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historyとbookに関するtakashi1982のブックマーク (12)

  • 政治思想史と宗教|ハナ

    近世西ヨーロッパの政治思想を語る際に人口に膾炙しているナラティブとして、壊滅的な宗教戦争の反省から「世俗的」な国家や権力の概念が生まれ、「近代」国家の礎が築かれた、というものがある。日語の政治思想史の教科書もだいたいこのナラティブを用いている。この語りはわかりやすく出発点として有用であるため、いますぐ何か別のものに置き換えられるべきだ、という主張をするつもりはない。しかし2000年代以降、学術界における政治思想史と宗教の関係、そして近代の認識はかなり変わっているため、16-17世紀研究、そして英語圏の近著に限るが手短に紹介してみたい。 1. フランス宗教戦争と「近代」国家 16世紀後半、40年に渡りフランス全土を震撼させた宗教戦争(1562-1598)の最中、ジャン・ボダンが『国家論』(1576)において宗教的権威に依拠しない「絶対主義国家」の概念を生み出し、これが近代国家の思想に繋がっ

    政治思想史と宗教|ハナ
  • 宇多丸 関東大震災と朝鮮人虐殺を語る(2023年9月1日)

    宇多丸さんが2022年9月1日放送のTBSラジオ『アフター6ジャンクション』の中で関東大震災の際に発生した朝鮮人虐殺についてトーク。『九月、東京の路上で 1923年関東大震災ジェノサイドの残響』『TRICK トリック 朝鮮人虐殺をなかったことにしたい人たち』『証言集 関東大震災の直後 朝鮮人と日人』『ようきなやつら』『関東大震災の想像力』『それは丘の上から始まった 1923年横浜の朝鮮人・中国人虐殺』などのを紹介しながら話していました。 (宇多丸)ということで皆さんね、ご存知の通り、関東大震災から100年、経ちましたという。1923年にあったわけですね。で、TBSラジオでは今週寄り添うラジオ・つながるチカラ TBSラジオ防災キャンペーンを実施中。様々な番組で防災・災害にまつわる企画をやっているというような中で、昨日はね、防災時にも役立つ、普段使いもできる便利グッズというのを小物王の納富

    宇多丸 関東大震災と朝鮮人虐殺を語る(2023年9月1日)
  • 八重洲ブックセンター44年の歴史に幕 東京駅前の「ビル丸ごと本屋さん」見納め 28年度に複合施設入居へ:東京新聞 TOKYO Web

    巨大書店の先駆け「八重洲ブックセンター」の店(東京都中央区八重洲)が周辺の再開発のため、44年間にわたった現店舗での営業を3月末で終える。5年後の2028年度に完成予定の複合施設に入居予定だが、「ビルが丸ごと屋さん」という光景は見納めで、惜しむ声が寄せられている。(増田恵美子) 東京駅八重洲南口を出ると、すぐ目に入る八重洲ブックセンター店(地下1階、地上8階)は約150万冊もの在庫を備えてきた。現在は「44年間の感謝をこめて」と各種企画を展開中。1階の柱には作家らが「ありがとうございました!! すぐ帰ってきてね!!」(川上未映子さん)などと言葉を書き込み、壁には「棚の隅々まで、思い出」など利用客からのメッセージが張られている。

    八重洲ブックセンター44年の歴史に幕 東京駅前の「ビル丸ごと本屋さん」見納め 28年度に複合施設入居へ:東京新聞 TOKYO Web
    takashi1982
    takashi1982 2023/03/27
    建設会社の経営者の遺志による、というのが渋沢栄一的な時代に連なる、財界で時折現れる「教養人」なんだろうな、という感想を持った。今もそういう人士はいるのだろうか。(いるんだろうとは思うんだけど)
  • ハリエット・ビーチャー・ストウ『アンクル・トムの小屋』、土屋京子さんによる訳者あとがき全文公開 - 光文社古典新訳文庫

    『アンクル・トムの小屋』は、じつは、こんなに難解な作品なのである。子供向けの抄訳でこの作品を「読んだことがある」読者の皆さんは、原作の全訳である書に接して、ずいぶん趣の異なる作品を読んだような印象を抱かれたかもしれない。 原作は、文章表現そのものの難解さもさることながら、奴隷制度についていろいろな側面から考察する内容が概念としてかなり複雑なのである。物語に登場するオーガスティン・サンクレア氏の懊悩のように、奴隷制度を単純に悪と決めつけるだけでは問題の解決につながらないという厄介な現実を前にして、当時のアメリカ市民は、知識人や宗教家から卑しい奴隷所有者にいたるまで、それぞれの立場でさまざまな矛盾を抱えて魂の迷路をさまよっていた。抄訳ではそうした難解な部分は大部分がカットされて、「善人で信心深い黒人奴隷トムが極悪非道な奴隷所有者の手で残虐な殺され方をしました、だから奴隷制度はまちがっています

    ハリエット・ビーチャー・ストウ『アンクル・トムの小屋』、土屋京子さんによる訳者あとがき全文公開 - 光文社古典新訳文庫
    takashi1982
    takashi1982 2023/03/05
    “黒人を言葉の通じる家畜とみなして酷使し虐待した奴隷制度が受益者たちから支持され、法的にも合法な制度として裏付けられ、世論も奴隷制度を強硬に批判することを躊躇するような南北戦争直前のアメリカ社会”
  • 『シベリア抑留』/富田武インタビュー

    ソ連政治や日ソ関係の研究をリードし続ける富田武さんが、シベリア抑留の全貌を描き出す書籍を刊行しました。『シベリア抑留』は、ドイツや日など400万人以上の将兵、数十万人の民間人が、ソ連領内や北朝鮮などに抑留され、「賠償」を名目に労働を強制された実態に光をあてています。その執筆の背景などについて話をうかがいました。 ――ご執筆の理由を教えてください。 富田:抑留に関する学術的な論文や書籍は書いてきましたが、体験者や遺家族と接して、一般向けのが必要だと痛感したからです。 ――今回のごのポイントは何ですか。 富田:第一は、シベリア抑留というと日人将兵のソ連抑留しか思い浮かべない一般的な見方を改めるべく、朝鮮人将兵や、南樺太・北朝鮮の日人居留民の抑留もとりあげたこと。第二は、抑留者の飢え、酷寒、重労働の「三重苦」ばかりが強調されていたのに対し、彼らがいかに生き抜いたかに焦点を当てたこと、第

    『シベリア抑留』/富田武インタビュー
    takashi1982
    takashi1982 2022/12/29
    日ソ関係史の大家・富田先生より“日本人の捕虜・抑留には、ソ連国民の矯正労働収容所送り、ドイツ及び同盟国軍将兵の虜囚生活という前史があったことを示し、世界史的視野から考えるように構成、叙述した”
  • 「社会政策」としての殺戮|『ブラッドランド』刊行記念|大木 毅|webちくま

    ウクライナ、ポーランド、ベラルーシ、バルト三国。西欧諸国とロシアに挟まれたこの地で起きた人類史上最悪のジェノサイド。旧ソ連体制下で歪曲・隠蔽されてきた事実を掘り起こし、殺戮の全貌を初めて明らかにした歴史ノンフィクションがついに学芸文庫に入った。今日の世界で『ブラッドランド』をどう読むべきか? 文庫化を機に、岩波新書『独ソ戦』の著者である現代史家・大木毅氏に特別寄稿をいただいた。 早いもので、もう四十年近く前になる。筆者は、大学院の演習で、今日に至るまで大きな影響を受けることになった論文に出会った。シカゴ大学教授(現同大名誉教授)だったミヒャエル・ガイヤーによる「社会政策としての戦争」(Michael Geyer, Krieg als Gesellschaftspolitik. Anmerkungen zu neueren Arbeiten über das Dritte Reich im

    「社会政策」としての殺戮|『ブラッドランド』刊行記念|大木 毅|webちくま
  • 野口健 on Twitter: "学生時代にこの本と出会っていれば、もっと早くに歴史に興味をもてましたね。歴史は暗記だけではなく、それこそ人間ドラマの連続。3月が楽しみ(^.^) https://t.co/6xjecROS1E"

    学生時代にこのと出会っていれば、もっと早くに歴史に興味をもてましたね。歴史は暗記だけではなく、それこそ人間ドラマの連続。3月が楽しみ(^.^) https://t.co/6xjecROS1E

    野口健 on Twitter: "学生時代にこの本と出会っていれば、もっと早くに歴史に興味をもてましたね。歴史は暗記だけではなく、それこそ人間ドラマの連続。3月が楽しみ(^.^) https://t.co/6xjecROS1E"
    takashi1982
    takashi1982 2022/02/11
    興味を持つキッカケとしてはいいと思う。大河でも水戸黄門でもるろ剣でも構わない。その先のフィクションではない、学者の書いた歴史書につながれば。(学術書に限らず一般書も書いているし)
  • ヤン・ド・フリース『勤勉革命』 - 西東京日記 IN はてな

    副題は「資主義を生んだ17世紀の消費行動」。タイトルと副題を聞くと、「勤勉革命なのに消費行動?」となるかもしれません。 「勤勉革命」という概念は、日歴史人口学者の速水融が提唱したものです。速水は、江戸時代の末期に、家畜ではなく人力を投入することで収穫を増やす労働集約的な農業が発展したことを、資集約的なイギリスの産業革命と対照的なものとして「勤勉革命」と名付けました。 書によると、この労働時間の増大は17世紀後半のオランダにも見られるといいます。著者は、およそ1650〜1850年の時期を「長い18世紀」と呼んでいますが、この時期、世帯単位の労働時間は増えていきました。 この時期のオランダで「勤勉革命」などと言うと、マックス・ウェーバーを読んだ人であれば「プロテスタンティズムの影響?」と思うかもしれませんが、著者が書で指摘する要因はずばり「消費」です。 この時期のオランダでは、陶器

    ヤン・ド・フリース『勤勉革命』 - 西東京日記 IN はてな
    takashi1982
    takashi1982 2021/06/06
    面白い
  • 『ゴールデンカムイ』を「この著者なんの取材もしてない」と砂澤陣氏が批判しているので、ファクトチェックをしてみた

    砂澤 陣 @SunazawaJin #ゴールデンカムイ ないない1。明治に入ってからも鮭や鹿の猟を禁じ土地を奪うなどとあるが、短絡的に猟を禁じたものではなく確りとした免許鑑札が与えられ 土地を奪いとされているが漫画の舞台明治37年より前16年から救済法がとられ農業事業実施に関し様々な優遇措置が所謂アイヌに行われた。 pic.twitter.com/caqd6IFTnq 2017-01-29 18:50:39 事実 1876年の北海道鹿猟規則第5条「免許鑑札ヲ受ル者ト雖、毒矢ヲ以テ猟殺ヲ禁ス」と、当時のアイヌの生業の中で重要な位置を閉めた毒矢による伝統狩猟を禁止した。生計に対するアイヌの大きな不安感と強い反発が広い範囲で見られた。沙流、千歳、勇払三郡および十勝のアイヌそれぞれによる禁止実施の延期を求める歎願書が開拓使に提出されたが、平等の論理によって「和人並み」の規制下に入れなければならない

    『ゴールデンカムイ』を「この著者なんの取材もしてない」と砂澤陣氏が批判しているので、ファクトチェックをしてみた
    takashi1982
    takashi1982 2017/03/05
    マトモな研究書の一冊でも読めば(読めれば)、こんな批判なんて出来ないだろうな。他に指摘されているが、結論が先にあるからトンデモをまき散らすことになる。ゆえに辻説法は極めて重要。
  • #新入生に勧めるイスラーム史の名著

    歴史学系専攻の大学教員が新入生向けの読書リストを想定して呟いたものと、皆さんからいただいたサジェスチョンと感想をまとめました。ご自身の読書リストとして、あるいは来年度のシラバス作成のためにご利用ください。 ※ 後ろの方に、史料翻訳編、文庫編、サブカル編、出版状況についての感想編をまとめておきました。 ※ 前近代アラブ史が専門の人間がまとめているので、宗教学、政治学のジャンルや非アラブ地域についてはおろそかになっています。適宜、オススメをあげて頂けるとありがたいです。

    #新入生に勧めるイスラーム史の名著
    takashi1982
    takashi1982 2017/02/05
    まだ西洋史や東洋史に比べると層は厚くはないけれど、日本語で書かれた本でこれだけ読めるというのは恵まれているよなぁ…というようなことを院生時代に指摘され、なるほどと思ったな。
  • 『憲法改正とは何か』――著者の独り言/阿川尚之 - SYNODOS

    2013年7月末のある日、慶應の三田キャンパスで偶然会った書の編集担当者氏からやや唐突に、「憲法改正についてのを書きませんか」と声をかけられた。せっかくの申し出だったけれども最初断わろうと思ったことは、書のあとがきに記した。私は日国憲法を系統だって勉強したことがないし、当時活発に議論されていた改正問題に首をつっこみたくない。そう述べる私に、その後さんざんお世話になる同氏は、「いやいやアメリカ憲法の改正についてのです」と説明し、「まあできれば、多少は日国憲法の改正についても触れてもらえればとは思いますけれど」と付け加えた。 あれから3年経ち、ようやくこのが世に出て、なぜこの仕事を結局引き受けたのだろうと改めて思う。一つには、アメリカ合衆国憲法が制定されて以来今日までに27回改正されたその歴史を自分自身が知りたいという、純粋な知的好奇心があった。憲法改正の歴史を書けば、私がここ2

    『憲法改正とは何か』――著者の独り言/阿川尚之 - SYNODOS
  • 「人身売買・奴隷・拉致の日本史」渡辺大門 いかなる時に奴隷化は許されたのか - 月記

    人身売買・奴隷・拉致の日史 作者: 渡邊大門 出版社/メーカー: 柏書房 発売日: 2014/03 メディア: 単行 この商品を含むブログを見る たまに日に奴隷はいなかったと思っている人がいるみたいだが、当然そんなことはない。歴史書に奴婢・生口・下人などの名前で出てくるのがそれである。彼らは良民に隷属し、譲渡・売買・相続の対象になった。このは古代から戦国時代までの歴史書に登場するそれら奴隷の例が載せられているが、なかでも「良民から奴隷になることの禁止」について触れたものが目立つ。 労働力として奴隷を求めるものは多いが、社会全体にとってみれば必ずしも奴隷は好ましいものではない。律令制度では奴婢に対して良民より少ない口分田が与えられていたが、不輸不入の権を持つ荘園で働かされれば全く税がとれなくなる。限られた土地で奴隷労働をさせ他の土地を荒れるに任せるよりは、農民にそれぞれ土地を与えて耕

    「人身売買・奴隷・拉致の日本史」渡辺大門 いかなる時に奴隷化は許されたのか - 月記
    takashi1982
    takashi1982 2014/06/01
    「分国法には奴隷について触れたものも多いが、奴隷売買を制限するよりは、商取引のルールを定めたもの」「日本人奴隷は傭兵として西洋人からの需要が高く、彼らにあてがう女も必要とされ多くの日本人が売られた」
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