NECは4K(注1)映像のリアルタイム処理を実現するコーデックの新製品として、エンコーダ「VC-9700」並びにデコーダ「VD-9700」を2016年7月に発売します。 4K高精細映像はデータ量が多いため、映像や音声を伝送するために、より圧縮率の高いコーデックが求められます。新製品は、4K高精細映像の約500分の1までの圧縮処理に対応するとともに、約99ミリ秒という超低遅延での圧縮・伸長処理を可能にします。 また、色域や輝度の幅を拡大する技術であるBT.2020(注2)やHDR(注3)にも対応し、高画質で臨場感あふれる4K映像を実現します。 NECは、社会ソリューション事業に注力しており、新製品を提供することで、放送事業者の安全で安心な放送サービスの実現、2020年とその先を見据えた映像ソリューションの高度化に貢献していきます。 背景 日本では総務省が放送サービスの高度化を推進しており、B