宇都宮市の日光宇都宮道路・徳次郎インターチェンジの読み方が、30年以上使われた「とくじら」から「とくじろう」に変えられていたことが分かった。住民の長年親しんだ読み方は「とくじら」だが、行政上の正式名称は「とくじろう」とされている。管理者の県道路公社が「誤解を招く」と変更を決断した。 地元では長年の慣習から「とくじら」と発音する住民が多い。同インターのローマ字表記も1976年の供用開始以来「とくじら」だった。だが、宇都宮市は54年に徳次郎町のある旧・富屋村と合併した際、「とくじろう」を正しい読みと定めている。このため、県道路公社は昨年9月に看板表示を変えた。「親しまれている呼び名だし、よいのではないかとの意見もあったが、誤解を招くのもよくないので変えることにした」という。 看板の補修に合わせ、約10万円をかけ、インター出入り口や本道上の計8枚にシール状のものをはりつけた。表記を変えた