元千葉大生が女子中学生を監禁した事件が発覚してしばらく経った。いろいろと事情が見えてきた様子で、監禁動機はいまだわからないものの、容疑者は秋葉原に足繁く通うタイプで、部屋からアニメやゲームのグッズが発掘されたことが報道で取り上げられた。そのため、ここぞとばかりに表現規制論が恒例行事として沸き起こり、アニメやゲームを愛するオタクが犯罪予備軍のような扱いをされている、とネット上では非難が起き、しまいには表現の自由を妨げるような事件に巻き込まれるJCが悪い、みたいな逆転の発想ネタが横行するような祭りと化している。個人的にはアニメやゲームよりも監禁映画の代表作「完全なる飼育」が見つからなかったことが気になった。この作品はストックホルム症候群をモチーフとし、長期間緊張状態を強いられる環境になると、一緒にいた相手に好意を抱いてしまう、という現象を扱った映画である。さて、はたして本当にアニメやゲームや映