産経新聞社は下記の社告を3日付一面に掲載した。書籍発売を巡り、発行元の産経新聞出版や書店に脅迫メールが送りつけられたが、予定通り刊行に踏み切った。 ◇ 「トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇」(アビゲイル・シュライアー著、定価2530円)が3日、産経新聞出版から発売されます。 近年、欧米諸国で、自分は心と体の性が一致しないトランスジェンダーだと訴える少女が急増しています。著者は約200人、50家族に取材し、その社会的流行の理由や、容易に性別変更できてしまう米国の実態を明らかにしています。エコノミスト誌やタイムズ紙の年間ベストブックに選ばれ、世界9カ国で翻訳。日本語版緊急出版。 本書の発売をめぐっては、産経新聞出版や複数の書店に対して「出版中止」の要求と「放火」を予告する脅迫がありました。脅迫に応じることは、出版文化と表現の自由を脅かす前例を作ることになり