IT大手のグーグルは10日、東日本大震災の被災地支援として、オンラインゲームを使った催しを宮城県石巻市で開いた。米国や韓国も含む国内外から集まった約100人が、津波の爪痕が残る市中心部を歩きながらゲームを楽しんだ。 使ったオンラインゲームは「イングレス」。スマートフォンの全地球測位システム(GPS)機能を使って、指定された目的地にたどり着き、「陣地」を取り合う。参加者はスマホ片手に地元の人にも道を尋ね、被災した石巻ハリストス正教会など120カ所の目的地を探し歩いた。 大阪市から参加した会社員黒飛(くろとび)良彦さん(37)は「被災地を訪ねる、いいきっかけになった。被害の大きさがよく分かった」と話した。イベントに協力した地元まちづくり団体の松村豪太代表理事(40)は「活気を取り戻すには、楽しんでもらうイベントも必要」。イングレスを使った催しを今後も続けるという。
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