RF-4Eは非武装の機体だ。偵察対象を撮影する複数のカメラを機首部や吊り下げ式ポッドなどに搭載する。 日本を守る陸・海・空自衛隊には、テクノロジーの粋を集めた最新兵器が配備されている。普段はなかなかじっくり見る機会がない最新兵器たち。本連載では、ここでは、そのなかからいくつかを紹介しよう。今回は、航空自衛隊の「偵察機RF-4E/EJだ。唯一無二の存在「偵察ファントム」が退役した。 TEXT&PHOTO◎貝方士英樹(KAIHOSHI Hideki) すべての写真を 見る 日本の空から偵察機が消えた 訓練を終え百里へ着陸、タキシング中の偵察航空隊・第501飛行隊のRF-4E。 航空自衛隊が配備する偵察機RF-4E/EJが退役した。この機体を運用する部隊が廃止されたことで機体も引退することになったのだ。 2020年3月9日、RF-4E/EJを運用する空自偵察航空隊・第501飛行隊はホームベースの