文房具フェチである。ちょっとした文房具屋さんがあると、かならず覗きたくなる。ついムダな文具も買ってしまう。しかし、万年筆などに手を出さないかぎり、文房具の値段などしれたものである。文房具関係の本も好きである。いりもしないカタログ系のムックなんぞもしょっちゅう買っている。 この本も、出張前に駅の書店でつい買ってしまった。駄文具、なんじゃそら。著者は『きだてたく』。どこまでが名字なのか、はっきりしてほしい名前である。その、きだ氏かきだて氏かによると、駄文具とは『思わず遊んでしまって仕事が出来ないのが』、駄目な文具すなわち駄文具らしい。 プロフィールを見ると、ただ者でないことは一目瞭然だ。『自称世界一の色物文具コレクション(5,000点以上)に囲まれ』る生活であり、『“文具王”高畑正幸氏や、他故壁氏らと文房具トークユニット「ブングジャム」を結成。』とある。知る人ぞ知る文具王とユニットを組んでると