ブックマーク / tomomachi.hatenadiary.org (9)

  • 回転ドア一つで家が買える - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    バンダイの社員は、一般のサンライズの社員より給料が高くて 小学館や集英社や講談社の社員は、一般の漫画家や小説家より年収が高くて レコード会社の社員は、一般のミュージシャンより年収が高くて 芸能人のエージェントは、一般の芸能人より年収が高くて マネージャーは、一般のエンジニアより年収が高くて 広告代理店の営業マンは、一般のクライアントより年収が高くて 銀行員は、一般の顧客より年収が高くて 弁護士は、一般の依頼人より年収が高くて 役人は、一般の市民より年収が高くて 実際にものを作る人は中間にいる奴らよりも給料も安くて、 年金も安くて、退職金も出ない。 そうやって大企業や役所や金融が「作り手」から吸い上げた金は、 給料として職員に還元されるならまだしも、 ほとんどは企業やお役所そのもののものになる。 たとえば都心に立ち並ぶデカいビル。 夜になるとカラッポだ。 そこに働く社員はせまい家に暮らしてい

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    Dersu
    Dersu 2017/10/03
    オレが好きな町山智浩氏の文章2
  • 猫パンク - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    企業が著作権を管理するのは個人の権利を代行して守ってやってるんだって? エージェントがアーティストやスポーツ選手の権利を代弁し、より多くのギャラを勝ち取ってやってるんだって? ちょっと待て、それ、娼婦と置屋の関係とどう違うんだ? 一握りの成功者を除いて芸能人はみな貧乏だ。 彼らが何年も働いてせいぜい小さな小料理屋を開けるくらいしか儲からないのに比べ、 レコード会社や芸能プロの連中のほうが金持ちじゃん。 著作権管理会社の連中やエージェントの連中はみんな個々のミュージシャンよりはるかに金持ちなんだ。 音楽のことはよく知らないので、出版社の話をすると、小説家やマンガ家はほんの一握りを除いてみんな貧乏だ。 でも、講談社や小学館や集英社の社員は30代で年収1500万とか平気で超えるんだよ。 編集者は作家よりいい生活してるんだよ。厚生年金も退職金もつくし。 その給料を生み出した作家は貧乏で将来も不安定

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    Dersu
    Dersu 2017/10/03
    オレが好きな町山智浩氏の文章1
  • シミュレーション社会 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

    40万ヒットしました。 「キャシャーン」の試写で松竹に行ったら前の試写のトラブルなのか満員なのか、人の群れで入れず、しかたがなく千代田劇場に行って「イノセンス」観た。で、いろいろ考えた。 プロットは話に聞いていたように、「ブレードランナー」のプリスだった。 プリスはセクサロイドとして作られたが、自分の惨めな役割を嘆き、 人形ではなく人間として生きるために反乱を起こし、自分を狩る刑事にアクロバチックな肉弾戦を挑む。 そのほかにも類似点が多い。レプリカントの人格は誰か実在の人間の記憶をコピーすることで形成されるし、プリスはベルメールの人形のマネもちゃんとするし、人形マニアの家に隠れたりもする。 まあ、「イノセンス」はオープニング・カットがはっきりと「ブレラン」へのオマージュだから、プリスのことは単なる前提なのだろうが。 それよりも「イノセンス」で驚いたのは、バトーが最後に「人形に悪いと思わなか

    シミュレーション社会 - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
    Dersu
    Dersu 2011/07/19
    「士郎正宗の場合、作者のオルターエゴはいつも美少女」 「悪徳なんかこわくない」のハインライン先生はすげえイケてたんだな
  • ガッツ石松がミッキー・ロークを励ました番組教えて! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    テレビ番組を探しています。 数年前放送された、ガッツ石松と輪島功一がロサンジェルスに飛んで、ミッキー・ロークを励ます番組の番組名とテレビ局を知りたいので、覚えている方はメールいただけませんでしょうか。 tomomachi@hotmail.com 仕事を干され、破産し、家を失い、カミさんや友達にも逃げられて、ひとりぼっちのドン底にあったミッキー・ロークを、ガッツさんたちが「同じボクシングを愛するもの」として慰め、言葉が通じないにもかかわらずミッキーはガッツさんの言葉にうなずき、涙をポロポロ流し、そんな彼をガッツさんが抱き締めるという、書いているだけで男泣きの番組でしたが、番組名もテレビ局も覚えてません。 どなたかご存知の方はお教えいただけますと幸いです。

    ガッツ石松がミッキー・ロークを励ました番組教えて! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    Dersu
    Dersu 2009/05/02
    昔オレも観ました。両国ネコパンチが1992年なので、90年代後半かと思われます。日テレのライブラリ探したけどなかったので、日テレ以外ですね。CXかなあ…
  • はてな匿名ダイアリーに著作権を侵害されました - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    http://anond.hatelabo.jp/20090324225651 ↑ この「イエスメン」に関する記事は、何者かが、2006年5月に月刊「サイゾー」に私、町山智浩が書いた記事を無断でコピーして、語尾などを少しだけ書き換えたものです。 同記事は、2008年12月発売の単行「キャプテン・アメリカはなぜ死んだか」に採録しました。 匿名なので、どこに抗議すればいいのかわからないので、この日記に書きました。 コピーして語尾をほんの少し変えるだけで使う手口から推理するに、犯人は唐沢俊一かもしれません。 この『イエスメン』を4月19日にTOKYO MXテレビで放送します(ノーカット日語字幕)。 毎週日曜日午後23時から放送の「松嶋×町山の未公開映画を見るテレビ」です。

    はてな匿名ダイアリーに著作権を侵害されました - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    Dersu
    Dersu 2009/03/26
    「手口から推理するに、犯人は唐沢俊一かもしれません」 どんだけ唐沢俊一好きなんですか
  • MXテレビの新番組はオセロの松嶋さんと一緒 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    4月5日から(毎週日曜日夜23時)、東京ローカルのUHF局Tokyo MXテレビで、町山が出演する番組が始まります。 http://www.mxtv.co.jp/ http://www.sonymusic.co.jp/etv/matsumachi/ 日未公開のアメリカ映画をまるごと放送する番組です。 司会はオセロの松嶋尚美さん。 オイラは作品の選択と解説を担当します。 最初はアメリカのドキュメンタリー映画を紹介していきます。 第一回は世界一のスーパー・チェーンの功罪を暴いた『ウォルマート/激安の高い代償』(仮題) Walmart: The High Cost of the Low Price 第二回はサブプライム・パニックを予言することになった、アメリカの異常な貸しまくり事情をルポした『限度額目いっぱい/クレジットカード地獄USA』(仮題)Maxed Out 第三回はWTOや巨大企業の広

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  • 新『宇宙空母ギャラクティカ』巨大空母特攻に激燃え! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    『宇宙空母ギャラクティカ』は1978年に『スターウォーズ』ブームをあてこんで作られたTVドラマ。 人類が銀河の彼方の惑星カプリカに移民した遠い未来。 機械生命体サイロンの攻撃で人類はほとんど全滅。 宇宙空母ギャラクティカだけが運よく生き残り、生存者たちは伝説にある母星「地球」を目指して旅に出る。 サイロンの追撃を迎え撃ちながら……。 ジョン・ダイクストラによるギャラティカの艦載機ヴァイパーがカタパルトで射出されるシーンはカッコよかったが、戦闘シーンは毎回同じフッテージの使い回しで飽きてきた。 敵サイロンもピカピカの銀色でトースターみたいでダサかった。 かくして『ギャラクティカ』はあっという間に打ち切られてしまった。 ところが21世紀になって、これが蘇った。 リメイク版『バトルスター・ギャラクティカ』は基プロットはオリジナルと同じだが、何が違うって、とにかくリアル。 宇宙戦闘シーンはもちろ

    新『宇宙空母ギャラクティカ』巨大空母特攻に激燃え! - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    Dersu
    Dersu 2009/01/28
  • 人の親として『崖の上のポニョ』で許せないこと - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記

    というわけでTBSラジオ「ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル」に生出演して『崖の上のポニョ』についてたっぷり25分話しました! ↓ポッドキャストで聴いてね! http://www.tbsradio.jp/utamaru/2008/07/post_296.html まあ、宮崎駿以外の誰かがこんな脚書いたら、絶対に通らないってことで、 その意味では非常に権力的な作品ですな。

    人の親として『崖の上のポニョ』で許せないこと - ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記
    Dersu
    Dersu 2008/07/28
     こういう野暮いツッコミ役を引き受けてくれる人も必要。それが町山さんなのは意外だけど、いいお父さんなのね…
  • ロウフィールド館の惨劇 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記

    http://b.hatena.ne.jp/entry/http://d.hatena.ne.jp/goito-mineral/20071226/1198618893 >それは、文盲のひとが超人的な努力で「字が読める」かのようにふるまうのと似ています。 ああ! と腑に落ちた。 唐沢俊一という男のいかがわしさは、ルース・レンデルの「ロウフィールド館の惨劇」という小説の主人公の不気味さと似ているのである。 このは、ミステリであるにもかかわらず、いきなり書き出しでこんな風に犯人と動機を割っていることで有名だ。 ユーニス・パーチマンがカヴァディール一家を殺したのは、読み書きができなかったためである。 主人公ユーニスは中年過ぎた家政婦さんで、金持ちのカヴァデイール家に雇われるが、文盲であることを隠していた。 そして彼女は、必死の努力と知恵で、文字が読めるように振舞うのだ。 「そこまで苦労するなら読

    ロウフィールド館の惨劇 - 映画評論家町山智浩アメリカ日記
    Dersu
    Dersu 2008/01/03
      唐沢俊一、盗作屋の心理
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