毎年1月に荒れた成人式が各地で問題となる中、加西市は例年の式典を取りやめ、立食形式で歓談する「新成人のつどい」に変えることを決めた。来年1月7日に開催。参加者同士が語り合い、酒類は提供せず持ち込みも禁止で、手荷物検査により徹底する。 【写真】加西市が2017年度に20歳を迎える対象者に送ったはがき 今年1月にあった同市の式典では、飲酒した新成人が進行を妨げるなどした。そこで、市は開催の必要性も含め、インターネット上などで新成人や市民にアンケートを実施した。 回答した164人のうち成人式を「必要」と答えたのは約6割。一方、「友達との再会や同窓会の場があればよい」と思う人が約7割に上り、「久しぶりに皆に会えるのが楽しみ」といった声もあった。 市はこれを受け、開催の在り方について新成人による実行委員会のもとで検討。西村和平市長のあいさつと「新成人の誓い」は行うものの式典にはせず、新成人が語り合う