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フランスとセルクマに関するDG-Lawのブックマーク (3)

  • nix in desertis:高校世界史でいかにリシュリューと三部会停止を記述するか

    高校世界史深掘りシリーズの小ネタ。ルイ13世の宰相といえばリシュリューであるが,ルイ13世の在位年1610〜43年,リシュリューの宰相就任は1624年である(1642年に在任のまま死去)。つまり,ルイ13世とリシュリューのコンビが組まれたのは,ルイ13世の治世33年の後半,約18年ほどであった。ルイ13世は即位時点で9歳であり,母后マリー・ド・メディシスが実権を握っていた。そのマリー・ド・メディシスが,1614-15年の(全国)三部会に聖職者代表として出席・活躍したリシュリューに目をつけて登用した。その後,ルイ13世は長じて母の専横を嫌って親政を開始したが,それでも母の寵臣だったリシュリューは追放せず,どころか宰相に引き上げた。リシュリューはマリー・ド・メディシスの寵愛ではなく,その才覚によって宮廷に留まったと言えよう。 リシュリューの事績は多岐にわたるが,高校世界史上,その一つとして挙げ

    DG-Law
    DG-Law 2020/10/19
    今回は学説の更新等が無関係な,純粋な教科書記述上の工夫の話。
  • nix in desertis:最近読んだもの・買ったもの(『エマは星の夢を見る』他)

    ・『エマは星の夢を見る』。モーニングで短期間に集中連載されていた作品の単行化。原作者が主人公と同じ名前(エマニュエル・メゾンヌーヴ)となっていることからもわかる通り,作は元ミシュラン・ガイド調査員の実体験を,日漫画家が漫画化したものである。1話だけはネット上で試し読みできる。そして1話だけでも十分おもしろいので,読む価値はあるだろう。 → 2話以降ではミシュランガイドの仕事の様子がリアルに描かれている。登場するレストランやシェフ・料理まで,いくつかは物(ただし,エマが実際にミシュランで働いていた当時の約10年前の情報であるため少し古い)。調査にもいろいろな手段があり,調査員は身分を明かしたり隠したり,真正面からオーナーに質問したかと思えば,性格の悪いテンプレ小姑のような仕草もする。調査される方の人々も悲喜こもごもで,身分を明かされても動揺しない人もいれば,かわいそうなくらいあわて

    DG-Law
    DG-Law 2017/11/10
    『エマは星の夢を見る』はおもしろいので皆読もう。
  • nix in desertis:フランス・ロマン主義の異才

    西美のシャセリオー展に行ってきた。いかにも西美が企画展をやりそうな画家のチョイスである。テオドール・シャセリオーは美術の流れが新古典主義からロマン主義に移り変わる時期に活躍した画家であり,一般的には後ろを取ってロマン主義に分類することが多い。最初はアングルに師事し,早熟の天才として早くからサロンに出品・入選していた。事実,今回の展覧会では16歳の自画像が出品されていたが,恐ろしく上手い。アングルからすれば,このまままっすぐ成長すれば新古典主義は安泰であると思っていたところだろう。 しかし,ドラクロワをはじめとする画家・詩人のロマン主義者たちと交流するうちに,シャセリオーは師の嫌っていたロマン主義に流れていった。結果的にアングルとは決別しているが,ドラクロワのような妨害は受けなかったようで,シャセリオーは基的に当時の画家の王道を歩み続けることになる。師と決別したとはいえ,シャセリオーの画風

    DG-Law
    DG-Law 2017/06/06
    ↓↓当時流行の髪型だったんですかね?w
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