前回、人工知能(AI : Artificial Intelligence)がF-16パイロットと模擬対戦した、米国防高等研究計画局(DARPA : Defense Advanced Research Projects Agency)の “AlphaDogifight” トライアルを取り上げた。ただし、結果だけ見て大騒ぎしてはいけませんよ、というのが今回のお題。 学習プロセスがキモ たぶん、“AlphaDogifight” トライアルに関するニュースを見て「AIが戦闘機パイロットに5:0で完勝した! もう有人戦闘機は時代遅れだ!これからはAIが操る無人戦闘機の時代だ!!」と吹き上がっている人が、そこここにいるのではないかと思われる。 でも、そういう人はたぶん、“AlphaDogifight” トライアルを実現するまでの流れや詳しい条件設定について見ておらず、結果だけを見ている。 なにも格闘戦