photo by JustinWoolford 最近の世界的な株価下落によって価格が下がりつつある原油価格。 私たち消費者によっては良いことずくめな価格低下…ですが、仮に1バレル80ドル以下の価格帯で落ち着いてしまった場合には、アメリカにある3分の1のシェール田が採算割れしてしまうのでは?という試算も出てきているようです。ロイターが報じました。 原油価格80ドル割れなら米シェールオイルの3分の1が採算割れ=調査 | ワールド | Reuters 米バーンスタイン・リサーチは、原油価格が80ドルを切る水準まで下落した場合、米国のシェールオイル生産の3分の1は採算割れとなるとする試算結果を公表した。 (中略)バーンスタイン・リサーチのアナリスト、ボブ・ブラケット氏は、北米のシェールオイル生産を網羅的に調査し、ウエスト・テキサス・インターミディエート(WTI)CLc1が80ドルを切った場合、約3
9月29日、大手商社の住友商事が2005年3月期の連結業績見通しを下方修正した。米シェールガス事業の売却等を受けて、約2400億円の減損が発生したためだ。シェールガス開発事業については当初、隣接地域での良好な生産に対する社内外の評価を基に収益化の確度は高いと考えられた。しかし、複雑な地質等を背景にコストが想定以上に膨らむと判断され、このたび減損を発表したのだが、この減損は防ぐことができなかったのだろうか。 今回の減損は経営戦略の失敗とされており、減損の規模的にも住友商事の“熱狂的”なまでのシェールガス開発事業への肩入れすら感じられる。特に、地質に関する判断を誤るという点は、初期段階での戦略策定に不備があった可能性を示唆する。資源開発を進めた経営陣の脳裏には、シェールガス革命の恩恵を享受したいという強い動機があったのだろう。 ミクロ(企業経営)の視点から考えると、注目を浴びているシェールガス
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