福岡市立中学校の特別支援学級に在籍中、英語をほとんど教えてもらえず学習する権利を侵害されたなどとして、20代男性が市を相手取り、慰謝料などの支払いを求めた訴訟の控訴審判決が27日、福岡高裁であった。須田啓之裁判長は学習権の侵害を認め、請求を棄却した一審・福岡地裁判決を変更し、市に55万円の支払いを命じた。弁護団によると、学習権の侵害を認めた判決は珍しいという。 判決によると、男性は注意欠陥・多動性障害(ADHD)と広汎(こうはん)性発達障害と診断され、中学では特別支援学級で授業を受けた。担任教諭は男性の学力などを踏まえ、1年次に英語の授業をほとんどしなかった。別の教諭は、教諭の車を傷つけた犯人と決め付ける発言や、「気持ち悪い」との発言をした。男性の体を仰向けの状態で教諭のひざにのせる暴行も加えた。 判決は、特別支援学校の学習指導要領が、知的障害がある場合などを除き外国語を必修としていること
福岡県太宰府市議会は27日、芦刈茂市長(68)に対する不信任決議案を全会一致で可決した。「市政の混乱や停滞を招き、リーダーとしての資質に欠ける」としている。芦刈市長は、市政運営を巡って議会と対立し、副市長も解職するなど混乱が続いている。 地方自治法の規定により、市長は不信任の通知を受けた日から10日以内に議会を解散するか、解散しない場合は失職する。芦刈市長は取材に対して、議会を解散する意向を表明した。 芦刈市長は2015年の市長選で、自民や公明が推した現職(当時)の3選を阻んで初当選。だが、公約の柱の中学校の完全給食実施を表明しながら経費面で撤回に追い込まれ、議会から見通しの甘さを追及された。もう一つの柱の市長給料の減額も「根拠に乏しい」として2回にわたって議会に否決された。 市政の停滞が続く中、芦刈市長は8月、議会とのパイプ役を果たしていた副市長を「古い体質を背負っている」として解職。こ
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く