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ブックマーク / www.cinra.net (5)

  • 柴田聡子が話す「奇をてらわない」ことと「現実的に考える」ということ。腰を据えて音楽に対峙する | CINRA

    「これほどぎりぎりまで作業したのは、初めてでした」。7枚目のアルバム『Your Favorite Things』の制作について、柴田聡子はそう話す。 これまでにない試行錯誤を経て生まれたというこのアルバムの話を聞くなかで、パラフレーズしながら繰り返し話されたのは、「奇をてらわない」ということと「現実的に考える」ということ。奇をてらわず、現実的な方法でより力強い夢を見るために、音楽家、そして一人の大人として、自身について省みることや、変わってゆくことに、柴田聡子はいま、格的に腰を据えて対峙しているようだった。 まっすぐで研ぎ澄まされた、けれども肩の力の抜けたこのアルバムが、これまで以上に音楽をつくることに邁進し、真摯に向き合おうとする姿勢から生まれたことが、インタビューを通じて垣間見えた。 ─今回のアルバムは、どんなふうにできあがっていったんですか? 柴田:前作までは自分のもの過ぎて、恥ず

    柴田聡子が話す「奇をてらわない」ことと「現実的に考える」ということ。腰を据えて音楽に対峙する | CINRA
  • YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA

    いまから45年前、1978年にデビューしたYellow Magic Orchestra(YMO)は、翌1979年にアメリカの大手レーベル「A&M Records」から1stアルバムをリリースした。このUS版1stアルバムには、国内版1stアルバム(1978年)とは異なるミックスが施されたことに加え、独自の、非常に象徴的なアートワークも作成された。 扇子を手に、顔の半分を覆うほど大きなサングラスをかけ、頭からはメデューサを想起させるカラフルなケーブルが伸びた芸者……ジャケットに描かれた鮮烈なモチーフ「エレクトロニック・ファン・ガール」(通称・電線芸者)とともに、YMOは世界に広まっていくことになる。 そのエレクトロニック・ファン・ガールがあしらわれた金屏風が今年3月、音楽レーベル「U/M/A/A Inc.」の設立20周年プロジェクトTechnoByobu』の第1弾プロダクト「Electro

    YMOが世界に拡散したオリエンタリズムと、テクノ先進国としての栄光と衰退。いま日本文化の選ぶべき道は | CINRA
  • クルアンビンの音楽に宿る魔法は、どこから生まれる?ライブ空間での人と人の交感がもたらす魔力を語る | CINRA

    COVID‑19によるパンデミックが世界中で猛威を振るって丸3年。2023年現在、海外アクトを多数含む大型フェスのラインナップが続々と発表され、音楽の世界ではパンデミック以前の日常が少しずつ戻りつつある。しかしなぜ、私たちは「ライブ」の場に繰り出すのか、そしてそこには何があるのか。以前には考えもしなかったことにも思いをめぐらせてみたくなる。 2022年11月、およそ3年ぶりとなる来日ツアーを実現させたKhruangbin。大観衆を前にその一人ひとりと心を通わせるようなライブをする3人には、COVID‑19による突然のライブ活動休止を通じてあらためて気づかされたことがあった。ライブを通じてまるで魔法のような時間をつくりあげてきた3人にとって、それは音楽活動の核心とも言える大切なことだった。 Khruangbinのライブに宿る魔法は、いったいどこから生まれるのだろうか。直前の韓国公演も含む来日

    クルアンビンの音楽に宿る魔法は、どこから生まれる?ライブ空間での人と人の交感がもたらす魔力を語る | CINRA
  • 本当の「Home」はどこにあるのか。Nosaj ThingがレイヴパーティーやLAの街から受けとったもの | CINRA

    ミュージシャンにインタビューをしていると、パンデミックの影響でツアーができなくなったことが新たなインプットにつながったり、自らの人生や自分自身を見つめ直す機会になったりした、という話を聞くことが少なからずある。それはきっと世界規模で私たち一人ひとりの身に起こったことなのだろうと思うが、稿の主人公、Nosaj Thingも以下に続くインタビューで「パンデミックをきっかけに世界が静寂に包まれて、静かな時間を持てたことはとても大きかった」と語っている。 5thアルバム『Continua』のリリースインタビューにあたり、かねてよりNosaj Thingに聞きたかったことをぶつけてみた。ロサンゼルスを拠点にグローバルに活動するNosaj Thingの音楽のアイデンティティーを支えるものは何なのか? 生まれ育ったLAの街か、それとも自らの韓国アメリカ人という出自か、あるいはそのいずれでもないのか…

    本当の「Home」はどこにあるのか。Nosaj ThingがレイヴパーティーやLAの街から受けとったもの | CINRA
  • くるり・岸田繁と君島大空の共鳴するところ 歌と言葉とギターの話 | CINRA

    2021年、新型コロナウイルスの感染対策を徹底した音楽フェス開催の可能性が探られている。そんななか、5月15、16日に富士山こどもの国(静岡県富士市)で開催が予定されているのが『FUJI & SUN』だ。 2019年の初年度はブラジルのエルメート・パスコアールやChara、クラムボン、cero、セオ・パリッシュらが出演。大きな話題を集めたものの、昨年度は開催直前で中止に。今年度は来場者数を抑えるなどの感染予防対策が取られたうえで、待望の再開となる。 他のフェス同様、今回の『FUJI & SUN』は日人アーティストのみ出演。林立夫と大貫妙子や折坂悠太、青葉市子、ハンバート ハンバート、マヒトゥ・ザ・ピーポー、カネコアヤノら注目のシンガーソングライターに加え、冥丁や民謡クルセイダーズ、VIDEOTAPEMUSIC、SUGAI KEN、Ramzaといったラインナップからは、都市生活から立ち上る

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