庵野秀明さんが企画・発行人・責任編集を務めた同人誌「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア 友の会」が復刻。コミックマーケット101のアニメスタイルブース(企業ブース 915)で先行販売されます。価格は3000円(税別)。 同書は映画「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア(以下、逆シャア)」の熱烈なファンとしても知られる庵野さんが中心となり、1993年に刊行した一冊。「逆シャア」の“検証・総括”を目的として、同作の富野由悠季監督はもちろん、幾原邦彦さん、出渕裕さん、押井守さん、鈴木敏夫さんなど業界のそうそうたる面々へのインタビューなどを収録しています。 復刻にあたり庵野さんからコメントが寄せられており、プレスリリースではその抜粋版を公開。庵野さんはその中で、「『シン・ゴジラ』を創れた御陰で『シン・エヴァ』が形になった様に、「逆シャア本」を作った御陰でTV版『エヴァ』を進める事が出来たと思う」と、当時の編
本書は、海外における日本アニメ研究の第一人者による「宮崎駿論」決定版とも言うべき一冊である(原書はMiyazakiworld: A Life in Art, Yale University Press, 2018)。通読してまず実感するのは、著者スーザン・ネイピアの「ミヤザキワールド」に対する並々ならぬ愛情の深さだ。自身も優れたストーリーテラーであるネイピアの語り口は優しく滑らかで、宮崎の人生や時代背景が創作過程にどのような影響を与えたのかを、難解な専門用語に頼ることなく紐解いていく。ネイピアは、宮崎の作品世界を読み解くために、監督に関する膨大な日本語の(そして日に日にボリュームを増す英語の)文献や資料を渉猟しただけでなく、作品にインスピレーションを与えた自然や場所にも自ら足を運んで観察している。 現在、タフツ大学で修辞学教授を務めるネイピアは、これまで日本文学とファンタジーやアニメに関す
再入荷決定! 今回も復刊ドットコム限定販売!! 日本映画界を代表する鬼才監督、押井守。かつて「タイタニック」のジェームス・キャメロンをして絶賛させ、また、押井の名を世界に知らしめたのが、アニメーション『パトレイバー2 the MOVIE』である。 緻密に書き込まれた乾いた映像の見せる切なさが、押井の戦争論とともに、眼前に白く満ちる。 「戦争だって? そんなものはとっくに始まってるさ。問題なのは、いかにケリをつけるか、それだけだ。」 つまり、第三次世界大戦はすでに始まっているのだ…。 本書は、世界に衝撃を以て迎えられた本作が制作されるにあたっての押井の演出ノートであり、「なぜその映像がそこにあるか」をすべて明らかにしたものである。 「映像」に少しでも興味を持つ者すべてに、本書は有効である。
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