文部科学省の2020年度の問題行動・不登校調査では、自殺した小中学生と高校生が前年度比98人増の415人となり、過去最多を更新した。同省の担当者は「前年度までと同じく家庭に起因すると考えられる自殺が多い。新型コロナ禍で大人が受けたストレスが、子どもに向けられた結果ではないか」としている。 校種別では、小学生7人(前年度比3人増)▽中学生103人(同12人増)▽高校生305人(同83人増)――で、高校生の増加が目立つ。学校の調査で判明した自殺の原因(複数選択可)では、「家庭不和」(53人)が最も多く、「精神障害」(46人)、「進路問題」(44人)…