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ブックマーク / natgeo.nikkeibp.co.jp (60)

  • 【動画】ココナツの殻を運ぶタコの動画で話題沸騰

    好物のカニやホタテを探し回っている時でも、タコは常に敵からの攻撃に備えている。利口な8足のこの生きものは、ココナツの殻などをよろいの代わりにして持ち歩き、身を守ることもある。 そのタコが、半分に割られたココナツの殻を2つ抱えて海底を歩いている姿を捉えた動画がYouTubeで話題を集めている。タコは急に立ち止まると、2つの殻を上手に合わせて中に入り込んだ。 タコのこのような行動は以前から知られていた。2009年、オーストラリアのメルボルンにあるビクトリア博物館の生物学者らのチームが、インドネシアの北スラウェシ州で、初めてその様子をビデオで撮影した。(参考記事:「ココナツの殻を運ぶ知能の高いタコ」) 相次ぐ道具を使う動物の報告 長い間、道具を使うのは人間だけであると信じられてきたが、現在行われている研究で、道具を使う動物は他にもいることが分かってきた。 例えば、チンパンジーはシロアリの巣に小

    【動画】ココナツの殻を運ぶタコの動画で話題沸騰
  • 毎日のアスピリンが大腸がんを予防、免疫の監視を強化か、研究

    毎日のアスピリンの服用と大腸がんの発症リスクの軽減を関連付ける新たな研究が発表された。(PHOTOGRAPH BY MARK THIESSEN) アスピリンは筋肉痛や頭痛をやわらげたり、熱を下げたりする薬としてよく知られている。また、低用量であれば血液をサラサラにして、脳卒中や心臓発作の原因となる血栓を防ぐのにも使われる。そして、2024年4月22日付けで医学誌「Cancer」に発表された新たな研究により、この薬が大腸がんの予防にも役立つことが示唆された。 大腸がんは結腸または直腸に発生するがんであり、世界保健機関(WHO)によれば、がんのタイプとしては世界で3番目に多く、がんによる死因としては2番目に多い(編注:国立がん研究センターの「がん情報サービス」によれば、日では大腸がんは罹患数で1位、死亡数で2位)。 WHOによると、2020年には全世界で新たに190万人以上が大腸がんと診断さ

    毎日のアスピリンが大腸がんを予防、免疫の監視を強化か、研究
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/04/25
  • 犬とキツネの子を初確認、「人とチンパンジーの子」のようなもの

    2021年、車にはねられたドッグシムが獣医師のもとに運ばれて治療を受けた。最初はイヌとみられたが、やがてその行動はむしろキツネに近いことがわかった。その後の遺伝子検査によって、ドッグシムはイヌとキツネの交雑種であることが判明した。(PHOTOGRAPH BY FLÁVIA FERRARI) 2021年、イヌ(イエイヌ)らしき動物が車にはねられ、ブラジル南部の動物保護センターに運ばれた。まもなく獣医師たちは、この動物の特異な行動に気づいた。 先がとがった長い耳はキツネに似ていたものの、それ以外はイヌのような外見であり、イヌのようにほえた。しかし、この動物は低木に登った。これは、この地域にすむパンパスギツネによくみられる習性だ。また、通常のイヌの餌はべずに、ネズミを好んでべた。 世話をしていたスタッフたちは、この動物がイエイヌと在来のイヌ科野生動物との子(ハイブリッド:交雑種)ではないかと

    犬とキツネの子を初確認、「人とチンパンジーの子」のようなもの
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/04/25
  • ドルイドって何? 古代ケルト、謎の社会階級

    2005年、英ストーンヘンジで冬至の日の出を見る、現代のドルイドのリーダー、アーサー・ペンドラゴン氏。古代のドルイド教について、実際にわかっていることはほとんどない。しかしその慣習は、現代において何度も復興している。(PHOTOGRAPH BY CHRIS YOUNG, PA/AP) 現在の英国、アイルランド、フランスにあたる地域に暮らした古代ケルト人。ドルイドとは、その社会の有力な階級の人々だ。彼らは平和的な司祭だったのか、それとも危険な預言者だったのか? 自然を崇拝していただけなのか、反乱を扇動したのか? ドルイドについては、あまり多くのことはわかっていない。だからこそ、彼らに関してさまざまな憶測が生まれた。(参考記事:「英国ドルイド教、世界の夏至祭」) 最も古いドルイドについての詳しい記述は、紀元前1世紀にさかのぼる。しかし、ドルイドの特殊な役割が確立されたのは、それよりはるか前だっ

    ドルイドって何? 古代ケルト、謎の社会階級
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/04/25
  • インカのミイラ「氷の乙女」の顔を復元、14歳で生贄になった少女

    考古学者兼彫刻家のオスカー・ニルソン氏によって復元された14歳の「アンパトの氷の乙女」。生贄(いけにえ)となった少女の胸像は、現代の伝統織物職人によってつくられたローブをまとっている。山頂での最後の日に着ていたものとよく似た衣装だ。(PHOTOGRAPH BY DAGMARA SOCHA) 500年以上前、14歳の少女がアンデスの山頂に連れて行かれ、神々に生贄(いけにえ)としてささげられた。 さまざまな供物と一緒に埋葬された少女の遺体は、時間の経過とともに自然にミイラ化し、髪や爪、人生最後の日に着ていたカラフルなローブが保存された。しかし、ある時点で、少女の顔は風雨にさらされるようになり、長年の間、日照りと降雪を経るうちに、その顔立ちは徐々に失われていった。(参考記事:「インカ帝国の拡大はミイラのしわざ!?」) そして今、念入りな考古学的分析と、法医学に基づく復顔技術により、長く失われてい

    インカのミイラ「氷の乙女」の顔を復元、14歳で生贄になった少女
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    NAPORIN 2024/04/25
  • 第157回 アルツハイマーの予防に効く?「40Hz」と「深い睡眠」の共通点

    今回紹介するのは認知症に関連する脳波リズムと脳のクリーニングに関する話題である。2016年に書いた第61回「脳の掃除は夜勤体制」のその後のブレークスルー研究の話を紹介したいと以前から考えていたのだが、すでに5年前の2019年に「Science」誌に掲載された研究であるため、いささか「古いネタ」になってしまい紹介しそびれていた。ところが今年3月に、米国マサチューセッツ工科大学が「Nature」誌に発表した非常にユニークな研究が正にこの領域に関するもので、相互に深い関連があるので改めて一緒に紹介したい。この領域とは脳のリンパ系である「グリンパティックシステム」である。 つい最近マサチューセッツ工科大学の研究者らが、アルツハイマー病モデルマウスを飼育箱に入れて、40Hzの発光ダイオードによる光刺激と、同じく40Hz/60デシベルの音刺激を同時に1時間与えたところ、脳内に蓄積したアミロイドβの除去

    第157回 アルツハイマーの予防に効く?「40Hz」と「深い睡眠」の共通点
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/04/25
    “40Hzの発光ダイオードによる光刺激と、同じく40Hz/60デシベルの音刺激”
  • 古代インカ、生贄の子らは薬物漬け

    生贄として生き埋めにされた13歳の少女のミイラ。死を迎える1年前からコカを大量摂取し、最後の数週間には多量のアルコールも飲んでいたことが、最新の研究で明らかになった。 Photograph courtesy Johan Reinhard アルゼンチン北部のジュジャイジャコ火山(標高6739メートル)の山頂で1999年、インカ帝国時代の子どものミイラ3体が発見された。古代インカの生贄の儀式カパコチャで生き埋めにされたミイラは、保存状態が極めて良く、非常に安らかな表情で知られている。 最近、新たな研究結果が公表され、3人の子どもはいずれも、生贄として捧げられる1年前から向精神作用成分の摂取を強いられていたという。 イギリス、ブラッドフォード大学の法医学と考古学の専門家アンドリュー・ウィルソン(Andrew Wilson)氏はまず、13歳の少女のミイラについて生化学分析を行った。毛髪には、死を迎

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    NAPORIN 2024/04/25
  • 史上最大規模、子ども140人の集団生贄を発見

    1回の儀式で殺害された 研究チームは、広さ700平方メートルほどの遺跡の東側の、当時の状態をよくとどめている箇所で見られる乾燥した泥の層から見つかった証拠に基づき、子どもとリャマはすべて1回の儀式で殺害されたと考えている。儀式が行われたとき、砂丘はこの泥の層に覆われていたが、埋葬のための穴掘りやその後の生贄の儀式の際に層が崩されたようだ。 考古学者たちは泥の層に、サンダルを履いた成人、犬、素足の子ども、リャマの子の足跡が保存されているのを発見したほか、脚が4ある生贄が抵抗して足を踏ん張りながら引きずられていった跡と思われる深い線も見つけた。(参考記事:「古代マヤで犬を飼育した最古の痕跡、儀式で使用」) 足跡の分析から、儀式の進行も再現できた。子どもとリャマの集団は絶壁の北端と南端から連れてこられて、遺跡の真ん中で出会い、そこで殺害されて埋葬されたようだ。一部の子どもとリャマは泥の中に放置

    史上最大規模、子ども140人の集団生贄を発見
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/04/25
    “これまでに知られている子どもを生贄とする儀式の中で、物質的な証拠が残っている最大のものは、アステカの首都テノチティトラン(現在のメキシコ、メキシコシティ)のテンプロ・マヨール神殿で42人の子どもが殺害
  • 大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?

    米ノースカロライナ州沿岸部のLiDAR(光による検知と測距)画像。地中から漏れ出している水素ガスによって、明るく円形に色づいて見える。地中から水素を回収できれば、温室効果ガスを排出せずに発電できるため、水素が大量に蓄えられた場所を探す取り組みが続けられている。(PHOTOGRAPH BY VIACHESLAV ZGONNIK AND MICHAEL DAVIAS) 地質学の実地調査は、噴火する火山の斜面や極寒の南極の谷底など、ときに過酷な場所で行われる。とはいえ、何度も爆発した鉱山の中で調査されることはあまりない。ところが、南欧アルバニアにあるクロム鉄鉱の鉱山で、まさにそれが行われた。科学者たちの目当ては、ほぼ純粋な水素ガス。爆発のもとであると同時に、世界を変えるクリーンなエネルギー源になりうるものだ。 その水素が漏れ出ているところが見つかったと、2024年2月8日付けで学術誌「Scien

    大量に噴出する水素ガスを発見、世界を変えるエネルギー源に?
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/04/03
    “米ノースカロライナ州沿岸部のLiDAR(光による検知と測距)画像。地中から漏れ出している水素ガスによって、明るく円形に色づいて見える。”
  • 2019年11月号

    内容紹介 まるごと一冊「女性」がテーマの特別号。ナショジオ130年の歴史で初めて、筆者も写真家もすべて女性が担当した。これから1年、女性の暮らしや生き方に焦点を当てたプロジェクトを続けていく。 雑誌(紙版)を買う amazon 電子版(単号)を買う Kindle honto 定期購読を申し込む 雑誌(紙版)を定期購読いただくと、追加料金なしで電子版もお読みいただけます。また単号で購入するよりも1冊あたりのお値段が割安となります 雑誌(紙+電子版) の年間購読 電子版のみ購読 (月ぎめ)

    2019年11月号
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/03/08
  • 話すことを選んだ女性たち

    「女として生きるとはどういうことか」 50の国・地域、2000人に取材するプロジェクト 2022年3月7日発行 定価:3,080円(税込) 書の内容 さまざまな社会で「女性」であるとはどういうことなのか、女性の体について、性を探究すること、子供を持つこと・持たないこと、結婚制度にまつわること、暴力にあらがうこと、家族に依存せず経済的自立すること、起業すること、指導者となること。 世界50の国・地域の女性に語ってもらった、彼女たち自身の物語。 2000人におよぶインタビューの中からおよそ60人の言葉を収録し、女性の現在地をあぶりだす。 各章には背景への理解を深めるために、豊富な統計データ、関係する論説等も収録した。 無名の個人から大統領まで、立場も境遇もさまざまな女性たちの、リアルな声に耳を傾けてほしい。 サンプル画像 著者紹介 アナスタシア・ミコバ ウクライナ出身のジャーナリスト、映画

    話すことを選んだ女性たち
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    NAPORIN 2024/03/08
  • オオアナコンダの新種を発見、“世界最重のヘビ”に衝撃の事実

    最近の新たな研究により、オオアナコンダはヒトとチンパンジーの間よりも遺伝的差異が大きい2種に分けられることが明らかになった。写真はエクアドルのヤスニ国立公園で撮影された、今回新種とされたキタオオアナコンダ(Eunectes akayima)。頭にヒツジバエ科のハエが止まっている。(PHOTOGRAPH BY KARINE AIGNER/NATUREPL.COM) 世界で最も重いヘビが大きな秘密を隠していたことが明らかになった。2024年2月16日付けで学術誌「MDPI Diversity」に掲載された論文によれば、南米にすむオオアナコンダ(Eunectes murinus、英名Green Anaconda)は、実際には遺伝的に異なる2つの種に分けられることがわかった。両種の見た目は非常に似ているため、専門家でさえ区別できないほどだ。 「遺伝的には、違いは非常に大きいです」と、ナショナル ジ

    オオアナコンダの新種を発見、“世界最重のヘビ”に衝撃の事実
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    NAPORIN 2024/02/22
    「大きなアナコンダを扱っていると、約1.5リットルもの便を全身にかけられることがあります」
  • 「グリセルダ」とは何者だったのか、70年代のコカイン帝国の女王

    グリセルダ・ブランコは、自身の夫3人を含め、全米で40人の殺害に関与した疑いがもたれている。彼女は最盛期には月8000万ドルものコカインを売りさばいた。(PHOTOGRAPH BY GDA/EL TIEMPO/COLOMBIA/AP) ゴッドマザー。ブラック・ウィドウ。クイーンピン(組織のかなめとなる女性)。グリセルダ・ブランコに与えられた数々の異名や通称は、コロンビアから米国までを席巻した、10億ドル規模の血塗られた麻薬帝国を率いる中で、彼女が手にした悪名を物語っている。 最近ではネットフリックスでドラマ「グリセルダ」の題材としてもとり上げられた、暴力的な世界でのし上がっていく彼女の生涯の物語は、真実と虚偽とがないまぜになっている。神話の裏に隠されたほんとうのグリセルダとは、どんな女性だったのだろうか。(参考記事:「映画にも、オセージ族連続怪死事件とは、米先住民60人超が犠牲に」) 身代

    「グリセルダ」とは何者だったのか、70年代のコカイン帝国の女王
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    NAPORIN 2024/02/22
  • コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究

    新型コロナウイルスの感染は昨年11月下旬から年が明けても増える傾向が続き、流行の「第10波」の兆しも見せている。理化学研究所(理研)と京都大学の共同研究グループは昨年末、症状が収まった後もウイルスが心臓に残存すると心不全のリスクが高まる可能性があると発表した。同5月に感染症法上の位置付けが5類に移行し、人々は「コロナとの共生」の日常に戻っているが、流行ウイルスの性質が大きく変わったわけではなく、油断はできない。厚生労働省は今冬期の流行拡大に注意を呼びかけている。 国内初感染確認から4年でまた増加傾向 新型コロナウイルスの感染者が国内で初めて確認されてから1月15日で4年が経過した。5類移行後は感染実態の把握方法は全数把握から全国約5000の定点医療機関による定点把握に変更された。厚労省によると、定点把握の感染者数は移行後も増え続け、昨年8月末から9月上旬には1医療機関当たり約20人になり流

    コロナ第10波の兆し、今後「心不全パンデミック」の恐れも、研究
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/01/27
    “コロナ禍では感染後の後遺症として心筋障害を起こした症例が造影CT検査などで報告されるなど心機能が低下するとの臨床報告が相次いでいた”
  • 命に関わる激しいつわり「妊娠悪阻」、ついに原因解明、治療に光

    激しい吐き気と嘔吐が続く妊娠悪阻は、妊婦の約0.3~3%に見られる。(PHOTOGRAPH BY JOEL SARTORE, NAT GEO IMAGE COLLECTION) つわりの症状が異常なほど重くなり、激しい吐き気と嘔吐が続く「妊娠悪阻(おそ)」は、妊婦を衰弱させ、命にかかわることもある疾患であり、妊婦の約0.3~3%が発症する。その原因や仕組みはよくわかっていなかったが、米南カリフォルニア大学ケック医学大学院で女性健康科学を研究するマレーナ・フェイゾ氏らは、妊娠悪阻に「GDF15」というホルモンがどのように関わっているかを示す画期的な論文を2023年12月13日付けで学術誌「ネイチャー」に発表した。 フェイゾ氏は、博士号を取得したばかりの1996年に第1子を妊娠した。妊娠中はひどい吐き気と嘔吐に悩まされ、出産までに2回も救急搬送されたという。1999年に第2子を妊娠したときの症

    命に関わる激しいつわり「妊娠悪阻」、ついに原因解明、治療に光
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/01/16
    「メトホルミンは糖尿病の治療薬、すでに多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)患者の不妊治療や、海外では一部の妊娠糖尿病の治療に使われている(編注:日本では妊娠中または妊娠している可能性のある女性には投与しない)」
  • 仮想の自宅で「物を捨てる練習」、ためこむ人に効果あり、研究

    ためこみ症に悩む一人暮らしの男性。自宅アパートで。(PHOTOGRAPH BY ARNAUD CHOCHON, HANS LUCAS/REDUX) 古新聞や古着をはじめ、たいした価値がないのに物を捨てられず、生活に支障が出るほどためこんでしまう。そんな「ためこみ症」の治療に、片付けの爽快感や恩恵を仮想現実(VR)の世界で体験することが効果的という研究結果が発表された。「シミュレーションによって、ためこみ症の患者が大切にしている物を手放す練習をさせるという研究は、これが初めてです」と、医学誌「Journal of Psychiatric Research」の2023年10月号に掲載された論文の筆頭著者で、米スタンフォード大学医学部精神医学・行動科学教授のキャロライン・ロドリゲズ氏は言う。 ほとんどの人は、捨てられない大切な物を少しは持っている。しかし、精神疾患の一つであるためこみ症では、火災

    仮想の自宅で「物を捨てる練習」、ためこむ人に効果あり、研究
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    NAPORIN 2024/01/05
  • 1カ月の断酒が肝臓を救う 世界で広がる「ドライ・ジャニュアリー」

    1カ月にわたってアルコールを断つ「ドライ・ジャニュアリー」や「ソバー・オクトーバー」に参加している多くの人が、睡眠の改善や不安の軽減を実感している。専門家によると、肝臓や腸などの臓器にもいい効果をもたらすという。(PHOTOGRAPH BY VICTORIA JONES, PA IMAGES/GETTY IMAGES) 世界中で毎年何百万人もの人たちが、1カ月間アルコールを飲まずに過ごすことを選択している――「ドライ・ジャニュアリー(断酒の1月)」として始まったこの習慣は、今では「ソバー・オクトーバー(しらふの10月)」のような同様の取り組みへと拡大している。自身の飲酒習慣に関心を持ち、あえて飲まない「ソバーキュリアス」というライフスタイルを選ぶ人の数はどうやら、着々と増えつつあるようだ。 英国では、成人の7人に1人が2023年のドライ・ジャニュアリーに参加する計画を立てていた。また米国で

    1カ月の断酒が肝臓を救う 世界で広がる「ドライ・ジャニュアリー」
    NAPORIN
    NAPORIN 2024/01/05
  • 空き地の緑化で凶悪犯罪を減らせる、虐待も、研究が米国で続々

    米ミシガン州デトロイトでは、空き地に都市菜園を作る取り組みが行われている。研究によると、このような緑地を増やしたり、空き地の草刈りをしたりするだけでも犯罪率の低下につながっており、米国のさまざまな都市でも同様の効果が見られるという。(PHOTOGRAPH BY MELISSA FARLOW, NAT GEO IMAGE COLLECTION) 米ミシガン州フリントに住むダーナル・イシュメル氏の自宅そばの空き地には、腰ほどの高さまで雑草が生い茂っていた。あまりに荒廃した雰囲気だったので、「外に出たくもありませんでした」という。「あたりにはイヌがたむろしており、草で対向車が見えず運転すらできない場所もありました」 それが約10年前の姿だった。当時、2014年に水道の汚染問題が明らかになる前のフリントは、凶悪犯罪率が高いことで有名だった。米連邦捜査局(FBI)のデータによると、2012年にフリン

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    NAPORIN
    NAPORIN 2023/12/26
  • 腸内“真菌”と病との関係が明らかに、肥満や治療とも、進む研究

    炎症性腸疾患の患者は、腸内にカンジダ・アルビカンスという真菌(画像)が多い傾向があることがわかっている。科学者らは近年、腸のマイクロバイオーム(微生物叢)の真菌が健康に及ぼす影響について、詳しい調査を始めている。(COLORIZED SCANNING ELECTRON MICROSCOPE IMAGE BY MARTIN OEGGERLI / UNIVERSITY HOSPITAL BASEL, SWISS NANOSCIENCE INSTITUTE, BASEL) マイクロバイオームは近年、過敏性腸症候群から神経障害に至るまで、さまざまな病気との関連を示す数多くの研究によって、大きな注目を集めている。マイクロバイオームは微生物叢(そう)ともいい、皮膚、腸、呼吸器、泌尿生殖路などに共生する微生物のまとまりのことだ。 腸内のマイクロバイオームをつくる多様な微生物の中でも、とりわけ高い関心が寄

    腸内“真菌”と病との関係が明らかに、肥満や治療とも、進む研究
  • コロナの心臓への攻撃方法を解明、動脈に直接感染していた

    ヒトの心臓。心臓の筋肉に血液を送る動脈と静脈が見える。血管に色素を注入したため、心臓に張り巡らされた最も細い毛細血管まではっきりと見ることができる。(PHOTOGRAPH BY SCIENCE PHOTO LIBRARY) 新型コロナウイルスが深刻な心血管系の問題を引き起こす場合があることは、これまでの研究で示されている。特に、血管に脂肪物質が蓄積している高齢者では、そのリスクが高い。このほど、それがどのようにして起こるのかを示した研究結果が発表された。 2023年9月28日付けで医学誌「Nature Cardiovascular Research」に発表された論文は、新型コロナウイルスが心臓の動脈に直接感染することや、プラークをつくる細胞のなかでウイルスが生き残り、増殖することを明らかにした。プラークは、脂質を取り込んだ細胞が動脈の壁に蓄積したもので、動脈が狭くなったり硬くなったりする動

    コロナの心臓への攻撃方法を解明、動脈に直接感染していた