膨らんだおなかが地面につくほど太っていたアカゲザル=昨年4月ダイエットを続けてきた現在のアカゲザル。いったんたるんだおなかの皮は戻っていないが、体重は大きく減った=6日、堺市堺区、同市提供 「メタボ猿」と呼ばれていた堺市堺区、大浜公園のアカゲザルが約2年間のダイエットの結果、体重が平均約23%減った。29.2キロと最も重かったオスの体重は4割減って約17キロに。ただ、おなかの皮はまだだぶつきぎみだ。新たな猿の住まいを建設した市は「食事制限は続けつつ広い新居で運動させ、さらに絞り込みたい」としている。 今月上旬、猿を新居に移す際、約2年ぶりに41匹の体重を測定。うち、個体識別できるように体内に埋め込んだマイクロチップが残る26匹について前回測定時と平均体重を比較。1匹あたり8.5キロとなり、2.6キロの減量に成功していた。特に太っていた序列上位の7歳以上の成獣は5〜1割減と効果が出た。