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百合に関するDG-Lawのブックマーク (64)

  • 2023年 面白かった百合作品

    Twitterで投げたやつ。 『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』 『ツインスター・サイクロン・ランナウェイ』 『嘘から始まる恋の夏』 『エクリプスナイト・サーガ ~触虜の姫騎士メアリ~』 『機動戦士ガンダム 水星の魔女』 『廣井きくりの深酒日記 ぼっち・ざ・ろっく!外伝』 『蝶と帝国』 『ハチナ怪異譚』 『上伊那ぼたん、酔へる姿は百合の花』 『咲-Saki-』 『アカイイト HD REMASTER』(おまけ) 『サクラノ刻 -櫻の森の下を歩む-』(枕)(ADV) まごうことなき傑作だった。中でも序章の過去編「la gazza ladra」がベスト・オブ・ベスト級に心を揺さぶられた。 群像劇は『すばひび』よりいっそう重層的で入り組んでいて、因縁が絡み合って解き解れ、生と死と愛と哀が交錯し、美と醜が対比され、呪われた生と祝福された生、悲嘆に暮れる悲劇とまばゆい幸せとが糾えて語られ、あるいはそ

    2023年 面白かった百合作品
    DG-Law
    DG-Law 2024/01/15
    話題に触れられるほど作品に触れていない……『嘘から始まる恋の夏』もやりたいんだけどな。/高尾山に聖地巡礼するならご案内できます。
  • 『水星の魔女』に期待していいのだろうか~恋愛匂わせ百合アニメの20年史~ - 青い月のためいき

    ※色々な作品の致命的なネタバレを続々するので適時気をつけてください。 百合オタクになってから10年強と経ちますが正直なところ『機動戦士ガンダム 水星の魔女』に恋愛百合を期待していいものかどうか、未だにわかりません。 だって今までずっとそれは期待してはいけないものだったから。 だって、 いくら事後の雰囲気出していようが、 『NOIR』8話 いくら殺し愛をしようが、 『喰霊-零-』12話 いくら世界を敵に回してでも愛する人一筋になろうが、 『魔法少女まどか☆マギカ 叛逆の物語』 いくら殺されてもいいとまっすぐ愛の告白をしようが、 『響け!ユーフォニアム』11話 いくら独占欲にまみれて押し倒そうが、 『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会』11話 それでもその関係を恋愛とは呼んでくれたことはなかったから。思春期一過性と切り捨てられてきたから。 恋愛かと思えばふたりは別れるかふたりが世界に

    『水星の魔女』に期待していいのだろうか~恋愛匂わせ百合アニメの20年史~ - 青い月のためいき
    DG-Law
    DG-Law 2022/12/27
    割とわかる。個々の作品で見ると特に文句無く,二次創作で好きに盛り上がれるのだが,こう大量に供給があると「もう匂わせはいいだろ」って思ってしまう。/03年にアニメ版『ヤミ帽』が無いので足しておいてほしい。
  • 彼女と彼女と私の七日 -Seven days with the Ghost- 感想 So get for brand-new truth.

    百合ゲーム漫画・アニメのレビュー・感想。『咲-Saki-』『アカイイト』考察。

    彼女と彼女と私の七日 -Seven days with the Ghost- 感想 So get for brand-new truth.
    DG-Law
    DG-Law 2021/11/22
    今振り返って評価するなら,記事中にある通りで,2ch文化の良き遺産,ポリアモリーであけすけな『少女セクト』系の百合描写という歴史的意義を強調するのが正しそう。/C82でパッケージ版を買いに行ったなぁ。
  • 台湾の「百合漫画」~フェミニズム、そして同性婚法との位置関係~ | マンバ通信

    ただいま台湾百合漫画『綺譚花物語(きたんはなものがたり)』の日語版を出版するべく、クラウドファンディングに挑戦中の翻訳者、黒木夏兒(くろきなつこ)です。タイトルからお察しの通り、作は吉屋信子の『花物語』へのオマージュ。昭和11年の台中市を主要な舞台として、少女たちの葛藤を描いています。 ご興味をお持ちの方は、是非、『綺譚花物語』のクラファンページをご覧ください。マンバ通信の別記事にも『綺譚花物語』クラファンの紹介が掲載されております。 このクラファン紹介記事からの繋がりで、台湾漫画事情についてマンバ通信で連載を行なうことになりました。これから何回かに亘って、『綺譚花物語』に関連するジャンルの台湾漫画と、その背景を解説していこうと思います。 近年、何かと注目が集まりつつある台湾旅行中、地下鉄に萌えキャラがいたり、総統がネコミミキャラ化されていたり、という光景を旅行中に見掛けて、「あ

    台湾の「百合漫画」~フェミニズム、そして同性婚法との位置関係~ | マンバ通信
  • マグナムリリィ 阿部伶 感想 スポ根の王道には王道たる理由があるんです!

    Pixivに掲載されている、女子ボクシングを扱ったスポ根漫画。DG-Lawさんが紹介していたので読んだが、面白かった。 絵ぢからが飛び抜けているのは満場一致として、私はつかみの強さに目を引かれた。なんとなく続けていた水泳部を引退し、打ち込めるものが見つからずに漫然と日々を過ごしていた主人公が、ふとしたきっかけでボクシングのチャンピオンから指南を受けることになって競技の世界に入っていく……という導入だが、主人公が実力者から才能を見出されて競技の世界に踏み込んでいく点は(同じくボクシングを扱った)『はじめの一歩』や『アイシールド21』を思わせるし、幼なじみ(♂)の意味不明なお願い(拓ちゃんのお願いは京ちゃんよりよっぽどヒデーけど)から運命を変える出会いをするという点はやはり『咲-Saki-』を連想する。この漫画は人物配置や筋運びでスポ根漫画の神話的類型・王道をなぞっている――実力者のツンツンし

    マグナムリリィ 阿部伶 感想 スポ根の王道には王道たる理由があるんです!
    DG-Law
    DG-Law 2020/09/24
    主人公が本当にボクシング楽しそうで,本当に良い漫画ですよね。早く続き来ないかな。
  • 夜、灯す 感想 おばけ!ユーフォニアム

    最近読んだ百合ゲーの中では一番面白かったかもしれない。あのコンセプトアートや古色蒼然としたあらすじから、青春部活動ものとしてぐいぐい読ませてくるなんて、そんなん考慮しとらんよ……。 かつてお嬢様学校と呼ばれていた歴史ある学校、 神楽原女学園。 この学校の筝曲部に所属する十六夜 鈴は 夏休み明けのコンクールに向け、仲間と共に 練習に勤しんでいた。 夏休みに入って間もないころ、箏曲の家元の娘、 皇 有華が突然転校してくる。 珍しいタイミングでやってきた転校生。 鈴の夢に出てきた有華そっくりな「お姉さま」。 そして、時を同じくして起きた奇妙な転落事件。 神楽原女学園に隠された闇が動き出す…。 前述の通り、購入前にまったく予想していなかったのが、筝曲部を舞台にした青春部活動ものとしての比重が非常に高いところ。しかもやたら熱くて完成度が高いという。あらすじにもある通り、主人公である鈴の周りで奇妙な事

    夜、灯す 感想 おばけ!ユーフォニアム
  • 小林立先生「咲-saki-の世界は同性婚が可能」「登場人物の半分以上は同性愛者」衝撃の設定が明らかに | 百合ナビ

    ヤングガンガンで連載中の麻雀漫画「咲-saki-」の設定が小林立先生の運営するブログにて公開され大きな話題となりました。 「咲-saki-」とは2006年よりヤングガンガンにて連載がスタートした麻雀漫画。作中に登場するキャラクターがほぼ女性キャラで構成されている作は百合好きのみならず様々な層の読者に人気が高く、2009年にアニメ化、2016年には実写化がされるなど非常に人気の高い漫画作品となります。 前述したとおりほぼ女性キャラしか登場しない作は、作中のキャラクター同士の絡みも相まって百合漫画としても人気のある作品でございました。そんな「咲-saki-」ですが5月8日に作者である小林立先生のブログが更新。読者からの質問に答える形で以下の様な設定が公開されました。 この回答によって、「咲-saki-」の世界は同性婚が可能であり同性間でも子供を生むことが出来、そして登場人物の半分以上は同性

    小林立先生「咲-saki-の世界は同性婚が可能」「登場人物の半分以上は同性愛者」衝撃の設定が明らかに | 百合ナビ
  • 歴史の中の『女王陛下のお気に入り』の時代と登場人物たち

    1603年、女王エリザベス1世の遺言によりスコットランド王がイングランド王を兼ねる同君連合が英国に誕生しますが、その支配は不安定でした。1640年、国王の専制的支配に反抗して議会派とプロテスタント派の同盟による清教徒革命が起きて国王を処刑。しかし、その革命政権が独裁化すると、1660年、亡命していた国王の王子を復権させて王政復古が行われ、かと思えば復古した王政がカトリックを重視しはじめたことに反抗して、1688年、国王ジェイムズ2世を追放してオランダの君主オラニエ公を王に迎える名誉革命が発生と、十七世紀の英国は大きく揺れ動きました。 1688年の名誉革命によってスコットランド王兼イングランド王となったのがウィリアム3世です。彼は追放された王ジェイムズ2世の長女メアリの夫で、と一緒に即位しました。国王がウィリアム3世で女王がメアリ2世です。前国王ジェイムズ2世はカトリックを重視して、軍事力

    歴史の中の『女王陛下のお気に入り』の時代と登場人物たち
    DG-Law
    DG-Law 2019/02/01
    これって百合かも(ガバガバ判定)
  • 2019年の新作百合ゲーム 『きみから』『いつかのメモラージョ』『夢現ReMaster』『クダンノフォークロア』『FunctionW』『星詠みと流星のステラ』

    百合ゲーム漫画・アニメのレビュー・感想。『咲-Saki-』『アカイイト』考察。

    2019年の新作百合ゲーム 『きみから』『いつかのメモラージョ』『夢現ReMaster』『クダンノフォークロア』『FunctionW』『星詠みと流星のステラ』
  • 勝手にこの百合作品がすごい! 2018

    百合ゲーム漫画・アニメのレビュー・感想。『咲-Saki-』『アカイイト』考察。

    勝手にこの百合作品がすごい! 2018
  • FATAL TWELVE いいかげんなレビュー・感想 死から始まる命の物語 とっぽいとっぽい。

    ものっそい力作同人百合ゲーでした。ここをご覧の百合ゲーマーにおかれましては、ぜひプレイいただいた上で感想をうかがいたいです。 「ようこそ、運命の奴隷の皆サマ――」 喫茶ライオン館のマスター代理を務める女子高生・獅子舞凛火は後輩・日辻直未との帰宅途中、突然、電車内で爆発に巻き込まれる。 直未をかばった凛火は、虚しくも命の終わりを迎えた。 だが、気付けば凛火の死はなかったかのように、いつもと変わらず喫茶店で直未たちと談笑をしていた。 数日後、凛火は夢の世界で女神・パルカと出会う。 一度迎えた死の運命は改変され、≪女神の選定≫と呼ばれる12人が12週間の間に脱落させ合うという儀式の参加者になっていたことが明らかとなった。 戸惑う凛火たっだが、選定の参加者の中に友人・未島海晴の姿を見つけ……? 必要なのは、現実世界で参加者の「氏名・死因・未練」の情報を集め、相手を「指名」することだった。 凛火自身

    FATAL TWELVE いいかげんなレビュー・感想 死から始まる命の物語 とっぽいとっぽい。
  • 続・ゆりキャン△ 各務原桜と志摩リンの関係 - 周回遅れの諸々

  • クッパ姫×ピーチを「百合」と呼ぶオタクに百合クラスタから警告「ヘテロでジャンル侵略しないで」 - Togetter

    bk殿 @bkdayo_ マジでTSと男の娘を百合って呼ぶのだけは許されない。こんな奴らが流行りに乗って百合界隈に参戦してくるくらいなら何も生まれない方がマシ。 2018-09-24 08:55:05

    クッパ姫×ピーチを「百合」と呼ぶオタクに百合クラスタから警告「ヘテロでジャンル侵略しないで」 - Togetter
    DG-Law
    DG-Law 2018/09/25
    本論は正直どうでもいいのだけれど,ぬまがさワタリさんと鮭とば天皇さん,にいな涼さんの指摘はおもしろい。/ぬまがさワタリさんの後者の想定に同意で,個人的にはクッパ姫×ピーチは百合判定です。
  • のんのんびより ご注文はうさぎですか? きんいろモザイク 雑感

    「ハリー・ポッター」シリーズのダンブルドア校長と言えば作者であるJ.K.ローリングが彼はゲイだと公式の場でアナウンスしていましたね。 この発表には観客達も大いに沸き立ったというニュースを以前見たし、クィアなファンにとってもとくに嬉しい発表だったと思う。 「アドベンチャータイム」に登場するキャラクター、お姫様のバブルガムと吸血鬼のマーセリンは二次創作でとくに人気のある百合カップリングだったけれど、 後になって公式が、2人は昔恋人関係にあったということを仄めかすエピソードを放送してファンを沸かせた事もあった。 やっぱり制作側からこういったアナウンスをしてもらえるとファンとしては嬉しいし、安心して物語に没入できるのではないだろうか。 あらゆる作品にあまねくラブロマンスを求めているわけではなく、こういった公式アナウンスの一つでもあれば作品に対する構え方もガラリと変わってくるような気がする。 例えば

    のんのんびより ご注文はうさぎですか? きんいろモザイク 雑感
    DG-Law
    DG-Law 2018/09/15
    言いたいことは非常によくわかるけど,少なくとも私の定義ではそもそも『NEW GAME!』と『ゆるキャン△』は別ジャンルであって日常系ゆるふわ百合漫画じゃないかな,とは。その上で『ゆるゆり』の別格感ある。
  • SF評論家・牧眞司「異性愛者で恋愛経験もなさそうな人が百合とか言って喜んでる」(7/28追記)

    牧眞司(shinji maki)『『けいおん!』の奇跡、山田尚子監督の世界』刊行 @ShindyMonkey しかし、まあ、異性愛者で(おそらく)恋愛経験もなさそうなひとたちが、作品中の人間関係を、明示されてもいないのに、「百合」とかいって喜んでいるのは、フィクションを消費しているだけで別に害があるわけでもないのだが、端からは「いったいなにを見ているのか」という気がしますね。 2018-07-25 22:19:43 牧眞司(shinji maki)『『けいおん!』の奇跡、山田尚子監督の世界』刊行 @ShindyMonkey ぼくはもともとジャンル小説読みなので、「フォーミュラを消費する」文化は身に沁みてわかっているつもりなのだけど、そういうジャンルでもないのに「フォーミュラに消費する」ひとたちの嗜好には、いささか驚かされる。わざわざ狭く読んでいるかんじがするのですね。 2018-07-25

    SF評論家・牧眞司「異性愛者で恋愛経験もなさそうな人が百合とか言って喜んでる」(7/28追記)
    DG-Law
    DG-Law 2018/07/29
    不用意な言葉のチョイスのせいで本来と別方向の主張として受け取られた事例としては面白いかも。真意はそこまで変な主張ではないと思う。/最初期の東方界隈の「これ百合ジャンルなのか」論争とか思い出すね。
  • 百合が俺を人間にしてくれた――宮澤伊織インタビューHayakawa Books & Magazines(β)

    新作『そいねドリーマー』の発売を記念して、2018年5月のSFセミナーにて行われた伝説のインタビュー「百合との遭遇2018」採録を公開いたします。 (9/13追記:続篇を公開しました) 宮澤伊織『そいねドリーマー』 (2021年追記:現在は文庫版が刊行されています) ■覚悟宮澤 こんにちは、宮澤伊織と申します。昨年にハヤカワ文庫から『裏世界ピクニック』を出したことで、日ここに呼んでいただきました。 ——『裏世界ピクニック』は、この世界の〈裏側〉に謎だらけの異世界が広がっていて、そこを女子ふたりが探検していくというSFサバイバルホラー小説です。SFやホラー要素はもちろん、この「女子ふたり」という部分も大変な好評をいただけて、シリーズ化して現在2巻まで刊行されています。 宮澤 百合好きの方々にも喜んでいただけて嬉しく思っています。 ——はい。ということで今回の「百合との遭遇」は、宮澤さんが小

    百合が俺を人間にしてくれた――宮澤伊織インタビューHayakawa Books & Magazines(β)
  • 百合との遭遇2018 宮澤伊織インタビューに衝撃を受けた人たち

    5/4に開催されたSFセミナーの「百合との遭遇 宮澤伊織インタビュー」が参加者の期待を上回る好企画だったので、うっかりまとめちゃいました。聞き手の早川書房編集部 溝口氏の相槌もいい仕事でした。宮澤伊織『裏世界ピクニック』1-2巻、発売中です

    百合との遭遇2018 宮澤伊織インタビューに衝撃を受けた人たち
    DG-Law
    DG-Law 2018/05/08
    なるほど(真顔)>「「語るべきは女と女の関係性」「その関係性は恋愛を包含する大きなもの」「巨大不明感情」」
  • ゆるキャン△(アニメ) 感想 暑苦しい連帯や自己実現をオミットした快作

    観測範囲で評価が高かったので便乗して観た。なかなか面白かった。 『ゆるキャン△』は人物の作画、美術、音楽と全体的にクオリティの高いアニメだった。特にロケハンにガチで取り組んだと思われる背景美術は実写と見まごう美しさだった。あとは五感(視覚:山の風景や夜景、聴覚:牧歌的なサウンド、触覚:冬の山の身を切るような寒さ、嗅覚と味覚:言わずもがなキャンプ飯)を刺激する描写がやたら巧くて、キャンプという非日常と言うにはちょっと近く、日常と言うには少し遠い空間に自然と没入させられた。 作品全体を包む不思議な居心地のよさについて。『ゆるキャン』は特定のアクティビティに取り組む形式の作品だが、何がよいかって、克己や連帯を無闇に強要していないところがよいのだ。日常作品というのは得てして、前者はともかく仲間意識や帰属意識はシリアスパートで妙に強調してうっおとしくなることもままあるのだが、この作品はうまくバランス

    ゆるキャン△(アニメ) 感想 暑苦しい連帯や自己実現をオミットした快作
    DG-Law
    DG-Law 2018/04/21
    やっぱり人間の距離の描き方が丁寧だったのが勝因だよね。/『ヤマノススメ』もこんな感じに近いので,アウトドアをやると「皆やり方が違っていいんだよ」にならざるを得ないのかもしれない。
  • ことのはアムリラート 感想 ろくな衝突もない異文化交流、展開に動かされるキャラクター

    ユリアーモでもハナモゲラでも何でもいいですが、 異世界や異国語の設定をはりきって作る以前にドラマの導入部、さわりの部分を真っ当に書いてもらいたいです。 超展開百合ゲーの雄、J-MENTによる異世界・異言語ファンタジーです。私は過去作『Volume7』『ひとりのクオリア』『ふたりのクオリア』の出来にげんなりしていたので、今作はかなり期待値を低く設定していたのですが、そこは越えない出来でした。 まるで成長していない……と思ったのは、あまりにも掴みの弱い導入部です。思ったんですが、この人の作品って常にシチュエーションありきなんですよね。『クロスクオリア』では「引きこもりとまめまめしく世話を焼く子のほのぼの同棲生活」「イケメンのヒモと彼女にかどわかされる女学生の刺激的な同棲生活」、作では「言葉が異なる少女たちのドキドキ同棲生活」といった設定がまずあって、その枠にキャラクターが押し込められていると

    ことのはアムリラート 感想 ろくな衝突もない異文化交流、展開に動かされるキャラクター
  • 白衣性愛情依存症 感想 散漫とっちらかっぷりはさらに悪化

    前作『白衣性恋愛症候群』からシナリオ担当が代わり(向坂氷緒)、シナリオゲームへの歩み寄りが見られる一方、一番言いたいことが何なのか伝わってこない点はまったく解決していない。散漫とっちらかっぷりはむしろ悪化している。 まず作品全体の構成について。出自が不明な主人公がヒロインとの距離を縮めていくうちに彼女の心の裡と多層的な謎が明らかになる、という構成は一般的なシナリオゲームのそれに近く、前作に比べて作品を通しての読み応えは微増していた。一方で、タイトルにもある白衣……看護については真面目に向き合うのはほんの序盤だけで、前作ではいくらか冗長ですらあった描写はなおざりもいいところになっている。シナリオの比重は前述した過去の謎の解明に移っているのだが、謎の研究施設、謎の人体実験、謎の超能力、謎の人格憑依といった設定はかなり突拍子がなく、バックボーンは説得力があんまりない。一つまた一つと謎が解けていく

    白衣性愛情依存症 感想 散漫とっちらかっぷりはさらに悪化
    DG-Law
    DG-Law 2017/08/01
    なるへそ。如実にゲームの展開が想像できるな……>「終わってみたら何について書かれた作品だったのかよくわからなくなること必至。」/積みゲーが多いのでパスでいいかな。