9月15日オープンする福井県年縞博物館に展示されている水月湖の年縞。約7万年分の年縞が並んでいる=9月13日、福井県若狭町 福井県若狭町の水月湖の湖底堆積物「年縞(ねんこう)」をテーマにした県年縞博物館が9月15日、若狭町鳥浜で開館する。最も正確な「世界のものさし」として地質年代の測定に用いられる水月湖年縞やその意義を紹介するほか、年縞により推測される過去の気候変動の歴史などを分かりやすく展示する。世界で年縞研究をけん引する立命館大の研究所も併設され、学術拠点化も目指していく。 ⇒展示物や外観、年縞博物館の写真9枚 博物館には展示棟と研究棟があり、展示棟は混構造(木造、鉄筋コンクリート、鉄骨造り)2階建て、延べ床面積約千平方メートル。県産スギや県内の古民家の木材を使用し、木のぬくもりが感じられる空間となっている。 メインの展示物は約45メートルあり、連続した年縞では世界一の長さを誇る、7万