RPA(Robotic Process Automation)が、企業における業務効率化や働き方改革に対する手段の一つとして注目されている。一方で、想定したような効果が出ないという声も聞かれる。せっかく導入したものの、想定していたよりもコストがかさむ、あるいは業務の効率化が思ったように進まないというものだ。 さらに今後懸念されるのが、誰が管理しているか分からない「野良ロボット」の増殖だ。誰にも管理されずに放置されているだけならばまだよいが、いずれ悪影響を及ぼすリスクをはらむ。この特集では野良ロボットに対し、しかるべきガバナンスをもって対策していく方法について提案する。 盛り上がる日本企業のRPA導入 RPAは文字通りに言えば「ロボットによる業務自動化」となる。ロボットという名前は付いているが、パソコン上で稼働するソフトウエアだ。従来の業務システムやEUC(エンド・ユーザー・コンピューティン
RPAテクノロジーズ、MAIA、Waris、ブイキューブの4社は共同で、女性の多様な働き方の環境整備とRPA活用ニーズへの対応を目的とした「RPA女子プロジェクト」を、5月7日から開始すると発表した。 RPAは、ホワイトカラー業務の自動化を推進する「デジタルレイバー」。このプロジェクトは、RPAを活用したい企業や団体に対して、RPAスキルを身に着けた女性をマッチングすることにより、子育てや家族の転勤などで仕事から離れた女性の復職を支援するもの。RPAテクノロジーズは、RPAの導入実績から蓄積されたナレッジを提供、Warisは、潜在的な高スキル女性の選定とキャリア形成を支援、MAIAは、それらの女性への実践的なRPA教育と女性を活用した現場支援の実施、ブイキューブは、オンライン教育基盤やテレワークなどさまざまな働き方の為のインフラを提供する役割を担う。 プロジェクトは主に「RPA女子のための
定型業務を自動化することで業務効率化を実現する「RPA」が注目を集めている。ただ、そこにはさまざまなリスクも潜む。KPMGコンサルティングの対策から「RPAのリスク管理」について考察したい。 導入後の運用に潜むRPAのリスクとは 「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)はもはや、入れるか入れないかではなく、どうやって具体的に入れていくかという話が、お客さまとの間で中心になっている」――。KPMGコンサルティングでRPA事業の責任者を務める田中淳一 執行役員パートナーは、同社が先頃開いたRPA導入・運用のリスク管理支援サービスについての記者説明会でこう切り出した。 ただ、同氏はその一方で、「RPAの導入・運用にあたってさまざまなリスクも浮き彫りになってきた。その対応ニーズが高まってきたので支援サービスを強化した」とも。そこで今回は、KPMGの見方を基に「RPAのリスク管理」につい
RPA(Robotic Process Automation)とは何かという基本的なことから、導入するためのノウハウまでを解説する本連載「RPA導入ガイド」。前回はRPAソフトウェアの構成やPoC(Proof of Concept:概念実証)に向けた心構えについて解説しました。第7回となる今回はRPAのPoCの概要について解説します。 RPAのPoCを進めていく過程ではさまざまな落とし穴が待ち受けています。本連載を参考にして事前に対策を講じておきましょう。 RPAのPoCでよくあるシステム構成 前回、RPAソフトウェアの物理構成を紹介しました。おさらいすると、ロボットファイル、実行環境、開発環境、管理ツールの大きく4点から構成されます。システム構成という観点では次のように2つに分かれます。 2つのシステム構成の違いは、ロボットファイルを「デスクトップ側に持つか」「サーバ側に持つか」というこ
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます RPA(Robotic Process Automation)は、2017年から国内でも注目され始め、導入事例も急速に増加している。現状ではPoC(技術検証)やパイロットから着手する企業が多い。EYアドバイザリー・アンド・コンサルティングが3月2日に開催したセミナー「事例からみるRPA導入のポイントと今後の展望」では、RPA導入における成功例や失敗例、その先の展開や運用に必要な検討や準備などが紹介された。ここでは、同社パートナーの高見陽一郎氏によるセッションをレポートする。 2017年のRPA市場は導入フェーズが大半 高見氏はまず、2017年のトレンドとして日本のRPA市場を振り返り、6つの傾向を取り上げた。1つ目は、段階としてはPoC
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます ソフトウェアのロボットで特定の業務処理を自動化する「ロボティック・プロセス・オートメーション(RPA)」は、これまで金融機関などを中心に数多くの実証実験が行われてきた。2018年以降は、RPAが本格導入フェーズに移行していくと予想される。 多くのケースでRPAは、これまで人間の手作業に依存していた業務の処理時間を劇的に短縮する効果が認められている。まずはRPAを適用可能な業務の種類を洗い出し、実証段階ではチューニングを進めること、最終的に年間数百~数千時間分もの労働時間を短縮可能とする処理能力を実現する。 現状でその効果は人手不足の解消あるいは人件費の削減といったものが注目されているが、RPAによって新たに創出される人材リソースをどう企
2018年以降、私たちの職場に続々とロボットがやってくる。パソコンを使った単純作業や退屈なルーチンワークを、文句ひとつ言わず引き受けてくれる透明ロボ。室内や通路を自動で動いて荷物を届けてくれるお助けロボ。テレワークをする同僚に代わってあなたの隣にたたずむ分身ロボ。ロボットがオフィス風景に溶け込む日はすぐそこまできている。 透明ロボ「RPA」、2018年に国内5000社へ 2018年は社会的な課題の人手不足が、オフィスのホワイトカラーの分野で急速に解消に向かう。立役者は「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)」。PCでデータを繰り返し入力したり転記したりする人手の雑務をソフトで自動化する技術だ。 導入支援サービスで先行するアビームコンサルティングが2017年1月から12月までに導入を支援した企業は約460社に上る。「このままのペースで導入が続けば2018年末には1000社を超える
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