『ダンジョン飯』(九井諒子)ロングレビュー! 闇にうごめくモンスターを……食う!? だれも見たことがないダンジョングルメ事情 ダンジョン飯ハルタロングレビュー九井諒子 2015/02/18 『ダンジョン飯』第1巻 九井諒子 KADOKAWA/エンターブレイン \620+税 (2015年1月15日発売) 黒くブヨブヨとしたモンスターのようなナマコを最初に食った人は、きっと勇者と呼ばれただろう。得体のしれない動植物、初めて降りた駅前の見知らぬ食堂……リスクを冒して食の迷宮をさすらう人は、だれもが冒険者だ。 ダンジョンの奥深くでドラゴン相手に全滅のピンチに瀕し、妹の自己犠牲によって辛くも生き延びた剣士ライオスと仲間たち。妹を救いにいこうにも、荷物は置き去りにしてきて無一文。 カネもなく、蘇生させるまでの時間の余裕もない……そうだ、食糧はダンジョンで現地調達すればいい! ファンタジーRPGの世界に