バタバタしてたら、大蟻食さまの新刊が出てるの、ちっとも知らなかったよ。 「メッテルニヒ氏の仕事」が雑誌に連載中で、そのうち本になるだろうことは知ってたけど、「金の仔牛」はまったく知らなかった。 これがなんと、18世紀フランスを舞台にした、バブル経済小説!びっくり、と思ったけど、さすが大蟻食様、読みだしたらホント、やめられないとまらない、なのですわ。 題材となったのはヨーロッパ三大バブルのひとつと呼ばれた「ミシシッピ計画」だそうで、全然知らないものだったのですが、予備知識なしで十分楽しめ、ついでに言うと、18世紀フランスなど知るわけがない私が、いやー、きっとこうだったんだろうなー、と、その雰囲気に浸ることができるのは、佐藤亜紀ならでは、でございます。 (なお、ミシシッピ計画はあくまでも背景なので、それ自体についての解説は本書にはなく、これを主導したジョン・ローという名も出てこないのですが、W
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