【ニューヨーク=北島忠輔】障害者向けの施設であることを示すマークが、米ニューヨーク州で45年ぶりに一新される。車いすに乗る人を活動的に描いたデザインで、制作者は「ニューヨークから世界に広がるとうれしい」と話している。 同州は七月、議会の承認を経て新マークの採用を決定。今後、新設される施設などで使用される。新マークは、大学教授でデザイナーのサラ・ヘンドレンさん(41)らが考案。前傾姿勢で、自ら車いすを押している動きが強調されている。ヘンドレンさんは「障害者も意思を持った人であることを表したかった」と説明。ニューヨーク近代美術館で展示されるなど、デザイン性も評価されている。