第6回では,Linux上で標準的に使われるコンパイラ「GCC」の基本的な使い方を紹介しました。今回は,より詳しい使い方を説明します。 「第6回 LinuxでC/C++言語のコンパイルを試す」では,gccコマンドやg++コマンドによる必要最小限の手順を見てきました。これらのコマンドを含むコンパイラ・プログラムは,GCC(GNU Compiler Collection)と呼ばれます。GCCは元々,GNU C Compilerの略称だったのですが,現在ではCollectionというだけあって,C++,Objective-C,FORTRAN,Javaなどのコンパイラも含まれています。ここでは,gccコマンドをもう少し詳しく見ていきましょう。 おさらいになりますが,gccコマンドの書式は,次の通りです。 gcc [オプション] <ソースコード名> 先に紹介した-oオプションは,出力ファイル名を指定す
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