上から読むか下から読むかで対立する2者双方の正義を考えさせる絵本。 どちらサイドの物語も「僕たちはどうすればよかったんだろう?」と結論に至っていない点も良い。 これから先、もしかしたら日本は戦争をする・戦争に巻き込まれる国になるのかもしれない。そういう時、自分の正義と相手の正義を考えられる人間でありたいなぁ、と思った。
物語序盤の耽美で背徳的な世界観はやや失われてきたものの、ミステリーとしての面白さは増してきた。 美醜とはどんな価値があるのか、幸せとは何か。 そんな中で懸命に生きながらも幸せへとは向かえない女の子たちのドロドロとした生き方に強いエネルギーを感じる漫画です。
ようやく読破。上巻に全くハマれず、ここまで来て読むのを断念しかけたけれど、なんとか読破。 中盤〜後半の展開はアツく、過去の伏線もしっかりと回収されて気持ちよい読後感だった。 次は映画を観よう。
これだけ有名な作品を前情報なしでここまで読めたことは幸運だった。いやー、これは確かに面白い漫画だ。今までちょっとバカにしてたけど、確かにこれは面白い!アツい!!
「イキガミ」の頃から感じる、"オタク"のステレオタイプな描き方が気にはなるものの、相変わらず設定を活かす物語展開がうまい!そして相変わらず暗い! 性的表現も"エロく"ではなく嫌悪感を抱くように描く感じ。テーマ的に萌え絵を描ける作家が描くとまったく違う作品になりそうだけど、この絵だからこそテーマが際立つ感じ、"わかってる"作家だなー。
2015年のテーマである「定番を抑える」の一つとしてワンピースを読んでます。以前読み進められなかった空島編から再読スタート。やっぱり微妙だ。。。
たしかにシナリオはよく練られているけど、これが6冠か。。。はっきり言って「叙述トリック」のジャンルに関しては、日本製ミステリーの方がはるかにレベルが高いと思う。 本書も、誰が被害者で誰が加害者なのか、最後まで交差させながら作られてはいるものの、物語の転換の前の"タメ"が弱いせいで、「なにー!そーだったのかー!!」というテンションでは驚けない。せいぜい「ふーん、そうだったのか。」という程度の落差。これがフランス人の美学なのかもしれないけど、そして翻訳のせいなのかもしれないけど、物足りなかった。。 さらに、「隣の家の少女」あたりを彷彿とさせるグロテスクな描写にもゲンナリ。。絶望の先に希望や救いはなく、ただただ絶望的な決着にも心が晴れない作品だった。 うーん、これが6冠だというのなら、2014年はミステリー不作の年だったとしか言いようがない。。
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