「あまりにもつらかったです。仕事のためとはいえ、入国したことを後悔しました」 そう本誌に “SOS” を送ってきたのは、つい最近、中国に入国したという日本人ビジネスマンのA氏だ。 【写真複数枚あり】2週間の隔離生活のなかで100元で3食分、提供された食事。味もにおいもひどいものだったという 世界的な流行を見せる新型コロナウイルスのオミクロン株。デルタ株など、これまで流行した変異株と比べて感染力が高い一方、重症化率が低く、世界各国ではいかに経済を止めずに感染症対策を講じるかが焦点となっている。 そんななか異彩を放つのが、中国の徹底した “ゼロコロナ政策” だ。 「中国内陸部の陝西省西安市では、昨年12月23日からロックダウンが実施されました。厳しい制限で食糧難に陥る市民が出るほど。1月24日に解除されましたが、コロナへの徹底的な封じ込め作戦は継続中です。どんな手を使ってでも北京五輪を開催させ