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ブックマーク / www.chem-station.com (9)

  • 炭素繊維は鉄とアルミに勝るか? 2 | Chem-Station (ケムステ)

    Tshozoです。だいぶ間があいてしまいました。とりあえず前回は炭素繊維の歴史と製造方法などを中心に概要を述べてきました。今回は出来上がったものを鉄とアルミと比較し、どういう位置づけの材料なのかをまとめてみましょう。・・・結論がだいたい予想出来ると思いますが、まぁお聞きください。 圧縮天然ガス用タンクへの炭素繊維+樹脂巻き付け風景 東レ子会社Zoltekのさらに子会社 Entec社のHPより引用(こちら) 上の炭素繊維にはこういうベトベトした熱硬化樹脂をしみこませており、 後で加熱などで固める 他の材料との特性比較一覧 全体の定性比較イメージを書いてみるとこんな感じ。Fe:鉄、Al:アルミ、GF:ガラス繊維+樹脂熱硬化後、CF:炭素繊維+樹脂熱硬化後、です。一般的な値をもとにしており、最新データは反映させていません。コストも2012年前後での値なので炭素繊維の値段も少し下がってるはずです。

  • ヤモリの足のはなし ~吸盤ではない~ | Chem-Station (ケムステ)

    ヤモリの足の概観 キモイですねー(画像出典はこちら) 以前から注目していた研究成果を展開致します Tshozoです。窓際は暑い季節になりました。 さて、ヤモリ。筆者の実家に戻ると、夜、光で明るい窓にペッタリひっつきながら昆虫類をべているのをよく目にします。今回は一つの窓で違う個体が3匹くらい居ました。 こんな感じでした 窓はガラスです。ツルツル。普通のイメージだと、吸盤かなんかで吸い付いて登ってることを想像するでしょうが、実は違います。ヤモリの足の表面には吸盤はありません。「毛」があるだけなのです。 ヤモリの足の先端部分の構造 こちらより筆者が改編して引用 → ● 上の写真のように「繊毛(Seta, 又はSetalと言うようです)」がワラワラと一杯生えており、吸盤らしき構造は全く見当たりません。さらに繊毛の先はもっと細かく、1um以下のサイズの箒が多数生えているようになっています。どうし

    at_yasu
    at_yasu 2014/08/12
    やもちゃんかわいい
  • フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある - 化学者のつぶやき -Chem-Station-

    化学者のつぶやき フラーレンの中には核反応を早くする不思議空間がある 2013/9/25 化学者のつぶやき, 論文 フラーレン, ベリリウム, 半減期, 放射性物質, 核反応, 核崩壊, 電子捕獲 コメント: 0 投稿者: Green 今まで「自分が小さくなってフラーレンの中に入ってみたらどうなるんだろうか」と考えてみたことはありますか。夢の中だけでいいので、そんな経験をしてみたい気もします。実は、フラーレンの中には、ある種の核反応まで早めてしまうほどの、不思議空間が広がっているのです[1]。 火薬の燃焼が一瞬であるのに対し、鉄クギが錆びるという現象は、同じ酸化であるにも関わらずゆっくりで、時間がかかります。化学変化では、このように反応の進むスピードがまちまちです。化学反応の進む速さは、反応の種類だけではなく、温度や触媒の有無など反応の環境によっても大きく違います。こういった反応速度が決ま

    at_yasu
    at_yasu 2013/09/25
    ほぉ
  • iPadで計算化学にチャレンジ:iSpartan | Chem-Station (ケムステ)

    計算化学という分野は、主にPC等の計算機によって分子の構造やその性質、変化等をシミュレーションする、という研究を行なっています。 昔は、計算用のPCも計算用のソフトも非常に高価であったため、専門の研究者がいなければ大学などでも購入しない、というのが一般的でした。しかし、最近では通常のPC程度でも、高分子でなければ比較的信頼性の高い様々なデータを計算によって求めることが出来るようになりました。 ごく最近、さらにその計算化学を手元のタブレットでできちゃう!?という驚愕アプリが登場しました。 それが、iSpartanです。 iSpartanってどんなアプリ? 化学研究者によく使われている分子モデリングソフトウェアspartanの機能を一部アプリに移植したものと考えればよいでしょう。 iSpartanでは、自分で分子構造を作図し、この二次元のスケッチを三次元構造に変換します。その後、配座解析を実施

  • 3Mとはどんな会社? | Chem-Station (ケムステ)

    またまた閑話休題です。今回は3M(旧Minnesota Mining Manufacturing)が公表しているプレゼンテーションをご紹介いたします。 どうも、Tshozoです。また飽きたので今回は窒素固定-2、の前に少々話題を変えて小ネタを。 今回は3Mの研究所ヘッドがNSF(詳しくはこちら)による産官学連携プログラムで発表したプレゼンをご紹介します。Post It やスコッチテープなど、ヒット商品群を継続して出す3Mがどう商品開発をしているのか? 化学者と言えども応用を考える方々なら興味があるのではと思い、取り上げることに致しました。(資料のリンクはこちら) もちろん外から見た話なので、内情はもっと違うぞ、というご意見もおありと思います。しかし、やはり何か原理原則が無いとこれだけの大規模な会社がうまくやっていけるわけがありません。その原理原則のようなものが伝えられれば幸いです。 有名な

  • 172番元素までの周期表が提案される | Chem-Station (ケムステ)

    “A suggested periodic table up to Z ≦ 172, based on Dirac-Fock calculations on atoms and ions” Pyykko, P. Phys. Chem. Chem. Phys. 2011, 13, 161. DOI: 10.1039/c0cp01575j 1869年にドミトリ・イワノヴィッチ・メンデレーエフによって作成された元素周期表は、皆さんにとってなじみ深いものでしょう。 性質の類似性にしたがって元素を並べた直観的な表は、当時未発見だった数々の元素(ガリウムやテクネチウムなど)の発見を促すなど、化学の世界をほうぼうで豊かにしてきました。 現在普及している周期表は、上図のように118番まで欄が設けられています。 2010年10月現在、存在が公式に認められているのは112番元素のコペルニシウム(Cn)まで。1

    at_yasu
    at_yasu 2010/11/19
    今の元素周期表を拡張したのか。全部出てくるのいつの話だろ・・・
  • 荒木飛呂彦のイラストがCell誌の表紙を飾る | Chem-Station (ケムステ)

    一般的な話題 荒木飛呂彦のイラストがCell誌の表紙を飾る 2007/9/8 一般的な話題, 化学者のつぶやき Cell, グラフィック, プロテアソーム, ユビキチン, 荒木飛呂彦, 表紙 コメント: 0 投稿者: cosine 生物学の米専門誌セルの表紙を「ジョジョの奇妙な冒険」などで知られる漫画家、荒木飛呂彦さんが描いた。7日付同誌に論文を出した瀬藤光利・自然科学研究機構生理学研究所准教授らの成果をイメージしたもので、日漫画が著名な学術誌の表紙を飾った。(引用:asahi.com) 化学とはやや分野が離れますが、話題性抜群なニュースが飛び込んできました。何を隠そう、筆者は大のジョジョファンなのです。 これは・・・取り上げなければならないッッ!! Cell(セル)誌は、科学系最高峰といわれるNature(ネイチャー)、Science(サイエンス)に匹敵するほどの超一流生物学専門誌で

    at_yasu
    at_yasu 2010/02/28
    アメコミみたいw
  • 科学史上最悪のスキャンダル?! "Climategate" - 化学者のつぶやき - Chem-Station

    一般的な話題 科学史上最悪のスキャンダル?! “Climategate” 2009/12/7 一般的な話題, 化学者のつぶやき, 日常から Climategate, クライメイトゲート, 二酸化炭素, 京都議定書, 国連機構変動枠組条約会議, 温暖化, COP15 投稿者: StarryNight 既に海外のメディアでは大きく取り上げられており、日でも数々のサイトで取り上げられていることなのでご存知の方も多いかと思いますが、去る11月に起きた、「Climategate事件」についてのつぶやきです。(*筆者が尊敬する科学者H.M氏より情報提供・ご協力を得ての執筆です) 長いので先に簡単にまとめると、 ・地球温暖化に関する大御所研究者のこれまでのデータとemail等が流出 ・そのデータから、研究の不正・印象操作が発覚(地球温暖化はCO2が主要因ではない&そもそも温暖化してない?!) とのこと

    at_yasu
    at_yasu 2009/12/08
    見事な不正データだった話。実際の所は、どうなんだろねぇ。
  • 顕微鏡で有機分子の形が見えた! | Chem-Station (ケムステ)

    The Chemical Structure of a Molecule Resolved by Atomic Force Microscopy. L. Gross et al. Science 2009, 325, 5944. DOI: 10.1126/science.1176210 そこら中にある分子の形が、人間の目で直接見えるようになったら――化学者が長年抱いていたこの夢が、徐々に現実のものとなりつつあります。 このほどIBMの研究者によって、ベンゼン環が5つつながった分子・ペンタセン(pentacene)の顕微鏡像が撮影されました。上図のごとく、化学結合まで鮮明に観測され、分子の形が分子模型を見るかのごとくはっきり分かります。 彼らは非接触型原子間力顕微鏡(Non-contact Atomic Force Microscopy; NC-AFM)という分析機器を用い、この画像の撮影に

    at_yasu
    at_yasu 2009/08/31
    おおーー、綺麗に撮れてる!!
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