佐川急便は8月2日、AI(人工知能)を活用し、配送伝票の手書き文字を読み取ってシステムに自動入力するシステムを7月から本格稼働させたと発表した。人間が読み取りづらい崩れた手書きの数字を高い精度で読み取れるという。 ディープラーニングを活用した文字認識技術をベースに、2018年12月から開発を進めていた。手書き数字の認識精度は99.995%に上り、「数字が丸で囲まれている」「取り消し線が引かれている」「伝票に傷がついている」など、目視で読み取りづらい数字もほぼ正確に読み取れるという。 配送伝票の情報入力を請け負うグループ会社のSGシステム(京都府京都市)は、繁忙期になると1日に約100万枚の配送伝票を手作業でシステムに入力していた。新システムを使うことで作業時間を月間で約8400時間ほど短縮できる見込み。 新システムの開発で得たノウハウはSGホールディングスのグループ各社に展開し、さまざまな
出典:日経 xTECH 2019年 5月 23日 (記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります) オートメーション・エニウェア・ジャパンは2019年5月23日、RPAツールの新版「Automation Anywhere Enterprise 11.3.2」と、紙文書の画像から内容を自動的に読み取るツールの新版「IQ Bot 6.5」を発表した。同日、提供を始めた。 新版で共通した機能強化点は2つ。1つはユーザーインターフェースの表示に従来の英語のほか、日本語を加えたことだ。もう1つはロシアのABBYYが開発したAI OCR(光学的文字認識)ソフトを組み込むことで、日本語で書かれた紙文書の画像からテキストデータを抽出しやすくしたことである。新版に組み込んだOCRソフトは追加費用なしで利用できる。
「RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)を導入しろ」「AI(人工知能)を使って効率化だ!」「当社も機械学習を活用せよ!」。 「RPA」「AI」「機械学習」というキーワードがにわかに世の中を賑わしている。働き方改革や生産性向上の文脈で、企業・官公庁・自治体問わず、さまざまな組織でトップや本部長の号令一下、新たなITテクノロジーが取り入れられようとしている。 この潮流は好ましい。どんな組織も、積極的に最新技術を取り入れて、仕事のやり方をアップデートしていく必要がある。一方で「残念」なIT導入が後を絶たない。 残念なITシステムの背景にある3つの「残念」 ある中堅製造業の経理部門がRPAらしきものを導入した。「事務手続きの自動化による業務効率の向上」と「社員の高付加価値業務へのシフト」というよくある目的を掲げていた。 そのやり方が問題だった。 社内各部署や取引先から送られてくる申請書
昨今、「RPA」(Robotics Process Automation)が盛り上がっています。ITmediaでは、特集ページも開設されています。RPAは実際、目に見えて効果が上がるケースが多いのに加え、経営層にとって投資しやすいという面があるのでしょう。しかし、RPAは「その場しのぎ」を助長してしまう可能性があります。 RPAって、非効率なシステムを温存することになったりしないのか 上記の記事では、RPAは「弥縫策(びほうさく)」であって、本来はビジネスプロセスを見直し、改善すべきだと書いています。そして、ビジネスプロセスの改善というのは、最近よく耳にするキーワードである「デジタルトランスフォーメーション」(DX)ということになります。 ただ現実を見ると「何が何でもDX」というわけにはいきません。日本では、RPAとDXをうまく組み合わせる必要がありそうです。 まずはDXを目指すべきでは
2018年に企業に破竹の勢いで浸透したソフトウエアと言えば、多くの人がRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)を挙げるだろう。既存のシステムに何ら手を加えることなく、2週間程度の期間でソフトウエアロボットを開発することで、あっと驚くほどの容易さで業務の効率化を成し遂げてしまう。評判が評判を呼び、既に大企業の80%以上が業種を問わず、トライアルを含め何らかの導入に踏みきったと言われる。その勢いは、人手不足に悩む中堅・中小企業にも及んでいる。中堅では過去半年の間に普及率がほとんどゼロ状態から30%へと一気に伸びたという。驚くような浸透の速度である。RPAの特徴を一口で言うなら導入における「スピード」。これが短期間での普及に寄与したことは間違いない。 2019年4月から順次施行が始まった働き方改革関連法への対応も追い風と思われる。2019年もさぞかしと、大手RPAベンダー数社に話を聞い
名大病院、RPAロボで病院の定型業務を自動化 約9800時間の効率化へ――RPAテクノロジーズの「BizRobo!」を導入 名古屋大学医学部附属病院は、RPAテクノロジーズの「BizRobo!」を導入し、院内の全事務部門で定型業務のRPA化を推進する。会議メールの自動送信や医師の勤務時間集計などの定型業務を自動化することで、職員がより付加価値の高い業務にシフトできる体制を整える。 RPAテクノロジーズは2019年4月16日、名古屋大学医学部附属病院(以下、名大病院)が院内全ての事務部門に同社のRPAツール「BizRobo!」を導入し、2019年5月から本格運用を開始すると発表した。 BizRobo!は、定型業務を代行するソフトウェアロボット(Digital Labor)の作成、運用を支援するRPA(Robotic Process Automation)ツール。ソフトウェアロボットの作成にプ
RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)の導入が拡大している。今年2月、矢野経済研究所は国内のRPA市場に関するレポートを発表し、2018年度の同市場規模が前年度比134.8%増の418億円になると予測した。17年に比べて倍以上の拡大ということで、いかにRPAが注目を集めているかが分かるだろう。 RPAは人間がPC上で行っている操作を、ソフトウェアで自動化するツールだ。マクロやテスト自動化ツールが高度化し、多種多様な作業をより簡単に自動化できるようにしたアプリケーションと考えると理解しやすいだろう。 後述するように、一部では「RPAは幻滅期に入りかけている」とみる動きもあるが、まだまだRPAに期待する声は根強い。RPAが注目される理由はさまざまだが、今回はこれからRPAがどう進化していくのか、それによって私たちの働き方がどう変わるのかを考えてみたい。 「クラス2」へ向かうRPA
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