基幹系システムのような社内システムにおいても、オープンソースソフトウエア(OSS)の利用が当たり前になってきた。クラウドサービスを利用する場合や、開発担当者と運用担当者が連携する開発手法DevOpsを採用する場合など、OSSの利用を避けられない。 多くの企業でOSSの利用が進む中、OSSを採用した当初は想定していなかった誤算に直面するケースが浮上している。商用のソフトウエアに比べてサポート期間が短かったり、サポートが充実していないため脆弱性が見つかっても放置してしまったりといった課題だ。ユーザー企業は安易に導入コストだけを見てOSSを採用するのは禁物だ。その後の長期間の運用・保守も含めた体制の検討が求められる。 「OSSの採用がここ数年で周辺システムから基幹系に広がった。その結果、ユーザー企業からは長期間、同じバージョンのソフトウエアを使いたいという要望が増えている」。OSSのデータベース
(6)ほかの解決すべき問題が次々と列挙される このような反応の前提には、その会社が受け入れることのできるポジティブな変化に一定の限界があるという発想がある。そして、自社が現在すでにその上限に達しつつあると言いたいのだ。人々は往々にして、自社が好ましい変化を遂げる能力を過小評価する傾向がある(また同様に、変わらないことの本当の代償も過小評価する場合が多い)。しかし、あなたが掘り起こした問題は、フラストレーションや標準的な水準を下回っている状況、また一部の組織においては真に深刻な現状を映し出すものであり、迅速に対処すべきである。 (7)将来もっと好ましいタイミングが訪れると言われる これは、最もよく見られる抵抗のパターンかもしれない。将来、より変革を推し進めやすい状況が整うはずだという幻想を抱く人が非常に多いのだ。しかし、筆者らの経験から言うと、そのようなケースはほとんどない。たいていはその逆
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 構造化データと非構造化データ、それぞれのメリット・デメリット 日常業務の中でITを駆使することは、今や当たり前になりました。古くはOA(オフィスオートメーション)という言葉が登場し、「ワープロ」などのIT機器がオフィスにどんどん普及していき、気が付くと、全社員の机の上にノートPCがあるのが当たり前の光景となりました。 「ITを利用する」ということは「データを利用する」ことと同義ですが、日常業務で利用する「データ」とは、どんなものを指すでしょうか。例えば、ERPの売上データや、それらを基にデータマイニングで得られた分析データ、あるいは日々作成している企画書や提案書などのオフィス文書、取引先や社内連絡で日々利用しているメールなど、これらは全
さらに付け加えるならば、これからの時代は「人生100年時代」と言われるようになりました。1つの企業、特定のスキルだけで職業人生を全うできる時代ではなくなったことから、至るところでリスキリング(学び直し)の必要性が叫ばれています。AIをはじめとして、さまざまな進化が非常に速いサイクルで訪れる環境下においては、今、目の前で向き合っている仕事に必要なスキルを磨くだけでは足りず、人生100年時代を生き抜くことが難しくなってくるでしょう。これからは、もっと先々を見据えた新たな能力の獲得が必要になってくるのです。こうした現業務で必要とされる能力とは別のスキルや知見を獲得することは、もはやOJTでは不可能に近く、今ほどOff-JTが必要とされる時代は過去になかったのではないでしょうか。 「人的資本経営」の意味 そう考えると、現状の年間3万〜4万円という日本企業のOff-JTにかける育成投資金額は低過ぎる
今回話題にしたいのは、「上司より早く退社してはならない」などのように、大勢の人が“そうすべきだ”と信じ、取り入れている会社も多いのに、実は組織をダメにしてしまうビジネスルールや慣習です。 その筆頭は、1on1(ワンオンワン)ミーティングです。 1on1ミーティングとは、主に部下の育成を目的に行われる、上司と部下の1対1の面談のこと。「1on1ミーティングをすれば部下の本心を引き出せるはずだ」と思い込んでいる上司は少なくありませんが、決してそんなことはありません。 そのような上司が開く1on1ミーティングは、「最近どう?」から始まり、とりとめのない話で終わりがちです。上司は「しっかり部下と意思の疎通が図れた」と満足する一方で、部下は「全然自分の話を聞いてもらえない」と、上司や会社に対して嫌悪感を抱くようになります。 すべてがムダとは言いませんが、上記のようなケースでは何の意味もないのです。
どんな職場でも、周囲とのコミュニケーションは大切です。しかし、良好な人間関係を保とうと努力して、疲弊してしまう人は少なくないでしょう。 1人で黙々と仕事がしたいと考えている人へ、おすすめの仕事のひとつに「データ入力」があります。本記事では、データ入力の仕事内容や年収、向いている人・向いていない人を説明します。 データ入力って何をするの?気になる仕事内容と年収まず、データ入力の仕事内容について解説します。また、どのくらい稼げるのかを見てみましょう。 ■データ入力の仕事内容と求められるスキル データ入力とは、契約申込書やアンケート個票、統計データなどの文字や数値を、コンピューターに入力したり、内容の確認をしたりする仕事です。 一般的に、学歴や資格は必要ないですが、次のようなスキルを求められます。 【データ入力に求められるスキル】 ブラインドタッチ プログラミング ブラインドタッチとは、手元を見
「2020年に私がグループデジタル本部の責任者となった当初から、HRBP(人事ビジネスパートナー)を設置した」。 ベネッセホールディングス(HD)の橋本英知専務執行役員CDXO(チーフデジタルトランスフォーメーションオフィサー)兼Digital Innovation Partners 本部長はこう語る。 ここ数年、ベネッセHDに限らず、企業のDXの現場を取材していると「HRBP」という言葉をよく聞くようになった。「HRBPと相談しながら、社員のリスキリングの仕組みを整備した」「HRBPの支援を受けて、組織体制を見直した」といった具合に、会話の中で自然に出てくることが多い。 HRBPとは、事業戦略を推進するための組織体制や人材戦略を部門長に提言し、実行する役割を担う職種のことだ。米ミシガン大学経営大学院のデイビッド・ウルリッチ教授が1990年代に提唱した。従来の部門人事が、その事業部門におけ
「仕事ができるあの人は、すごく人当たりもいい。あの魅力は、彼にしかないものだよな……」 そんな、仕事の能力が高いだけでなく対人関係もうまくいっている人に憧れを抱きつつも、「自分はあんなふうにはなれない」と諦めていませんか? 今回の記事では「仕事ができて、いい人間関係にも恵まれる人」になるために身につけたい3つのスキルをご紹介します。それらを意識して、あなたもぜひ周囲から憧れられる存在へと近づいてみましょう。 【ライタープロフィール】 青野透子 大学では経営学を専攻。科学的に効果のあるメンタル管理方法への理解が深く、マインドセット・対人関係についての執筆が得意。科学(脳科学・心理学)に基づいた勉強法への関心も強く、執筆を通して得たノウハウをもとに、勉強の習慣化に成功している。 身につけたいスキル1:「雑談」スキル 身につけたいスキル2:「感情を言語化する」スキル 身につけるべきスキル3:「柔
「問題意識」はどこからくるか 「問題意識を持て」とよく言われます。はたして、そう言われて自動的に問題意識が生まれてくるものでしょうか。 そもそも、問題意識とはいったい何でしょうか。すでに問題が目の前で起こっている場合は、「問題意識を持て」などと悠長なことは言いません。 問題意識の有無を論議するまでもなく、問題が存在するわけですから、それを解決するしかないのです。 つまり、「目に見える問題」については、問題意識という言葉は使いません。「目に見えない問題」「気がつかない問題」についてのみ問題意識と言うのです。 ということは、問題意識とは、問題が顕在化する前に問題が生じる可能性を感じとる能力であるといえます。 養生という言葉があります。ふだんから健康に気をつけて養生に努めている人は、わずかな身体の変調を敏感に汲みとって、休息をとったり、医者に相談に行ったりします。だから大病にはかからず長命を全う
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1975年生まれ。筑波大学大学院環境科学研究科修了後、理系研究職の道を諦め、給料が少し高いという理由でデロイト トーマツ コンサルティング(現アビームコンサルティング)に入社。品質マネジメント、人事などの分野でコンサルティングに従事し、その後、監査法人トーマツの中小企業向けコンサルティング部門の立ち上げに参画。大阪支社長、東京支社長を歴任したのちに独立。現在はマーケティング会社「ティネクト株式会社」の経営者として、コンサルティング、webメディアの運営支援、記事執筆などを行う。また、個人ブログとして始めた「Books&Apps」が“本質的でためになる”と話題になり、今では累計1億2000万PVを誇る知る人ぞ知るビジネスメディアに。 頭のいい人が話す前に考えていること 子どものころ、「ちゃんと考えてから話して」と言われたことはないだろうか。もしくは上司に「よく考えて」とか「ちゃんと考えた?」
ビジネスリサーチラボ主催のセミナーより、曖昧な状況に対してどの程度寛容であるかを表す「曖昧さ耐性」をテーマに、ビジネスリサーチラボ 代表取締役の伊達洋駆氏、コンサルティングフェローの神谷俊氏が登壇した回の模様をお届けします。本記事では、参加者からの質問に両名が答えました。 「曖昧さ耐性が高い人」と「問題や判断を先送りする人」の違い 伊達洋駆氏(以下、伊達):質問をいくつかいただいてますので、ここからはそちらに答えつつ進められればと思います。では、最初の質問なんですが、こんな感じの質問をいただいています。「曖昧さ耐性が高い人と、ただ問題や判断を先送りする人との違いや峻別はどのようにすればいいですか?」。 これについて、まず私の考えを少しお話しさせていただくと、曖昧さ耐性と、問題や判断を先送りすることって別物なんですね。特に後者の「問題や判断を先送りする」ということについては、「先延ばし」と呼
❶ 部下本人に「自己評価」をさせる ❷ 部下との1on1面談で、「自己評価」と「上司評価」をすり合わせる ❸ スキル項目のうち、何を身につけるかの「目標」を決める ❹ 全員の部下とすり合わせたら、一覧を「貼りだす」 ❺ ◎と×・△を一緒に組ませて、仕事をしながら「教え合う環境」をつくる この順番が大事です。 やってしまいがちな失敗が、部下に自己評価させず、上司がいきなり全スタッフの評価をすることです。 これでは意味がなくなってしまいます。 部下自身が自分をどう分析しているかが大事なことで、その自己分析の癖をつけてもらうことも、部下の成長にとっては欠かせないプロセスなのです。 部下がスキルの内容をよく理解しないまま、突然一覧を見せられ、自分の評価を勝手にされているとなると、何が起こると思いますか? 「私のこと、こんなにできないと思っていたんだ」とか、「私はできると思っているのに全然評価してく
「人の上に立つ」ために本当に大切なこと 問題は、99%しか自分を信じていないことにある。あなたに足りない1%は何か?——リーダーシップの第一人者であるマクスウェル氏が、「カリスマ性」「情熱」「洞察力」など、リーダーに不可欠な21の資質を説く。マクスウェル氏の集大成にして世界中で1300万部を売り上げた不朽のバイブル。 バックナンバー一覧 人材育成やチームの目標達成、部下とのコミュニケーション…リーダーにはさまざまな責務がのしかかる。悩みを抱えていないリーダーなどいないだろう。 そこで参考になるのが、全世界でシリーズ累計1800万部を記録するベストセラー著者、ジョン・C・マクスウェル氏の『「人の上に立つ」ために本当に大切なこと』だ。「あの人についていきたい」と思わせる秘けつが満載の本書には、「心に刺さる言葉ばかりだった」「仕事につまずいた時に読むべき特効薬」と激賞の声が多数寄せられ、多くの人
同社によると「ITリテラシーの向上はITスキルを習得するだけでなく、それを使いこなす能力の向上も意味する。PC操作などの基本的なITスキルにとどまらず、セキュリティやデータ活用など、より高いスキルも含む」という。 ガートナージャパンが挙げたアクションは以下の4つ。 従業員がITリテラシーを向上させられる機会を継続的に設けること ITスキルをビジネスと連動させて目的に合わせて体系化すること スキルロードマップを定期的に見直し、短期間で学べるアジャイルな方法を取り入れること スキル向上の意義を周知すること 継続的なトレーニングの機会を設ける 関連記事 ChatGPTの職場での使い道、第1位は「アイデア出し」 調査で見えたAI活用のリアル 辞書ツール事業などを展開するYourDictionaryは、ChatGPTをどのように使用しているか、米国人とAI専門家(1024人、うち専門家は104人)に
株式会社パンネーションズ・コンサルティング・グループ代表取締役。対人対応トレーニング、交渉術、ロジカルコミュニケーション、プレゼンテーションなどのビジネスコミュニケーションの領域で、官公庁、上場企業を中心に1700の団体での講師、コンサルタントとして指導実績を持つ。東京大学、京都大学、一橋大学などでも教鞭をとる。元早稲田大学グローバルエデュケーションセンター客員教授。オスカープロモーション所属。著書に、累計92万部の大ベストセラー『超一流の雑談力』(文響社)シリーズの他、『英語は「インド式」で学べ!』(ダイヤモンド社)『できる人は必ず持っている一流の気くばり力』(三笠書房)『超一流 できる大人の語彙力』(プレジデント社)『図解 超一流の時間力』(日本文芸社)など多数。 できる人は必ず知っている一流の自分の魅せ方 これまで自分の「弱み」だと思っていた性格・気質を「強み」に変えることで、驚くほ
Tired of missing deadlines? Learn how to create a time map and take control of your productivity. How often do you find yourself lost—unable to handle the endless stream of tasks thrown your way? You lay on your bed at night thinking about all the work you could’ve accomplished during the day but couldn’t. You think about how you could have better managed your time and gotten more done. But the da
面接で高いスキルを求めてくる割に「給料は希望通りに出せない」と言われたら、そこで働く気は失せるだろう。大阪府に住む40代後半の男性(ITエンジニア、システム開発・SE・インフラ/正社員/年収500万円)は、過去に受けた屈辱的な面接エピソードを明かした。(文:谷城ヤエ) 「あなたぐらいの経験があれば部下を持って当たり前なんですよ」 「これは私が三十代前半ぐらいの頃です。ITエンジニアとしての経歴を話すと『あなたぐらいの経験があれば部下を持って当たり前なんですよ』と言われました」 経歴に関して指摘してきた面接官。それに対し男性は 「だったら募集要項に明記しておいて欲しいし、全員がマネージメント出来る人材になれる筈がない」 と不満を漏らす。 「しかも希望年収は350万円ぐらいだと申請するとそんな額を出せないと言われました。マネージメントを求める割には安過ぎと思い言語道断でした」 ITエンジニアで
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