書籍執筆中に芽生えた、「叱る依存」を世に届ける使命感 松本俊彦氏(以下、松本):先生は(『〈叱る依存〉がとまらない』を)書く時に、わりとスムーズに一気呵成に書かれたんですか? それともけっこう苦しみながらだったんですか? 村中直人氏(以下、村中):めちゃくちゃ苦しみました(笑)。 松本:そうですか(笑)。でも企画から1年半後には世に出ているわけじゃないですか。僕は編集者の人たちによくやっちゃうんですけど、「書く書く詐欺」というんですか?(笑)。 村中:(笑)。 松本:それはあまりやらずに済んだという感じですか? 村中:そうですね。でも、書いている間にある種の使命感的なものが芽生えたのは確かな気がします。それこそコロナ禍がどんどん深まっていて、悲鳴のような声がメディアからも、ダイレクトな人間関係からも聞こえてくる中で、早くこの概念を世に届けたいという気持ちはありましたね。 ただおっしゃったよ