ソニーは、3D対応の液晶テレビ<ブラビア>のユーザー向けに、幅広いジャンルの3D映像を紹介し、そのダイジェスト版を視聴できる3D体験チャンネル「3D Experience(3Dエクスペリエンス)」を開設し、本日より映像配信を開始した。「FIFA 女子ワールドカップ 2011 ドイツ大会」の3Dハイライト映像を含む、約60タイトルを無料で楽しむことができる。 メニュー画面イメージ 3D Experience」トップ画面イメージ 「3D Experience」では、映画、音楽、スポーツ、ドキュメンタリーなどの幅広い3Dコンテンツのダイジェスト版を用意し、ネットワークコンテンツ視聴機能「<ブラビア>ネットチャンネル」を通じて無料で配信する。対応製品をブロードバンド回線につなぐと、インターネット動画視聴のメニュー画面上に「3D Experience」のアイコンが表示され、すぐに3D映像を視聴できる
両サイズともフルHD解像度(1920×1080ピクセル)のIPSパネルを採用し、3D表示をサポート。映像エンジンは「レグザエンジンCEVO」で、超解像技術「レゾリューションプラス6」など大画面モデルに迫る機能を備えた。また32V型には倍速駆動パネルとエリアコントロールが可能なLEDバックライトを搭載。倍速駆動と上下5分割のバックライトスキャンを組み合わせた「アクティブスキャン240」で動画表示性能を向上させている。画質の傾向は、「マスターモニターを強く意識した」(同社)。 USB外付けHDDへの録画も可能だ。デジタルチューナーは2系統のため、「おでかけW録」(2番組同時録画)もしくは「ウラ録」(1チューナーで視聴、1番組録画)となるが、自動チャプター機能「Wマジックチャプター」も備えている。 3D表示は、同社としては初の偏光フィルター方式だ。液晶パネルを1ラインずつ交互に右目用の画像と左目
さて、今回は家庭向け3Dプロジェクター選びの基礎的な知識を確認しておきたい。結論から言えば、日本で発売される3D表示機能付きプロジェクターは、すべてフレームシーケンシャル方式のアクティブシャッターメガネを用いている。ただし、メーカーによって3Dの表示品位は驚くほど違う。 まず前回のお詫びから。前回、プロジェクターで3Dを表示する方法は、光学フィルターを用いる方法と液晶シャッターを用いる方法があると書いた。後者を「フレームシーケンシャル方式」と表現したが、この場合は「アクティブシャッター方式」と書くべきだった。お詫びして訂正したい。なぜなら光学フィルターを用いたものの中にもフレームシーケンシャル方式が存在するからだ。 例えば、DLPプロジェクターで3D投影する場合は、異なる特性の光学フィルターを順に並べたホイールを回し、それに同期して左右映像を表示する。メガネは光学フィルターのみのパッシブフ
先日、「CEATEC JAPAN 2010」が開催され、例年と同様に多くの来場者を集めた。例年、CEATECでは未来への示唆に富んだテレビ……というよりは、映像ディスプレイという方がいいだろう……が登場してきたが、今年、将来を暗示するような製品があったかというと、少なくともディスプレイ方式に関する展示はなかった。 一方でインターネットとテレビ、家庭内ネットワークの中のテレビといったテーマでの提案は多かった。東芝の「レグザ Apps コネクト」、パナソニックの次世代インターネットテレビ、CEATECでの展示はなかったがソニーのGoogle TV、それに海外でのインターネット経由での映像配信サービスなどを見る限り、一時的にはネットワークをいかに活用するのかを模索する方向でテレビは進化の道を求めるのかもしれない。 東芝の「レグザ Apps コネクト」で提供される「RZコマンダー」のタグシェア画面
東芝は10月4日、「グラスレス3Dレグザ」2機種と“クラウドテレビ構想”「レグザ Apps コネクト」(別記事を参照)を発表した。「CEATEC JAPAN 2010」の開幕に先立ち、幕張メッセの自社ブースに報道関係者を集めて大々的にアピール。壇上に立った東芝ビジュアルプロダクツ社の大角正明社長は、「テレビにイノベーションをもたらす2つの未来」と胸を張った。 世界初の裸眼立体視対応テレビとなるグラスレス3Dレグザは、かねてより同社が技術開発を進めていたインテグラルイメージング方式を採用した3Dテレビだ。20V型の「20GL1」と12V型の「12GL1」をラインアップしており、いずれも12月下旬から発売する。価格はオープンプライスだが、店頭では20GL1が24万円前後、12GL1は12万円前後になる見込みだ。 インテグラルイメージング(光線再生)方式は、物体からの光(反射光)を複数の方向から
バーチャルリアリティ(VR)や3D関連製品を集めた展示会「3D&バーチャルリアリティ展」(東京ビッグサイト、25日まで)が6月23日、開幕した。パナソニックが世界初の一体型2眼式3Dカメラと3D対応モニターを展示したほか、ソニーも3D対応モニターを参考出展。シャープのブースでは“4原色”表示技術を採用した液晶テレビ「クアトロン」の3D対応モデルを展示していた。 世界初の一体型2眼式3Dカメラレコーダー パナソニックのブースでは、一体型2眼式3Dカメラレコーダーを展示している。フルHDで撮影でき、SD/SDHCカードに記録する一体型2眼式3Dカメラレコーダーは世界で初めて。8月末に発売予定で、実売想定価格は220万5000円。 レンズ、カメラヘッド、レコーダーを一体化。本体左脇に付いたジョグダイヤルを使えば輻輳角の調整をしながら撮影できる。金属フレームを使って2台のカメラを組み合わせて撮影す
AV業界ではいま3Dの話題が花盛り。3Dテレビは、この春以降各社から新製品が登場、秋にかけてほとんどのメーカーがフォローする。1年も経たずしてテレビやプレーヤーは、かなり充実したラインアップがそろいそうだ。今のところ、コンテンツ側の不足感は否めないものの、本命といえるBlu-ray 3Dソフトも年末にかけて複数のタイトルが登場する見通し。これまであった何度かの“3Dブーム”と異なり、ハードとソフトの両方がそろいそうだ。 テレビやプレーヤーと同様、3D対応を進めているハードウェアの1つにAVアンプがある。AVアンプの場合、3Dコンテンツの再生や表示を行うわけではないが、伝送に対応したHDMI 1.4aの採用が必要で、同規格で定められたフレームパッキング(Blu-ray 3Dや3Dゲーム)やサイド・バイ・サイド(3Dのテレビ放送)といった信号を正しく伝送することが求められる。いち早く3D対応を
これから薄型テレビを購入する人は、3D対応か、否かで悩んでいるかもしれない。将来性を考えると3Dテレビを選びたいところだが、まだ好みのコンテンツは見あたらない。そのために1歩を踏み出せずにいる人も多いのではないだろうか。 実際、市場に3Dコンテンツはほとんど存在していないが、一方でメーカー各社はコンテンツ制作会社と連携して急ピッチでタイトルを増やそうとしている。今回は、3Dテレビで視聴できる3Dコンテンツの現状を整理してみた(情報はすべて2010年6月7日時点のもの)。 Blu-ray 3D フルハイビジョンの美しい3D映像を楽しみたいのであれば、やはりBlu-ray 3Dの映画ソフトを手に入れたい。過去にアナグリフ式(赤・青メガネを使用する)の3D対応Blu-ray Discタイトルとして、「ポーラーエクスプレス 3D」や「センター・オブ・ジ・アース 3D」などが販売されていたが、これら
先日、シャープのデモクリップや上海万博の映像など、多数の高品質映像制作を手がけるある有名なCG・映像作家の知人と食事をしていた時のこと。3D映像に興味を持つ者同士で集まったちょっとした集まりだったのだが、筆者が「今年の3Dテレビ。品質で言えば、パナソニックのプラズマ、ほとんどの液晶テレビと2つのグループに分かれると考えていたが、シャープの4原色3Dテレビはほかの液晶とは見え方が違う。まるで別カテゴリーの製品のようだ」と話したら、一気にボルテージが上がって「まったく、そうなんですよ! あれは凄いんだ!」と盛り上がった。 4月中旬に3Dテレビの技術発表を行ったシャープ(→4つの技術で“明るい”3Dテレビ、シャープが製品化へ)。5月中には製品を発表する予定で、夏商戦に間に合わせるとしている。もちろん、映像作品を見るためのディスプレイとして、どこまで良いものか? については、製品が登場してゆっくり
別媒体の記事になってしまうが、「3Dのプラズマは、デュアルスキャンになるので、従来の2Dパネルに比べてコストアップ要因を持っている」と書いたところ、パナソニックの方に、「それが誤解を招くのでは」との指摘を受けた。 筆者としては、“液晶に比べてプラズマは高価”と書いたつもりはなく、単に“2Dのプラズマより高価”という意図だったのだが、やはりプラズマ対液晶という対立の構図を描く場合には、プラズマがデュアルスキャンであることを“液晶よりも高価”という結論に結びつけられる可能性も、確かにあるのかもしれない。 良識ある読者の方なら先刻承知だろうが、パネルのコストはイコール製品の価格ではない。製品の価格とは、製品の価値(バリュー)に対して支払うものだから、価値がないものなら、原価割れで売らざるを得なくなってビジネスは破たんする。逆にコストは安くとも、価値を高く保てるならば製品を高く売ることができる。ブ
東芝モバイルディスプレイはこのほど、メガネなしで高精細な立体映像を広い視野から見られる21インチのディスプレイを開発したと発表した。広告やアミューズメント機器に適しているという。 1280×800ピクセル(WXGA)表示のディスプレイ。9方向から撮影した映像データを再現する「インテグラルイメージング方式」(光線再生方式)を採用した。2視差の「フレームシーケンシャル方式」と異なり、広い視点から立体的な映像をメガネなしで見られ、目も疲れにくいとしている。視野角は水平±15度。 インテグラルイメージング方式は、視差の数だけ画面の精細度が低くなるという課題があったが、同社が培ってきた低温ポリシリコン技術を活用することで、高精細な3D表示を実現したという。 レンズシートを採用し、輝度を480カンデラ/平方メートルに向上。パネルを平置きして上から俯瞰して見ると立体感が高まり、立体模型のように鑑賞するこ
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