彫刻としての茶道。トム・サックス「ティーセレモニー」を東京オペラシティ アートギャラリーで体験するニューヨークを拠点に、国際的な活動を展開するアーティスト、トム・サックス。日本の美術館初個展となる「ティーセレモニー」が、東京・初台の東京オペラシティ アートギャラリーで開幕した。「茶道」をテーマにした本展の見どころとは何か? トム・サックスの言葉とともにお届けする。 プラダのロゴでつくられた便器や、エルメスの包装紙によるマクドナルドのバリューセットといった作品を制作し、世界のスーパーブランドからも高く評価されているトム・サックス。その日本における美術館初個展「ティーセレモニー」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開幕した。 トム・サックスは1966年ニューヨーク生まれで、現在も同地をベースに世界各地で活動を行っている。ロンドンの建築学校とベニントン大学を卒業後、建築家フランク・ゲーリーの