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bookとsocietyに関するtetzlのブックマーク (14)

  • 『田中正造の生涯』林 竹二 著

    田中正造の評伝。 田中正造は、幕末に栃木県の小中村(現 栃木県佐野市)の百姓の家に生まれる。百姓といっても名主を務めるような家で、父の跡を継いで名主になり、正造はこの小さな村の名主を12年務めた。 彼は小中村の「政治」に責任を負って、藩レベルの政治とは異質のまとめ役をこなした。それは、自治的な慣行や寄合における合意を尊重する、ボトムアップ式のものだった。彼は名主ではあったが身分意識は薄く、村人の代表として領主との対立を辞さず、領内7ヶ村の農民の抵抗運動を組織して、暗君(失政の領主)を退陣させる実績を残した。そのために正造は投獄されたが、これが、権力に決して屈しない、正造の戦いの始まりだった。 正造は、明治11年に政治に一身を捧げようと決心する。きっかけは、土地の投機に成功して3千円という大金を手に入れたことだった。この金は正造に「公共のために尽くす自由」を与えた。正造は、なんと35年間の予

    『田中正造の生涯』林 竹二 著
  • 書店員を辞めました(退職エントリを書くつもりだった) - 無印都市の子ども

    書店員を辞めました 退職エントリを書くことに小さな憧れがあったので、退職が決まったときから「どんなこと書こうかなぁ」とぼんやりと考えていたのだけど、でもよく考えてみるとネット上から職場に対して言いたいことなんて何ひとつなかった。 しかし、書店員を辞めた現時点で、や書店について自分が考えていることを書き残していきたい気もするので、今回は「ぼくがかんがえたといんたーねっと」について書こうと思う。 記事内容を要約すると、<インターネットがもっとコンテンツと出会う場に、そして創作活動をもっとドライブさせる場になってほしい>という話になります。 言いたいことがありすぎて少し散らかった印象になってしまいましたが、自分にしては珍しく熱っぽく書いた記事なので、時間のあるときに読んでくれると嬉しいです。 ちなみに、記事のタイトルを「潮見、書店員辞めるってよ」にしなかったのは、同世代の羨望と嫉妬を一手に引

    書店員を辞めました(退職エントリを書くつもりだった) - 無印都市の子ども
    tetzl
    tetzl 2018/11/30
    あたたかい文章だなと思った。しかし、本屋さん行ったら行ったでヘイト本面陳されてて心が削がれたりとかあるのだよな…家や職場の近くに「かかりつけ書店」があるのは本当に幸いなことだと思う
  • 「この社会で生きることは苦しい。だから…」 絶望を描き続けた小説家が物語に込めたリアルな<希望>

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    「この社会で生きることは苦しい。だから…」 絶望を描き続けた小説家が物語に込めたリアルな<希望>
    tetzl
    tetzl 2018/02/05
    昔、星野さんのこと存じ上げでおらないまま紀伊国屋書店で稲葉剛さんとの対談を聞きに行って面白かったので、いよいよ星野さん1冊目に買ってみようかなと思っている
  • 障害者は「差別」に泣き寝入りしないといけないのか?伝説の運動が教えてくれること

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    障害者は「差別」に泣き寝入りしないといけないのか?伝説の運動が教えてくれること
  • 戦後日本の社会モデルは、なぜ崩壊後も社会認識に残り続けているのか - 庭を歩いてメモをとる

    社会を結びなおす――教育仕事・家族の連携へ (岩波ブックレット)posted with ヨメレバ田 由紀 岩波書店 2014-06-05 Amazon楽天ブックス これだけ世の中が変わったのに、特に社会的弱者へのセーフティネットについてはほとんど変わっていない。 この現状が不思議でした。その理由としては、若者が選挙に行かないからかな、くらいに考えていました。 しかし、書を読んで「敵(崩壊したのに社会認識に浸透しきっている戦後モデル)は相当手強い」という新たな学びを得ました。 戦後日型循環モデルの特殊性 その「戦後モデル」とはどういうものなのでしょうか。簡単にいうと、以下の3つの要素が循環する仕組みです。 教育 → 仕事 新卒一括採用・高い労働力需要 仕事 → 家族 長期安定雇用・年功上昇賃金 家族 → 教育 多大な費用と意欲(主に母親による=つまり公的教育支出が少ない) 戦後、この

    戦後日本の社会モデルは、なぜ崩壊後も社会認識に残り続けているのか - 庭を歩いてメモをとる
    tetzl
    tetzl 2014/08/13
    読んでみたい。私自身、あるいは私たちの社会にどうやってパッチを当てて最新版にするかというところ。
  • コラム別に読む : 動物の倫理 伊勢田哲治さんが選ぶ本 - 伊勢田哲治(科学哲学・倫理学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト

    ■人間よりも命が軽いのか ケネディ駐日大使が「米国政府はイルカの追い込み漁に反対します」と発言し波紋を呼んでいる。それと前後して、コンビニエンスストアがフォアグラを使った弁当の発売を中止したことも報道され、西洋流の動物倫理思想についての注目が集まっている。 ■「種差別」を告発 しかし欧米の動物倫理の基的な考え方や問題意識についてまではうまく伝わっておらず、生産的な議論ができていない面も感じられる。 まず、M・ベコフ『動物の命は人間より軽いのか』(藤原英司、辺見栄訳、中央公論新社・1785円)は生物学者による動物の権利論の紹介で、平易な口調でさまざまな領域で何が問題になっているかが語られる。 動物の権利論の核心にあるのは、スピーシーシズム(種差別)、つまり生物種が異なれば別扱いしていいというのは差別にほかならないという考え方である。動物は自分ではその差別を告発できない。だからこそ、動物につ

    コラム別に読む : 動物の倫理 伊勢田哲治さんが選ぶ本 - 伊勢田哲治(科学哲学・倫理学) | BOOK.asahi.com:朝日新聞社の書評サイト
  • 圧巻の「障害児の親」研究が出た - 泣きやむまで 泣くといい

    自分は「実証研究」と呼ばれるものがあまり好きではない。対人援助分野に関して言えば、多くが「およそ現場でわかっている」ことを再確認するか、現場の感覚であれば当然のごとく「変数」としてリサーチデザインに組み込まれるべきものが抜け落ちているのを見てがっかりするかのいずれかに終わることが多いからである。 しかし、このは違った。ものすごいである。 障害のある乳幼児と母親たち―その変容プロセス 作者: 一瀬早百合出版社/メーカー: 生活書院発売日: 2012/06メディア: 単行購入: 56人 クリック: 3,846回この商品を含むブログ (7件) を見る 単純に言ってしまえば、既存の障害受容研究の「大ざっぱさ」をばんばん指摘して、ツッコミを入れ難いぐらいに研究対象の絞り込みと重層的な調査分析をして、障害児の母親の変容プロセスを追ったものである。障害児の親に関する実証研究で、これだけ方法論的に洗

    圧巻の「障害児の親」研究が出た - 泣きやむまで 泣くといい
    tetzl
    tetzl 2012/09/19
    「障害児の親」研究で書名が「母親たち」であることも踏まえて読んでみたいしうちの人にも教える。なんにせよすごくぐっとくる書評。
  • 21世紀のルイセンコ。 | デザイン夜話

    「トロフィム・ルイセンコ」という名前の学者をご存じだろうか? 旧ソビエト連邦で時の権力者スターリンに重用されたルイセンコの「環境因子が形質の変化を引き起こし、その獲得形質が遺伝する」という学説が公式見解として採用され、メンデルの遺伝学を奉じるソ連の生物学者や農学者は「ブルジョア理論を支持する反政府主義者」として処刑されたり強制収容所に送られたりしたのだ。ルイセンコの名前は政治的イデオロギーを科学に盛り込む愚かしさとそれが呼ぶ悲劇の代名詞ともなった。1950年前後の旧ソビエト連邦でのできごと。 でもこの国ではちっとも古い話なんかじゃない。 安倍首相が重用する「学者」「有識者」と称する人々はルイセンコどころか調査や統計の検証もなく政策を提言してしまうのだから。実際にここにある「教育再生会議会議議事録」を読んでみたが、「学者」「有識者」などと称しながらものごとを科学的に捉え言語化することが出来な

    tetzl
    tetzl 2012/05/03
    読んだよー。すごく温かい眼差しに基づいた本だった。「悪しき相対主義」でもなく、単純化しすぎるでもなく。
  • Daily Life:野崎泰伸『生を肯定する倫理へ 障害学の視点から』

    July 10, 2011 野崎泰伸『生を肯定する倫理へ 障害学の視点から』 生を肯定する倫理へ―障害学の視点から を著者から御恵投いただいた。せっかくなので少しコメントしたい。記事が長いので三つに分けて投稿する。 書は著者が障害者としての自らの体験もふまえつつ、現代倫理学の主流のアプローチに対して「生を肯定する倫理」を打ち出すという意欲的な著作である。障害学と現代英米の倫理学は、非常に近い問題を扱う面もあるにもかかわらず、あまりきちんとした突き合わせがなされてこなかった。その意味で、両方の文献を読み込んだ著者の議論には参考になる視点が多い。 以下は、現代英米倫理学、特に功利主義に近い立場から、野崎氏の論述がどう読まれるのか、という応答である。それにしても、書で扱われているすべての話題に反応するのは難しいので、話題は三つに絞る。一つは「社会モデル」をどう考えるか、二つ目はシンガーをどう

    tetzl
    tetzl 2011/07/11
    伊勢田さん。しゃんとする書評。
  • 空気に飲み込まれないために知っておくべきこと - sadadadの読書日記

    みんなを代表する「空気」は、いつも多数派を装います。みんなそう考えているから、みんなの意見だから、みんながそうしているから、そんな空気を漂わせて空気の中に個人を取り込んでいきます。確かに同じ空気を吸えば、空気は共有できるかもしれませんが、違和感を感じた空気を吸い続ければ苦しくなるのは当たり前です。最悪、窒息する恐れもあります。空気を読み合い、空気に押しつぶされないためには、何より「空気を知ること」です。 「空気」と「世間」 (講談社現代新書) 作者: 鴻上尚史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/07/17メディア: 新書購入: 13人 クリック: 150回この商品を含むブログ (51件) を見る 1 空気になりたい理由 空気はそのときの気分や雰囲気でコロコロ変わるものです。そんな空気に右往左往している人を信用するに足りません。そんな空気に参加するために右往左往することも信頼のおけ

    空気に飲み込まれないために知っておくべきこと - sadadadの読書日記
    tetzl
    tetzl 2011/03/29
    「きれいな空気を作ること」かあ、いいな
  • 頼むから裸はやめてと言ったから明治維新は着衣記念日 - 虚無回転レシーブ

    『刺青とヌードの美術史 江戸から近代へ』を読みました。これは個人的に大ヒットでした。面白い。 刺青とヌードの美術史—江戸から近代へ (NHKブックス)posted with AZlink at 2011.1.24宮下 規久朗 日放送出版協会 売り上げランキング: 233633 Amazon.co.jp で詳細を見る 序章でいきなり打ちのめされた。 私はかつて裸で歩き回るのが好きだった。(中略)しかし、上半身だけ裸になって新宿の繁華街を自転車で走っていたところ、誰かが通報したのか、パトカーに追いかけられて呼び止められ、警官に取り調べられたことがある。下半身は黄色っぽいズボンをはいていたのだが、遠目には何も身につけていないように見えたらしい。 また、一時は裸足で外を歩くことに凝り、裸足で電車に乗ったり大学に行ったりしたものだが、美術館に行ったとき、警備員がスリッパを持ってやってきて、無理に履

    頼むから裸はやめてと言ったから明治維新は着衣記念日 - 虚無回転レシーブ
    tetzl
    tetzl 2011/01/25
    NHKブックスでこの序章見せられたら買わざるを得ないよね…
  • 『著作権の世紀』の著者、福井健策弁護士に聞く 「疑似著作権」広がり懸念 (1/2ページ) - MSN産経ニュース

    記者活動をしていると、参考文献の引用や画像の扱いをめぐって判断に迷うことがある。著作権の問題が生じるからだ。ルールに基づく正当な範囲での引用は別として、著作物の使用には原則許諾が必要だが、中には「相手の了解が要るのだろうか」と首をかしげる例もなくはない。デジタル時代の著作権問題について書いた話題の『著作権の世紀−変わる「情報の独占制度」』(集英社新書・756円)を読んで、そんな疑問が解消された。法的根拠は怪しいのに、あるかのような扱いを受けている「疑似著作権」の例が増えているという。著者の福井健策弁護士に実情を聞いた。(堀晃和) 「疑似著作権」は福井弁護士が名付けた言葉。「理論的には著作権ではないが、社会で事実上、それに近いような扱いを受けているケースをさす」という。 建築物の写真の例が分かりやすい。建物の撮影は、著作権法の第46条で許諾不要が認められている。雑誌への掲載など写真の利用方法

    tetzl
    tetzl 2011/01/11
    『著作権の世紀-変わる「情報の独占制度」』集英社新書、756円。今度買ってみよう|寺社の撮影禁止は信仰の対象という側面もあるかなあ。個人的には三十三間堂撮りたい|ゼンリンとかの地図のコピー制限も気になる。
  • 〔延坪島砲戦〕朝鮮学校の生徒に嫌がらせ多発で集団登下校 : 低気温のエクスタシー(故宮)

    (01/02)【越年動画】アテナイのアクロポリス(アテネ) (12/31)【年末の御挨拶】良いお年をお迎えください (08/20)【インフォメーション】わがLinktree(リンクツリー) (04/24)【音源】有志が作成したらしい「れいわ新選組応援歌」 (01/01)賀正 (08/03)【プチ日記】マストドン(Mastodon)をせっせと更新中 (12/27)年末のごあいさつ「2019年もありがとうございました」 (07/21)日は第25回参議院議員通常選挙の投票日である (12/27)当ブログの後継ブログのデザインを一新した (11/21)当ブログのサイドバーを手直しした (07/14)【お知らせ】当ブログの「後継ブログ」をせっせと更新しております (03/31)〔ひとりごと〕今年度も今日でおしまい (01/16)【お知らせ】当ブログの「後継ブログ」をせっせと更新しております (01

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    tetzl 2010/11/26
    『非常日本への直言』(山本義彦編『清沢洌評論集』岩波文庫、177~183頁)いいな
  • 友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル - 情報考学 Passion For The Future

    ・友だち地獄―「空気を読む」世代のサバイバル 現在の若者心理の研究。いじめ、ケータイコミュニケーション、ネット自殺などを軸に、いま10代、20代くらいの若者たちのコミュニケーション動態と深層心理を探る。 近年の調査では思春期に反抗期がなかった若者が増えているそうだ。 かつて尾崎豊の「十五の夜」の歌詞にあったような社会に対する反抗心と、現代のアンジェラ・アキが歌う「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の未来の自分に対するメッセージを比べると歴然としているが、現在の若者世代は他者との対立の回避を最優先にする「優しい関係」の世代だ。 だが、この優しい関係は決して個々の心にとって優しくはない。「教室は たとえて言えば 地雷原」という川柳があるそうだが、見かけ上の「優しい関係」を営む場に絶対権が与えられ、息苦しさを感じている若者が多いという。 「「優しい関係」とは、対立の回避を最優先にする関係だから、互いの

    tetzl
    tetzl 2010/03/04
    「この本を読んでわかったのは、それぞれの世代に生きづらさがあって、それと向かい合う困難があって、その戦いには強い人と弱い人がいて、という構図が時代を超えて普遍であるということ」
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