驚異のカウンターカルチャー=身体改造の最前線を追い続ける男・ケロッピー前田が案内する未来ヴィジョン。現実を凝視し、その向こう側まで覗き込め。未来はあなたの心の中にある。 「最初の日本人」とは誰だったのか 『日本人はどこから来たのか?』(文藝春秋、2016年)と題された海部陽介氏の本は、「ミトコンドリア・イブ」などに象徴される遺伝子調査によって、人類(=ホモ・サピエンス)がアフリカで生まれ世界中に拡散したという「アフリカ起源説」が立証されたことを前提に、日本列島に住む人々がどこから来たのかを探求しようというものだった。 その本のなかで、私たちの遥かな祖先は、4万8000年前にヒマラヤ山脈を南北に隔てて拡散した「ヒマラヤ南ルート(インドから東南アジアへ)」と「ヒマラヤ北ルート(南シベリアから東アジアへ)」を経て、対馬ルートを含む、沖縄ルート、北海道ルートの3つのルートから日本列島にたどり着いた