新型コロナウイルスの新規感染者数の減少が全国で続き、東京都では1週間平均で5000人を下回るのは7月上旬以来となった。一方、厚生労働省の分科会は、生後6カ月〜4歳の子どもに使用できる国内初のワクチンを臨時接種に位置づけることを了承した。 厚生労働省のまとめでは、1週間(1〜7日)の全国の新規感染者数は約22万4000人で、前週比は0.75倍だった。厚労省に助言する専門家組織は「全ての地域で減少が継続しているが、一部の地域で減少速度が鈍化し、前週比が1に近づくなど地域差がみられる」と分析。その上で「病床使用率も低下傾向にあり、医療提供体制については状況の改善がみられる。重症者数や死亡者数は減少傾向が続いているが、足元で横ばいとなっている」と指摘した。 東京と神奈川、埼玉、千葉の1都3県の新規感染者数は1週間(同)の合計で約5万9000人となり、前週比は0.65倍。東京は9週連続で減少し、