その日、二コラ・テスラは“テスラコイル”と呼ばれる放電システムの披露会を行っていた。彼は歴史的にもエジソンと競って勝利した、電流に関する第一人者。 歴史的に有名な研究の成果が、世界に認められる華々しい日である。 ところが、そこに狂人がやってくる。 狂人「手遅れになる前にこの狂気の沙汰を止めるんだ。お前は決して理解できない力に干渉しようとしている!」 当然ながら狂人は警察に連れ去られ、牢屋にぶち込まれる。 テスラ「ところで、彼の名前は何といったかな?」 警官「彼はただの無害なフィクション作家ですよ。確かその名は……」 「ラヴクラフト」 ▲完全に有害な顔。 牢屋に放り込まれたラヴクラフトは、手下の“ダゴンの末裔”などを送り込みテスラの研究所を燃やして発明品を奪い、宣戦布告する。 そして、テスラはこれに自らの科学技術で立ち向かう……近代の電流技師vsオカルト小説家、世紀の戦いがここに幕を開ける!