そこに至るまでどのような苦悩や結果があったかを公開していく。あまりコンセプトの紆余曲折は公開しないので若干ざわざわしている。苦悩を感じていただければありがたい。その末に今がある。 会議のたびに変わる考え3年前スタートした本プロジェクトは、毎月1回の定例会で駒を進めていった。建築の基本計画が進む傍で僕の役割は、そこにどんな魂、つまりはコンセプトを埋め込むか。飛び交うイメージや出来上がる模型を見て、京都に説明が難しい&どう考えても京都の歴史上最難関な建築プランのレベルの高さに食い殺されそうになる。 最初に目をつけたのは京都特有の文化
次のページ
このページを最初にブックマークしてみませんか?
『松倉早星(Nue inc・Ku-ko inc代表)|note』の新着エントリーを見る
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く