誕生日の歌「みんなのもの」=著作権訴訟で和解−米 【ニューヨーク時事】誕生日の歌「ハッピー・バースデー・トゥー・ユー」の著作権をめぐる米国の訴訟で、権利を主張する出版社と、権利の無効確認などを求めていた原告側が和解案に合意したことが9日、分かった。 和解の具体的な内容は不明だが、米メディアによると、和解案が裁判所で承認されれば、誕生日の歌は「みんなのもの」として、米国で著作権の使用料を支払う必要がなくなる。原告側の代理人は取材に対し、和解案を裁判所に提出することを確認した。 訴訟は、歌の歴史に関する映画を企画したニューヨークの制作会社が、著作権を主張する米音楽大手ワーナー・ミュージック・グループ傘下の出版社を相手に、2013年に起こした。連邦地裁は今年9月、ワーナー側が歌詞の著作権に関する有効な権利を持っていないとの判断を示した。(2015/12/10-08:49)2015/12/10