http://d.hatena.ne.jp/sumita-m/20060924/1159115873#c 上の記事に、古い学術書は貴重であっても「ブックオフではまず値段がつかない」とあり、コメント欄に「ブックオフは、買取人も値付人も、本自体の価値を知らないようです」という書き込みがあった。 この機会にid:terracaoさんにお約束した、ブックオフの本当の怖さについて書き留めておく。 ブックオフの実態はコンビニ風の大規模な古本チェーン店であって、それ以上のものではない。したがって、出版流通に革命を起こしたなどとかつて喧伝されたが、アレは誤報。 かの企業の本当の怖さは、厳しい労働条件(今は緩和されたかも)でも、徹底した実績主義でも、積極的な店舗展開でもなく、古書買い入れの際の評価基準にある。 同社では、従来の古書店が買い入れのさいの目安としてきた、内容(ジャンルや文壇・学界での評価)、著者